いやはや、とんでもない話題をふってしまったと…反省しております。
まず…いろいろコメントをいただきまして、ありがとうございました。
私、ミスコンにはまったく興味がありませんので、ただもう
「ひとつのビックリ仰天衣装」としてみていたわけです。
もちろん、それが世界へ向けて配信されるということへの情けなさは
もぉ涙あふれんばかりにあります。
ただ、ああいったものはある種「特殊な世界」といいますか、そういうもので、
わかる人はわかるだろ、というような「一般良識」の存在というものを、
勝手に潜在的に持っておりまして…コレもまたたいへん無責任なのですが…。
改めて、深く考えずに書いてしまったことを反省しております。
皆様それぞれに思いはいろいろおありになるかと思いますが、
ある特定の国や個人について書かれていたことについては、
正直お返事に困る部分があります。
コメントというのは、ご自分の思いを書いていただくところですから、
私と違うご意見でも、一向にかまわないのですが、
それをお読みになる方が、私のほかにいらっしゃることを思いますと、
やはり「特定」というのは、慎重にご高察の上、お書きいただきたいと思います。
あの日本チームのマネージャー…、
私の不勉強で、私はそういうシステムすら知らなかったのですが、
とりあえず、ちらっとご本人のお話部分の載っているところを探してみてみました。
たった数行の文章でひととなりを判断するのは難しいのですが、
私、問題はその人よりも、結局それに対して「NO」といえないところに
あると思います。いや、それとてもカンタンなことではなくて、
「国際的」なイベントであり、その中の大きな組織の中で、
「NO」といったことで、自分の人生がかわってしまうことだってあるわけですから。
更に思ったのは、実はNOという気持ちはない…、つまりデザイナーも
ほかに関わるスタッフもその方向にある、ということも考えられるよなぁと…。
実は、反響がありましたので(アクセス数もふえてました)、
こりゃ私、不勉強だわ、と思ってあちこち見てみたのですが、
まず意外と騒いでいないということ、所詮その程度の話題ってことでしょうか。
そして「アニメならいいけど現物にしてみるとイメージが違う」…。
アニメ?とここまできて「あぁそうか」と気がつきました。
あの衣装を見たとき、こんな奇抜なのに、なんかどっかで見たことがある…
そんな感覚がありました。あれって、今のゲームとかアニメに出てくる
「闘士」とでも言うのでしょうか、ありますよね、
やたらテレビで流れている「戦国ナントカ」とか「ナニナニ伝」とかのゲーム…。
あれに出てくる美男美女は、あんなカッコしてますよね。
あれのイメージだったんですね。
それで「あぁこれをデザイした人は、あれがカッコいいと思う年代、感性なのだ」
と、そんな風に感じました。いやこれまた勝手な想像ではありますが。
たった一枚の「仰天衣装」から、私はいろんなことを学びました。
ミスコンについてとか、競争心だとか、
親に泣かれようとも自分の信じることを教えるとか、
それを受け入れていくとか…。
それぞれに、その世界では自分の信じるところをすすんでいるわけです。
これを「着物を好きな人間」の立場で考えたら、そういうことよりもなによりも、
日本の民族衣装、というところで、あれが出てくるということ、
そこまで着物はわからなくなっている、という現実です。
昨今の「ゆかたと単」についてもそうですが、
着物離れが加速度的に進み、着物を伝える人が激減し…
そんな中で、作り手は作り手なりに、売り手は売り手なりに、
食べていかなきゃならないのですから、
不本意と思えることもやらなきゃならなかったり、
また財力のあるところは海外にポーンと飛んだり…、
さまざまな方法で着物を生かそうとしてきたわけです。
(そのことのよしあしなどについては今はこっちへおいといて、です)
そしてなにより「着物を着る側」が、洋装になれてそれを捨てたこと…。
その結果が今の日本の着物事情、というわけです。
度肝を抜くような衣装は、結局はまわりまわって、この国の呉服事情を
別の形であらわしていたのではないかと…そんな気がしました。
だからといって、私ごときは先日書いたごとく「ごまめのはぎしり」で、
声高に叫んでも、山のふもとでてっぺんにむかって
どなっているようなものではあります。
それでも私のようなただの着物好きおばさんの話を、
聞いてくださる方にむけて、着物ってたのしいもんです、すてきなもんです、
と、伝えていくことをやめないでいこうと思っております。
とまぁ、こんなことをあれこれ考えまし。
たくさんのご意見、本当にありがとうございました。
とんぼ的には、まだまだ着物本来の輝きや魅力の理解者は、
ちゃんといらっしゃる…と感じてうれしくも楽しくも思った次第です。
なお、たくさんのコメントに対するお返事ですが、
この一文が私の気持ちである、ということで一つ一つのお返事は、
どうぞご勘弁ください。
記事の削除はカンタンなことではありますが、
こういうこともまた「着物」についてのいろいろなことを考えていくのに
必要ではないかと思い、浅慮の証を恥ずかしながら、
このまま残しておくことといたします。
よろしかったら、また今日から、
とんぼと一緒に着物本来の美しさや楽しさを追いかけて、
ふわりふわりと飛んでください。
まず…いろいろコメントをいただきまして、ありがとうございました。
私、ミスコンにはまったく興味がありませんので、ただもう
「ひとつのビックリ仰天衣装」としてみていたわけです。
もちろん、それが世界へ向けて配信されるということへの情けなさは
もぉ涙あふれんばかりにあります。
ただ、ああいったものはある種「特殊な世界」といいますか、そういうもので、
わかる人はわかるだろ、というような「一般良識」の存在というものを、
勝手に潜在的に持っておりまして…コレもまたたいへん無責任なのですが…。
改めて、深く考えずに書いてしまったことを反省しております。
皆様それぞれに思いはいろいろおありになるかと思いますが、
ある特定の国や個人について書かれていたことについては、
正直お返事に困る部分があります。
コメントというのは、ご自分の思いを書いていただくところですから、
私と違うご意見でも、一向にかまわないのですが、
それをお読みになる方が、私のほかにいらっしゃることを思いますと、
やはり「特定」というのは、慎重にご高察の上、お書きいただきたいと思います。
あの日本チームのマネージャー…、
私の不勉強で、私はそういうシステムすら知らなかったのですが、
とりあえず、ちらっとご本人のお話部分の載っているところを探してみてみました。
たった数行の文章でひととなりを判断するのは難しいのですが、
私、問題はその人よりも、結局それに対して「NO」といえないところに
あると思います。いや、それとてもカンタンなことではなくて、
「国際的」なイベントであり、その中の大きな組織の中で、
「NO」といったことで、自分の人生がかわってしまうことだってあるわけですから。
更に思ったのは、実はNOという気持ちはない…、つまりデザイナーも
ほかに関わるスタッフもその方向にある、ということも考えられるよなぁと…。
実は、反響がありましたので(アクセス数もふえてました)、
こりゃ私、不勉強だわ、と思ってあちこち見てみたのですが、
まず意外と騒いでいないということ、所詮その程度の話題ってことでしょうか。
そして「アニメならいいけど現物にしてみるとイメージが違う」…。
アニメ?とここまできて「あぁそうか」と気がつきました。
あの衣装を見たとき、こんな奇抜なのに、なんかどっかで見たことがある…
そんな感覚がありました。あれって、今のゲームとかアニメに出てくる
「闘士」とでも言うのでしょうか、ありますよね、
やたらテレビで流れている「戦国ナントカ」とか「ナニナニ伝」とかのゲーム…。
あれに出てくる美男美女は、あんなカッコしてますよね。
あれのイメージだったんですね。
それで「あぁこれをデザイした人は、あれがカッコいいと思う年代、感性なのだ」
と、そんな風に感じました。いやこれまた勝手な想像ではありますが。
たった一枚の「仰天衣装」から、私はいろんなことを学びました。
ミスコンについてとか、競争心だとか、
親に泣かれようとも自分の信じることを教えるとか、
それを受け入れていくとか…。
それぞれに、その世界では自分の信じるところをすすんでいるわけです。
これを「着物を好きな人間」の立場で考えたら、そういうことよりもなによりも、
日本の民族衣装、というところで、あれが出てくるということ、
そこまで着物はわからなくなっている、という現実です。
昨今の「ゆかたと単」についてもそうですが、
着物離れが加速度的に進み、着物を伝える人が激減し…
そんな中で、作り手は作り手なりに、売り手は売り手なりに、
食べていかなきゃならないのですから、
不本意と思えることもやらなきゃならなかったり、
また財力のあるところは海外にポーンと飛んだり…、
さまざまな方法で着物を生かそうとしてきたわけです。
(そのことのよしあしなどについては今はこっちへおいといて、です)
そしてなにより「着物を着る側」が、洋装になれてそれを捨てたこと…。
その結果が今の日本の着物事情、というわけです。
度肝を抜くような衣装は、結局はまわりまわって、この国の呉服事情を
別の形であらわしていたのではないかと…そんな気がしました。
だからといって、私ごときは先日書いたごとく「ごまめのはぎしり」で、
声高に叫んでも、山のふもとでてっぺんにむかって
どなっているようなものではあります。
それでも私のようなただの着物好きおばさんの話を、
聞いてくださる方にむけて、着物ってたのしいもんです、すてきなもんです、
と、伝えていくことをやめないでいこうと思っております。
とまぁ、こんなことをあれこれ考えまし。
たくさんのご意見、本当にありがとうございました。
とんぼ的には、まだまだ着物本来の輝きや魅力の理解者は、
ちゃんといらっしゃる…と感じてうれしくも楽しくも思った次第です。
なお、たくさんのコメントに対するお返事ですが、
この一文が私の気持ちである、ということで一つ一つのお返事は、
どうぞご勘弁ください。
記事の削除はカンタンなことではありますが、
こういうこともまた「着物」についてのいろいろなことを考えていくのに
必要ではないかと思い、浅慮の証を恥ずかしながら、
このまま残しておくことといたします。
よろしかったら、また今日から、
とんぼと一緒に着物本来の美しさや楽しさを追いかけて、
ふわりふわりと飛んでください。
どうぞ、コメントは削除していただければと思います。
特定の国、個人への「悪意」から書いたものではございません。ただあの路線の衣装に、どうしても、受け入れられないものがありました。
ああいうものが発信されることで、「外国に誤った日本が伝わること」「よその国の人間に日本のことはわからない」という、
2つの偏見が強まることを、個人的にとても恐れております。
ご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ございませんでした。
これからも、時々おじゃまさせていただきます。
本当に申し訳ございませんでした。
いえいえ、話題を無責任におもしろおかしく
振った私の責任です。
実際「そうだよね」と思うところも、
私もありましたし、悪意あってのことなどとは、
思っておりません。
ご心配なさるふたつの部分は、私も全く同じです。
とりあえず、お申し出いただきましたので、
削除だけはさせていただきますが、
これからもどうぞ、おいでくださって、
コメントをよろしくお願いいたします。
かきかけの「ゆかたと単」…
またアップの予定ですので…。
私の手に届くお値段の着物ではありませんでしたが、きちんとしたものを扱っているし、スタッフの方も本当に「見るだけ」のお客でも丁寧に対応してくださる、今どき希な存在だと思ってました。
それなのにいくらどんな理由があろうと、このコスチューム(これは着物ではない!)に荷担するようなことが残念でなりません。(T.T)
これは逆に老舗呉服店のイメージダウン、信用ダウンにちながるのではないか? とさえ懸念しています。
このコスチュームの話題、mixi内では結構話題になってますよ。
だいじょうぶ。とんぼさんと同じ想いの方、沢山いらっしゃいますから・・・
物事を起こすと賛否両論が必ず出ます。
健全な証拠。
今回は非難ばかりでしたが、賛成の意見をお持ちの方もいらっしゃるはず。
夢や空想の世界では立派な衣装だったのかも。
ただ現実の世界では堪忍して欲しいのは間違いないのは事実です。
今回の着物もどき衣装で、世界がどんな反応を
するのか興味がありますね。
あなたは間違っていない!!
こと和服になると形、着方に「~ねばならない」って意識が
強く出てしまって…ご迷惑おかけしてしまいました。(礼)
早朝に初代団十郎が作った歌舞伎の「荒事」の講義を見ました。
「暫」を題材にしてありました。もともと人形浄瑠璃(人ではないもの)を人間に転用したため
衣装や所作が非実用的で派手なものに変遷していくのがよくわかりました。現代に伝わる主人公の奇抜な衣装は息子さんの二代目からのアイデァだそうです。歌舞伎だとよくて、今回はなにがいけないのか、ヒントはないかと思っています。
単衣とゆかたのお話、たのしみにしています^^
どうせなら、「初音ミク」風に、思い切ってやって欲しかったかも!?
帯はきちんと締めたら、面白そうですね。
日本の文化を担う、国民みんなの代表、としての要素や、視点が感じられないのが一番残念なことです。
技術も実績もあるスタッフだと思うんですけれどね。
あのデザイナーズブランドの店長のブログに、すごい数の批判コメが殺到してますね;;
それに対するデザイナーさんの手記が載せられてました。
到底納得できない内容で、思わずわたしもコメント書きなぐっちゃいました・・・。
大人げないなあ、とは思いますが・・・。
着物を実際に着ない人なんだってことは判りましたよ。
着物関係の方々にはかなりのマイナスイメージになってしまったようです・・・。
わたしももとじさんの帯があんな風に使われたことが残念です・・・。
ありがとうございます。
別のところで読んだのですが、うそかほんとかあの発表の10分前まで、帯職人さんにはデザインを
内緒にされてたとか。
みたら引き上げられると思ってた?
その時点でマケーですね。