被災地「陸前高田」の、あの松の木で作った薪を、京都の五山送り火で焚き上げようと、
計画が進んでいたのに、中止になってしまった…というニュース。なんだか哀しいです。
理由は、京都市民から「燃やして放射能は心配ないのか」という質問や苦情があったから。
調査の結果、放射能の心配はないと結論が出たものの、市民を不安させることは…と、
回避されたのだそうです。
確かに汚染されたワラを食べたウシがどうの、野菜の出荷停止がどうの…。
そういうニュースを見ていれば、京都の過剰な反応を、笑ってあきれるだけの気分にはなれません。
何が正しい報道なのか、どれが正しい結論なのか、
ウソてんこ盛り、隠し事ヤマほどの政府のお話も東電のお話も、信用できないんですから。
先日「ヒバクシャからの手紙」を紹介する番組がありました。
その中で「誤解」や「いじめ」の経験を綴った手紙が読み上げられました。
以前から、被爆者の差別はずーっと問題視されています。
当時の被爆者は、今よりもっとひどい、たいへんな差別を受けました。
それは「無知」から来るものが多かったわけです。
手紙には「被爆者は『ぽっくりさん』と呼ばれ、息をすると口から毒を吐く。その毒にあたると死ぬ、といわれた。
若い女性ばかり数人が、その差別に耐えかねて、集団で九州に渡っていった」と。
もちろん、ご本人も「ぽっくりさん」と言われ、その後の就職も「被爆」を隠し、バレればすぐクビ…。
それを何度も繰り返したそうです。ぽっくりさんというのは、ヤケドが治って助かったと思ったのに、
ある日ぽっくりいくから…。つまり放射能による見えない病気ですね。
またある女性は、無事生き延び、結婚し、子供をもうけた…のちに取材を受けたところ、
ある記者が「よく子供を産みましたね」といったのだそうです。とても傷ついたと。
原発の事故の直後、福島から避難した子供が学校でいじめにあった…というニュースがありました。
この「松」の一件も重ねてみれば、ちーっともかわっていないってことなんでしょうか。
ほんとに情けないし哀しいです。
戦争のときは、原爆が何であるかも人々はしらされず、普通の爆撃による怪我ではなくて、
「ある日突然血を吐いて死ぬ」とか「ヤケドがなおっても髪がどんどん抜けて弱っていく」とか…。
「正しい知識と、正しい報道」がないから、わけのわからない病気を振りまかれた、だからうつる…
そういう無知から来る誤解はたくさんあったと思います。
今、私たちは「核」がなんであるか、放射能がなぜ恐ろしいか、ある程度は知っています。
今度はその「ある程度」が、妄想の元となる…。
言ってる私だって、松の薪もやしたくらいで放射能が大量に飛散するなんてことはないだろうに、
とは思っても、ゼッタイ?と聞かれたら、ハイと即答はできません。
それはなにより、政府、とか「公」の立場で言っている人たちのことが信じられないからです。
一時やたら「原子力」などの専門家が出てきて「コレくらいは大丈夫」とか「これが危険です」とか
「この程度なら心配ありません」とか、いろいろ言いました。でも今度はいろいろ情報がありすぎて
「どれがほんとだ?」になってしまう。
何を信じていいのかわからない今、自分の身は自分で守れ、になり、
だったら怪しげなものは全部カット、という極端な選択をする人も出て当たり前だと思います。
国民全部が「学者」のように、放射能のことを深く理解することは難しいです。
だからこそ、政府、という一番国民のためを考える機関の情報が正しくなければいけない、
「この情報は信頼できる」というものがなければいけない、それがないから今度のようなことが起きるわけです。
波に飲まれ、家につぶされ、無残な、そして突然の命の終りを迎えた万を越す人たち、
五山の送り火で、その御霊安らかにと願うことが、こんなカタチでニュースになってしまう…。
日本は今、そういう国だということを、もう一度考えてみなければと思います。
どこまでも続いている。外国で起きた
津波が到達したり、黄砂が飛んだり
しているんですから、神経質になったら
食べる物が無くなりますね。
助け合いの心はあるけれど、我が身を
守る事が一番になるものなんですね。
チェルノブイリと福島は方式が違いますし、片や原子炉爆発、片や水素爆発です。
チェルノブイリでは被曝による死者が出ていますが、福島では作業中の過労死だけです。
また、大気圏内で盛んに核実験が行われていた頃の方が、大気中の放射線量は多かったのです。
中国などは旧東トルキスタンの地で40数回に及ぶ核実験を行い、その放射性物質は
黄砂に混じって日本列島に運ばれて来ています。だけど、マスコミはあまり騒ぎません。
今こそ正しい情報・冷静な分析が必要だと思うのですが、マスコミが誤った情報を
垂れ流しているように思えてなりません。被災地の木材を燃やしたからって、放射線が
飛び散る?人体に害が出るほど?自然界にだって放射線は存在します。騒ぎすぎですね。
なんだか腹立たしくて政治色の強いカキコミになっちゃったかな?失礼しましたm(__)m
「もんぺ」が韓国最新ファッショントレンドに
http://www.chosunonline.com/news/20110807000009
「もんぺ」って、まんま日本語なんですが、気が付いてないんでしょうねf^_^;
中止した京都の側も陸前高田の人たちも双方が傷ついたのではないでしょうか。
その理由も市民からの心配の声がーーというなんだかはっきりしないもので本当は誰のどういう考えが反映されたものなのかと訝ります。
こうした心理的な差別をなくしていくことは本当に難しいと思うのですが誰もが政府の発表を信じていないことが大きいのでしょうねえ~~
それにマスコミのあり方もどうなんだろう。。
本当にこの度のことはイロイロな事を考えさせられました。
実際には、世界中からいろんなものも飛んできているだろうし、
最近の添加物や農薬など考えたら、ほんとに安全かどうか…。
安全ってなんだう、守るにはどうしたらいいんだろう、
そんなことを思いました。
きちんとした正確な知識や情報を得たうえで、考えなければならないと思います。
昔から、噂話で銀行がつぶれたり、病気が誤解されたり、
いろんなことがありました。
冷静に、と思うのですが、今回のことも京都市民といったって、
何千人もの人がいっせいに拒否したわけではありません。
企画する側がこういうことも想定して、情報を収集しておけば
こんな哀しい行き違いはなかったと思います。
そのためにも、おっしゃるとおりの
信頼できる指針が必要だと思います。
ほんとになんか偏るんですよね。
父なんかも、んなこといったって、風は毎日吹いてくる。
ここらへんだって、ほんとはいろいろ飛んできてるだろうに…と。
かつて東海村の「臨界」で、なくなられた方がいましたが、
無防備で汚染水をバケツで運ぶなどという、信じられないことがあったわけです。
いかに「核」に対して無知であったか…です。
知っている人が、きちんと安全も危険も長所も短所も、常時、正確に、
発信していくべきだと思います。
京都の人たちだって、ほんの一握りどころか、ひとつまみの人の質問や苦情だったわけです。
それを今度は「だから市民に安心を」とやったら、
京都ってとこは…京都の人は…なんて今言われてます。
風評て、こうやって生まれるんですよね。
落ち着いて、冷静に、情報と受信を確実に、と思うんですけどねぇ。
もんぺの記事、ありがとうございます。
おもしろいものですねぇ、要するにウエストゴムパンツってだけだと思いますが。
あたらでは今までなかったのでしょうか。
あれは現代版もんぺですね。
昔々のもんぺだったら、ここまでウケませんね。
日本人だって、めんどくさーいでしょうし。
私は昔のもんぺの方がもっとラクで好きですけど。
そうなんです。
結局、ほんの少しの人たちからのそういう意見で、
それならと調べた放射能は検出されなかった…
それなのに「やはり不安にさせないように」と、中止にした。
このことを企画した段階で、読みが甘いと思います。
マスコミもねぇ…まぁ今回に限ったことではありませんが、
何かと「視聴者のために」といいながら、その実こちらを
振り回すようなところ、ありますからねぇ。
いろんなこと、私もほんとに考えさせられました。
京都も、京都の人も、私まだまだ好きどすぅ…。