ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

七夕のカンタン薬玉

2011-07-05 00:57:02 | つれづれ

 

毎年やることが遅くて…。おまけに折り紙の箱をあけたら、去年濃い色はみんな使っちゃって

残っているのはほとんど「柄物、パステルカラー」ばっかし。全体に淡あわぼんやりの飾りになってしまいました。

 

今回は「折らなくてもできる薬玉」です。単純作業ですが、ちと手間がかかります。

パーツをいっぱい折らなくてもいいのだけが取りえ??でしょうか。

 

まず折り紙はいろんな色でも、一色、あるいは同じ系統、何でもいいです。

枚数はできれば10枚以上が望ましいです。

今回折り紙がたりなくなって8枚でつくったので、ちょっと貧弱なんです。お許しください。

それと、ギザギザのカットにするので、最近はやりの「そういうハサミ」もしくはピンキングバサミがあるといいです。

ない場合はまっすぐのラインでもいいのですが、ちと寂しくなります。

 

まず、折り紙を何枚か重ねます。あまり厚みが出ると、ハサミで切りにくいのでその辺は適宜です。

私は3枚重ねでやりました。四角くなる方向へ2回折って、折線の跡をつけて開いたら、

一番上の紙だけに、コンパスでちょうど入る円を描いておきます。見えづらくてすみません。

(すみません、円を描くの忘れて切り込みいれて、あとからコンパスで描いてます。円を描くのを先にしてください)

 

ここからハサミを入れていきますが、ズレやすいのでしっかり持ちながら切ります。

まず、折線の跡どおりに4箇所、中心に向かって切れ目を入れますが、

このとき、中心から5ミリくらいのところまででとめます。つまりバラバラにしないわけです。

 

このあと、コンパスの線どおりにギザバサミでカットします。

こんな感じのものができます。切ったら裏の中心に「補強」のためセロテープを1センチくらいにカットして貼ります。

 

次は4枚の花びらみたいな部分を、それぞれ糊付けして巻くのですが、

このとき、できるだけ円錐に近い形、つまり中心が細くなるように巻いて、はじっこをボンドをつけてとめます。

○と×をつけてみましたが、形の違い、わかりますよね。十文字の形になるように仕上げます。

 

こうなりました。真ん中の裏にセロテープが貼ってあります。これで糸を通しても破れません。

 

綴じ付ける糸は2本取りで、玉結びをしたら切り落とした折り紙から、小さく四角に切ってたたんだものを作り、

これを通して、糸が抜けないように「止め」にします。

 

「十文字」のパーツを一個ずつ、中心に針を通して重ねていきます。

裏表はどちらでもいいのですが、重ねていくとき角度を変えて重ねます。

こんな感じ。自然とこうなります。同じ色が重ならないようにしてください。

 

全部糸が通ったら、上も「止め」のための小さい紙を通します。

 

つなげただけだとこんな感じ。

 

ここからがちと厄介です。形や向きを整えながら、「球体」になるようにできるだけ糸を引き絞って、

上も玉結びで止めます。どうしてもゆるみやすいので、誰かに手を添えてもらうとやりやすいです。

糸を長めに切って、つるすための糸にします。これで出来上がりです。

今回紙が少ないので貧弱ですが、枚数使えば、もっと隙間なくきれいです。

 

ふさをつけるときは房のテッペンに糸を通して、下からさして上まで通して結び付けます。

細かい単純作業は多いのですが、パーツを36枚折る…といった今までの薬玉よりはカンタンです。

 

今年は、色目がハッキリしないし、薬玉をいろいろ作る時間がなかったので

かわりに短冊にちっとこってみました。毎年息子の夏越えがんばれとか、みんなの健康祈願とかを書くのですが、

今年は真っ先に「震災・津波」を思いましたので、こんなことを書きました。

 

          

 

というわけで、今年はまたまたいつにもまして遅れましたが、一夜飾りだけは免れました。

天気予報は、夕立はあるかもですが、一応ずっと曇り…さっそくかざろうとしたら

なんと昨日は朝から強風が…せっかくのお飾りがちぎれて飛ぶので、玄関内でのデビゥ…残念!

 


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昔の娯楽柄 | トップ | 今日もドタバタです。 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とんぼ)
2011-07-06 18:57:04
akkomam様

かなり大きくなりますので、少しサイズの小さい折り紙の方が、
お部屋に飾るにはよろしいかと思います。
これは母が教えてくれたものでして、
あのころはピンキングバサミなんてありませんでしたから、
母はせっせと一目ずつハサミで切ってくれました。不揃いでしたけどね。
気の短い人だったんですけどねぇ。よくしてくれたと思います。
返信する
Unknown (とんぼ)
2011-07-06 18:54:19
惠様

子供が大きくなると、ついつい忘れがちなんですが、
母が季節の移ろいを大切にする人でしたので、やらないと上のほうから
しかられそうで…。
自己満足みたいなものです。
返信する
Unknown (とんぼ)
2011-07-06 18:51:28
陽花様

今年は手抜きなんです。
いつも前もって折り紙の箱など見ておくのですが、
今年はぼーっとして忘れてました。
ゴーヤがあってちょっとせせこましく飾ってますが、
なんかあぁもう夏だになぁと、そんな気になります。
返信する
きれい~ (akkomam)
2011-07-06 07:02:18
こんなふうにして作るのですね、
私も作りましょう、でも、七夕には
間に合わなくてもかまわないので、
夏の部屋飾りに工夫してみますね。

色の組み合わせで爽やかにも、
モダンにもなって、楽しそう~。
返信する
七夕 ()
2011-07-06 00:08:44
10年ほど前まではしていたものの
こちらに引越してきてからは
七夕飾りをしなくなり・・・

ここ最近は行事という名のものが
我が家からだんだん遠のいて行っています。

こんな事ではいかんですね。
返信する
Unknown (陽花)
2011-07-05 21:13:04
毎年まめに七夕飾りをされ、今年も
綺麗に飾り付けされましたね。
薬玉ってそんな風に作るんですね。
手間の掛かるものなんですね~
返信する

コメントを投稿

つれづれ」カテゴリの最新記事