トップ写真は「ショールを美しくかけるには」…のページ。
お話は広範になります。
この本には「二部式着物」の作り方がありました。
帯を締めるタイプの二部式です。つまり「いかにもおはしょりして着てます」着物。
「尺寸」で書いてあるところが時代ですねぇ。
これを作ったら、こう着ます、の写真。下をまきつけて、上を着て、伊達締め。
帯は説明に「細いのをちょこんと締める」…細いのって言うのは、実際幅が狭いものでもですが、
要は半幅など、気軽に締められるもの、ですね。
もうひとつは最初から、揚げを作ってしまうタイプ。
中につけるものが「紐」ではなく、インサイドベルトってところが「スタイル」のスタイルですね。
これ、今なら「コーリンベルト」で一発ですね。
このタイプは、前を重ねてしまうので、実際に着物を着たときと違うのは、
右脇のおはしょりがスッキリ…というより、揚げしているのが見えるわけです。
場所的に一番わからないところですから、気にしなくても大丈夫ですが、
おはしょりの揚げの縫い目が表からわかると、ちとダサイですから、そのあたり注意。
丈が中途半端に合わなくて着られない着物をこういうのにして、普段にジャカジャカ、いいですね。
さて、もうひとつのお話、ショール。
トップ写真では、まず長さのことを言っています。
更に前で重ねるとき、同じ長さにしないで、片方を少し長くする、とあります。
写真をもう一回出します。ショールの長さって、身長によるのですが、
羽織丈との兼ね合いもありますよね。
左の写真、真後ろから撮ってないのでわかりづらいですが、後ろがちょっと斜めになるようにかける
それがコツだと、書いてあります。こまかいなぁ。
「かっこいい掛け方」?の後ろ衿部分の掛け方。オシャレショールは、衿を包みます…とあります。
そう、ほんとは一番「布を被せたい寒いところ」を出す…ぎりぎり被せるのは衿まで…。
これが私は好きなんです。かっこつけてぇ…。
私は、寒いのはキライですが、せっかくステキな着物を着ているのに、
首からアゴまでうずまるようにして、ショールにくるまっているのを見ると、
なんだかもったいない気がします。
母は「オシャレするなら、ガマンも必要」と言ってました。
私の成人式のとき、お祝いに、と、当時流行りだした「真っ白モコモコショール」をもらいました。
母は、それをくれた親戚に挨拶にもいくし、仕方ないから持っていけ、と言いました。
仕方がないので持って行きました。ただもう、荷物になっただけ…。
一度も使いませんでした。
先日、夜のニュースショーで、天気予報の女の子が振袖で出てきました。
振袖自体は古典柄で似合っていたのですが、
首には白い毛の混じったような黒っぽい細めの「毛皮のショール」をしていました。
真正面から撮っていたので、首に尻尾が逆Uの字型にかかってる…。
なんだかシマリがなくて、残念でした。
確かに深夜の外での実況でしたから、寒いのはわかりますが、天気予報はほんの1~2分です。
直前までは毛布かぶろうが何しようがかまいませんが、本番の間くらい、とってほしいと思いました。
元々若い女性の振袖の場合は、すっきりした衿元や胸高に締めた帯の初々しさが美しいのです。
それをほとんど隠してしまうのはもったいないです。
そう思いながら見ていたのですが、ひょっとして「ショールまでが正装」なんて思ったのかな?と、
そんなことを考えました。今はほとんどの女性が毛皮やフェイクファー、或いはフェザーのショールを
しっかり巻いて成人式に行かれます。確かに寒い時期ですからねぇ、仕方ないと思うのですが、
式場の中でも取らない人もいます。あれもプラスされての正装ではないんですよね。
それと、毛皮をするなら、くるりと巻いて数字の「9」のような形にし、丸い部分を前にして、
のこりを肩から後ろに回す…この方がスッキリするんですよ。
着物については、小物の使い方も、なかなかわからないのでしょうねぇ。
それと、いろいろなスナップを見たのですが、立ち姿がどうにも…足が外向いてる…。
まっすぐ立つのではなく、ちょっと片方だけでも内側に向けると、きれいなんですけどねぇ。
普通に立っていても、着物だと仁王立ちみたいに見えてしまって、マイナスだわぁと思ってました。
最後に、この本ではちょうど四角いスカーフも使われていたようで…
それを使うときは後ろの三角をずらせと…いやこれはわるいけど、
仮にエルメスのスカーフでも…おばはんですがな。
「三角」を使うなら、もっとおおきいものをゆったり…がいいですねぇ。
昔と比べて、いろいろなところの暖房もきくようになり、
私のように、寒い朝から出かけることのない人間には、ショールストールは、
あまり用のないものになりました。でも、おしゃれには使いたいですね。
春先、まだちょっと肌寒いころに、肩先を包む明るい色の…持ってないってば。
またほしいものが増えました。
うなじを見せるほうがカッコいいとは思うのですが…腕にも肘が隠れるくらいのロング手袋しちゃいますし。
さすがに室内では取りますが。
二部式きものの仕立て方、『名和好子のきもの遊び』という本に載っていましたし、他に身丈の足りないリサイクルきものを二部式に、という本を見たことあります。
揚げのあるきものは、リサイクルショップに時々ありますね。「楽に着られるおばあちゃんの普段着」って感じのが…
それから、母にもらった昔のNHKのテキスト『婦人百科』に、「普段着のきものはおはしょりを縫って揚げを作って着てもかまいません」とあって、NHKが言うならとちょっと安心したこともありました。
春先って、けっこう寒いですよね。私はずいぶん前にユニクロで売っていた、薄手であまり毛羽立ってなくて、なおかつ淡いスプリングカラーのシルクカシミヤストールを重宝に使っていたのですが、淡い色が災いしてうす汚れてきてしまって(泣)
薄くて春っぽい色で、でもヒートテックかなんかで温かいストールを売り出してくれないかしら。
よくやるパターンでございます
着物も帯も羽織もコートも
揚げ句の果てはショールまで 暗い色。
今になって 明るい色も良いなぁ・・・と。
物欲がふつふつと沸いてきています。
また やってしまいました。
お判りになると思いましたが
・・・・私でございます
丈が足りないのにどうしても欲しくて買っちゃった着物たちを
どうにかして普段に着たいとあれこれ試行錯誤してました。
私は大女なのに、娘たちはなぜか2寸も私より小さいので、
娘と同じ丈の母の着物も”腹切り”しちゃうのは勿体ないと思ってました。
対丈と”揚げ”で、着ちゃえばいいですね。
この冬、しまい忘れた夏の木綿単衣を長襦袢代わりに紬を重ねて着ると暖かい!!
と大発見した気分だったのですが、歌舞伎の「切られ与三」の名セリフ
「お富さんへ・・・しがねえ恋の情けが仇・・」の有名なシーンは、
銭湯帰りのお富が太縞のきものの下に浴衣を重ね着する「下馬付き」という着方だとわかり、
上の紬も”揚げ”しちゃって、半幅帯を”片わな”に腰で締めたら江戸へワープしちゃいそうです。
今年も着物のお話楽しみにしています。
ですから、つい格好より寒さ対策で首がうもれて
いるようなショールの掛け方になっています。
寒い日はカシミヤのショールをしますが、ミンクの
ショールを頂きました。
何処へして出かける?と悩みます。
雪国なら頭からかぶって真知子巻きにできるのですが、雪も降らないところではそんなわけにもいかず。悩ましいですね。
まあ、着物の上にさらに羽織物があったので特に問題もなかったのですがこれは便利でしたねえ~
大人で初めから揚げをするなんて考えもしなかったのですが、教えて頂いてとても助かったことを思い出しました。日常着として着物を着ている方は色々なアイディアをお持ちだと思いました。
その時々で色々な着方があるのだと思います~
私も寒がりですが、着物の時はけっこう無理しちゃいます。
雪でも降ればべつですが、だいたいはコートだけ。
それで風邪ひいてりゃ世話ないです。
こういう二部式は
珍しい手法ではありませんね。
昔から「なきゃどうしたらいいか」と、女性たちは
みんないろいろ考えて、切ったり継いだりしてきました。
着物の古着は捨てるところがない…ですね。
冬になると、クローゼットのてっぺんに入っている、
毛糸編みのショールに眼がいくのですが…。
そもそも持ち歩くのがキライなので、そのままです。
このところの冬は寒いですから、
そんなことも言ってられなくなってきました。
ちゃんと防虫剤、入れとかなきゃです。
着物や帯葉地味でもいいですが、
そろそろ羽織はハデめ、
小物は明るい目…の年代ですね。
立ち姿、洋服だとまったく問題ないんですが、
ただ横に広げてまっすぐたってるだけでも、
着物って仁王立ちに見えちゃいますよね。
気をつけなきゃデス。
ほんとに、丈の合わないものでも、
例えば合っているものでは、ささっときられるように、
こんな工夫をするのも、着物の着方のひとつなんですよね。
重ね着、は、友人でもやっています。
あつたかいといいますが、私はとりあえず、
オナカの肉をおとさないことには…です。
いまそれやったら「おなかだけ妊婦」ですぅ。