犬派？猫派？

私はどっちも大好き派。
まぁ猫というのは「孤高」なんてことを言いまして、
ヒトに媚びないところがいいところ、なんていってますが、
慣れると摺り寄ってきたり、ご飯ねだったり、しますよねぇ。

昨日の写真は「かわいい」とお褒めいただいて、
私もしばし昔のことなど思い出していました。
ついでのことに、と出したトップ写真は、私がチビのころに、
ジサマが飼っていたワンコ。
犬をもらってくれといわれて、犬好きのジサマ（当時は青年！）が
とんでいったところ、このコがいたのだそうです。
それが、その人はブリーダーではなかったのですが、
コッカーの仔犬を売っていたところ、このコだけが、
コッカーにしては鼻先が長い…と「美的標準から外れた」ため買い手がない、
とのことだったそうで。だから「もらってくれ」だったんですね。
ジサマは一目で気に入って連れ帰ったわけです。
名前は「ミッキー」といいました。とてもりこうなコで、
玄関から新聞を取ってくるのがお仕事、英字ビスケット大好きな男の子でした。
確かに「アメリカンコッカー」とかいう写真を見ると、
ミッキーよりは鼻が少しつぶれて見えますが、私はミッキーのほうがかわいいと
いまだに思っています。ちなみにきれいなキャラメル色のコでした。

さて、着物の柄では、犬柄より猫柄のほうが圧倒的に多く、
犬柄はまただいたいが「狆」か「仔犬」という感じで少ないです。
その少ないワンコ柄、過去の写真から探してみました。

こちらは留袖、犬好きのヒトの特注だったのでしょうねぇ。
共八掛までワンコでした。もちろん犬好きのヒトのところへお嫁入りしました。


　　　　　　　　　　
　

こちらは、羽裏、かわいいのかかわいくないのか、微妙なのが
着物の仔犬柄の特徴でもあります。


　　　　　


ころんころんしていればかわいく見える…のかなぁ。
そしてこちらは「なんだかなぁシリーズ」で出したワンコ。
これはもぉ見るたび悪いけどぉと言いながら笑っちゃいます。
日本人にとって、犬も猫や馬などと同様に身近な動物だったと思うんですが、
なんか「上手に描けてるなぁ」というのに、なかなかあたりません。
馬の柄なんかはとにかくリアルで、ステキなのがいっぱいあるのにねぇ。
ちなみに「なんだかなー」の記事はこちら。

　　　　　　　　　　


着物の柄で、たとえば留袖や訪問着クラスですと、
動物といえば鶴、亀、鳳凰、オシドリなど、
そして普段のものになると、羽裏や帯などにイヌ・ネコ、鶏、雀、馬、牛…、
やっぱり身近なものになりますよね。
時代がかわって、今はイヌもネコもいろいろな種類がいるのですから、
コメントでもいただきましたけど「ダルメシアンの帯」なんていいですよね。
プレーリードッグのならんだ訪問着とか、カメレオンの帯とか…、
あれっ？なんか怪しくなってきましたかね？
あっ浴衣で「エリマキトカゲ」ってのが、でてましたよ。デッドストック品って。

今日は以前の写真のオンパレードになりました。
使いついでに現代風のワンちゃん帯、こんなのもありました。
お嫁入りしまして、確か黒地がまだのこってたかなぁ。
チワワちゃんもいますよー。


　　　　　　


ついでのついでに私物の帯揚げ、お誕生日にいただきました。
まだ一度もつかってませーん。


　　　　　　　　


はい、本日は過去写真の羅列で書かせていただきました。
我が家の近くはイヌの散歩コースでして、毎日ろいろなワンちゃんが通ります。
でも、今日はものすごい土砂降りの雨でして、さすがに常連さんもお休みでした。
それでも、ああして毎日お散歩に連れて歩いてもらえるのは、
シアワセですよね。シアワセなワンちゃんが増えますように…。