一つ身、それにしても渋いちりめんですね。シボもざらざらです。
ご覧のように、生地がたりなくてのパッチワークです。
パッと見ると、袖の部分と前だけ茶色地が入っているように見えますが…。
実はこの一つ身は「5種類」の縮緬が使われています。
まずメインの紺地、赤い色が入っているので子供用にも使ったのでしょうね。
よく見る「笹の葉」柄、白いポツポツは「染疋田」です。
二番目、袖と前の部分の薄茶地部分、特大の水仙に、小さな白菊。
三番目と四番目は、こちら「衿」部分、細いけれど、これでもちりめん。
うまく色が出ていませんが、とても濃い紫地と下は白地。
トップ写真を見るとわかるのですが、これだけ種類が違っても、
着せたときには、衿は左右同じ「白い地」がでるようになっています。細かい~。
最後はこれだけなんですけど、これでも「1種類」です、ひも部分。
普通はここに幅広の長い紐がつくのですが、その生地が無かったのでしょう、
「輪」にしたちりめん、ここにきっと別のひもを通したのでしょうね。
パッチワークは内側もです。
衿の部分なんかは、幅がなかったのでしょう、裏をつけて幅を助けてます。
そして、こんなにたーっぷりのふき綿入りの裾、
でも身頃はペタンコなので、入っていないのかと思ってちょっと開いてみたら、
ちゃーんと薄く全体に真綿が広げられていました。親心やなぁ…。
これは当初、紺地の部分のちりめんがメインで入手したのですが、
届いて、この衿のツギツギや、紐の輪っかをみていたら、
なんだか解く気になれなくて、ずっとこのままなんです。
これだけのものを作る気持ちと手、がスゴイなぁと思うわけです。
元々着物はどこまでいっても「長方形」だから、たとえ幅が10センチもなくても、
こうして別のものに再生できるわけですよね。和裁って合理的ですよね。
これはしばらく眺めていようと思います。
もう着られないわけではないけれど、イマドキ小さい子にこれを着せることは、
ないでしょうねぇ…いいもんですけどねぇ…。
さて、本日の空です。すんごい「自然のプリーツ!」
夕焼けのちょっと前…少し時間がたっていってみたら、
もう影もカタチもなくなっていました。
ご覧のように、生地がたりなくてのパッチワークです。
パッと見ると、袖の部分と前だけ茶色地が入っているように見えますが…。
実はこの一つ身は「5種類」の縮緬が使われています。
まずメインの紺地、赤い色が入っているので子供用にも使ったのでしょうね。
よく見る「笹の葉」柄、白いポツポツは「染疋田」です。
二番目、袖と前の部分の薄茶地部分、特大の水仙に、小さな白菊。
三番目と四番目は、こちら「衿」部分、細いけれど、これでもちりめん。
うまく色が出ていませんが、とても濃い紫地と下は白地。
トップ写真を見るとわかるのですが、これだけ種類が違っても、
着せたときには、衿は左右同じ「白い地」がでるようになっています。細かい~。
最後はこれだけなんですけど、これでも「1種類」です、ひも部分。
普通はここに幅広の長い紐がつくのですが、その生地が無かったのでしょう、
「輪」にしたちりめん、ここにきっと別のひもを通したのでしょうね。
パッチワークは内側もです。
衿の部分なんかは、幅がなかったのでしょう、裏をつけて幅を助けてます。
そして、こんなにたーっぷりのふき綿入りの裾、
でも身頃はペタンコなので、入っていないのかと思ってちょっと開いてみたら、
ちゃーんと薄く全体に真綿が広げられていました。親心やなぁ…。
これは当初、紺地の部分のちりめんがメインで入手したのですが、
届いて、この衿のツギツギや、紐の輪っかをみていたら、
なんだか解く気になれなくて、ずっとこのままなんです。
これだけのものを作る気持ちと手、がスゴイなぁと思うわけです。
元々着物はどこまでいっても「長方形」だから、たとえ幅が10センチもなくても、
こうして別のものに再生できるわけですよね。和裁って合理的ですよね。
これはしばらく眺めていようと思います。
もう着られないわけではないけれど、イマドキ小さい子にこれを着せることは、
ないでしょうねぇ…いいもんですけどねぇ…。
さて、本日の空です。すんごい「自然のプリーツ!」
夕焼けのちょっと前…少し時間がたっていってみたら、
もう影もカタチもなくなっていました。
パッチワークしているとは思えませんでした。
こういう細かい手仕事をみると、お金を出したら何でも手に入る今の時代と大違いだと思います。
着物としてのらしさがある…孫へのおばぁちゃんの手仕事でしょうか。
思いが伝わって来ました。こういったのを見ると、どこかの有名ブランド子供服が負けますね。
今の「おばぁちゃん」たちでこんな手仕事できる方は何人かしら…。
できない筆頭の自分です^^;
ほんとに、フシギな組み合わせです。
とてもいい感じですよね。
最近はなんでも「安い」を売りにしていますが
「てをかける」ことの大切さ、
薄れている気がしますね。
子供のものは、とくに小さいから、
着物でも洋服でも、すぐできるんですけどねぇ。
おばあちゃん作、かもしれませんね。
夜なべ仕事で縫ったのでしょうか、
小さな生地をつなぎながら、
着せてみたときの姿など、思い浮かべていたのかも。
作るのも楽しいんですけどねぇ。