写真のもの、見ただけでわかる人、私より年上かなぁ。
私のかすかな記憶の中に、この道具がありました。
自宅ではなく母の郷里、京都のかやぶき屋根のどっしりとした農家、
台所やトイレ近くに…形もちょっとユニークだし、ガラスでおしゃれだし、
何か入れて飾る?…なぁんて思いましたか?
すみませんねぇ、そんな優雅なものではなく、これは「ハエ取り器」です。
もう一度出しますね。中側の下が、めくれ上がったようになっていますね。
そこに水を入れます、アルコールやお酒を入れる場合もあったとか。
そして上のふたを開けておきます。
においや水につられて上の口から入ったハエはでられなくなり、
つるつるする壁面にいられなくて飛び回り、あっちの壁こっちの壁にぶつかっているうち、
水の中にポトリ…あえなく溺死、というわけです。
ほんとにこんなので、ハエが取れるの?みんな使っていたということは、効果があったということ。
なんで?…実はハエってとんぼみたいにホバーリングはできないのです。
更に真上と真下に飛んだりもできないんですね。だから上にでられなくなって…です。
一つずつ手作り、吹きガラス、大きさは直径が20センチくらいありますから、
これだけ吹くのは大変な作業と思います。
とはいえ、単なるハエ取りの「道具」、作りは粗くて中を見ると歪みもあるし、ガラスは気泡だらけ。
今となっては、それがまたいいんですけどね。
昔はトイレが水洗ではありませんでしたから、ハエは普通の家でもけっこう飛び交うやっかいものでした。
農家ともなれば、牛や馬、鶏なども飼っていたし、漬物ダルなどの発酵食品なども多くありましたから、
普通の住宅よりも、はるかにハエが多かったと思います。
母の話では、うどん屋さんなどの食べ物関係のお店には必ずあったとか。
このほかにもハエトリ棒というのがありました。これは我が家にもありましたね。記憶にあります。
こんなの。これも下の卵型の部分に水を入れておきます。
よく覚えているのですが、どんなふうにハエが落ちてくるか…なんて、ここではやめておきますね。
更に確実に取れるのは、これよりも「リボン系」、これもよく食べ物を扱うお店ではぶら下がっていました。
今、ずっと小型化されたこんなのが…これはもうコバエ退治にはスグレモノです。
毎年夏場は我が家の必需品。置き場所考えないと、うっかり自分がくっついてしまうのが難点です。
超強力な接着力です。
世の中には絶滅危惧種、なんて希少動物もたくさんいますが、ハエとか蚊とかゴキちゃんとか…
丈夫で長生き、頑丈、しぶとい…というものもいるんですよね。
せっかくのきれいなガラスの器が、実は「知りたくなかった現実」の証拠だったということで、
まことに申し訳ございません。
もちろん、私はこれでハエを取ろうなどとは思っておりませんで、
今「アンティーク」として若い女性がやるように一輪挿しとか、夏はビー玉沈めて涼しげに…なんて思っています。
今回こんなものを見つけることができたのは、あの「絵を描く友人」のおかげです。
彼女が飲み物のガラス瓶を描きたいのに、今はプラボトルばっかり…と…。
それで探していたら、友人のほうから、「今でもリターナル瓶でお届けします」というお店を見つけたが、
スマホなので、ちゃんと調べなおしてほしい」と…すぐにわかりました。その流れで上のものも見つけたというわけです。
あるんですねぇ、瓶入り飲料。組み合わせ自由で24本3000円。友人のリクエストで注文しました。
全種ではありませんが、とりあえず「私も昔、飲んだわぁ」と、懐かしく思ったものを…。
見ればあぁ…と思うのに、今はほんとに全部プラボトルですよね。
私はサイダーより(似たようなものなのに)、キリンレモンのほうが好きでした。
24本、さすがに重かったです。ちょっと調べたら、今でも瓶のコーラの自販機はあるそうです。
覚えてますか?昔、瓶入りのものの自販機には、必ず「栓抜き機能」がついてました。
こんな風にしてあけるのですが…
今の若い人は、使えますかしら…。スコンと気持ちよく開けられるんですよね。
子供のころ、母はあまりこういうたぐいのものを飲ませてはくれませんでした。
身体に悪い…と。番茶や麦茶以外に飲ませてくれたのはカルピス(薄めて飲むあれ)、私嫌いでした。
それとプラッシー、お米屋さんが届けてくれるんですが、あれはほんとに酸っぱくて…。
当時の販売元武田食品は、販路がなかったのでお米屋さんと仲良くして?
お米と一緒にハコで届ける…という手段を使ったわけです。
その後ハウスウェルネスフードになってからは、こちらもプラボトル(これがずんぐりとしててねぇ…)になり、
今はどこでも販売されています。いまだにあの酸っぱさなんですかねぇ。
いずれにしても、最近は栓抜きも缶切りも、すっかり用無しになってしまいましたね。
まだたまに使うことがあるので失くしてしまうわけにいきませんが、年に何回使いますかねぇ。
昔の道具は、今あっても役に立たないもの、使えばまだ使えるもの、さまざまではありますが、
使えるものでも、アナログな動作や、効率の悪さ、面倒な使用方法など、進んで使う気にはなれないかも。
それでも、そんな「ゆるゆる」を楽しむのも、いいんじゃないかと思っています。
瓶を取りに来た友人は、中身いらないけど捨てるわけにいかないから手伝って…と。
お弁当とおかずを届けてくれましたので、お礼もこめて、がんぱってキリンレモンをいただきました。
これもまた久しぶりー…おいしかったです。
友人の今度のテーマは「透明感」だそうで、ガラス製品を描くとか。
ハエ取りも、「これいいっ、描かせて」と言われたので、いずれ瓶を描き終えたら、
友人宅に出張が決まりました。それまで壊さないように、箱にしまうことにしました。
ハエのいない時期でよかった??…いても使いませんてば。
家にも ありました!
ハエ取りリボンも良くぶらさがっていました!
低いところにつけてあるのは
時々ペタッと 自分が捕まえられたりして・・・
こんなものを知っているのは もう
一握りの昭和な大人だけかも・・・
近代人の証 スマホなるものを 初めて手にして
途方にくれている KITTY でした!
仕掛けるのに、1本ずつのパックからとりだすのも
たいへんなくらい、すごい接着力なんです。
何度もあちこちくっつけていろいろベンキョーしました。
まずは保存ポリ(30センチくらいの)袋を口を
開いて用意して、パックから「棒」を取り出したら
、そのパックを即座にポリ袋に入れる。
このパックからしてべたべたですから。
4本ありますから、ゆっくり…。
本体はストローみたいです。
下の金属製の円盤がまた小さくて。
やっと4本立てて、それをどこかにというとき
持ちにくいのでくっつけたりおとしそうになったり…。
なので慎重に。
とにかく取れますよ。お勧めです。
あのころは「見栄え」なんて二の次でしたからねぇ。
いっぱいくっついたリボンがぶらぶらしてました。
蚊取り線香も、ハエトリ器も、昔の道具になってしまいました。
ノスタルジック…なんてかっこいいもんではありませんが、
「昔のよさ」みたいなのを、思い出しています。
スマホ挑戦、えらいっ。私は直前で敵前逃亡して、
ガラケーにしてしまいましたから。
ハエ取りリボン、それも自分では使ったことは
ありませんが・・・
母の田舎で見たときも、もう使ってないまま置いてあったみたいでした。
面白い形ですよね。
リボン、子供のころ近くの市場でおばちゃんが、リボンをとりかえていたとき、
私が下にいて、リボンが落ちてきたことがあります。
まだこれからのものだったので、ハエもついてなかったし、
髪についたのも、ほんの少しだったんだけど、
おばちゃんが焦って取ろうとして髪引っ張られて、
それが痛くて、ぎゃんぎゃん泣いたのを覚えています。
ほんとにベタベタですものね。
でも、こんなかわいい形をしたハエ取りだったら、
インテリアとして、ちょっと置いておいてもいい感じですね^^
中にハエが入っちゃうのは。。いけませんが←それじゃ、意味ない??('◇')ゞ
そうそう、栓抜きは瓶ビールっていうのがあるから、まだ使えることもいるかもしれないけれど、
缶切りはね。。
多くがプルトップ方式になっちゃっているから、使えない子も多かったりするのかな~??
あ。。それは我が子のことだ^^;
主人の家にありました。私はそれまで知らなくてこれは何だろうと不思議に思いましたがなんとハエ取りと知ってびっくり。
ただ硝子でデリケートなものですよねー割ってしまいました!
とんぼさん、くれぐれも気を付けて。
「知らない」…ほんとかなぁ…へへへ。
話によれば、作りが雑なので、すぐ割れるのだそうです。
気を付けて扱わないとです。
缶切り、使えないでしょうねぇ。
大人でも、小さい缶だったりすると、
ちょっとてこずったりしますよね。
いくつか缶切りも備えていますが、
めったに使わなくなりました。
おぉご存知でしたか。
ざっとしたつくりなので、最初からかしいでいたり、
素朴でシンプルです。
泡がいっぱいのガラスですしね。
そそっかしい私は、箱に入れるのも捧げ持ったりして、
詰め物いっぱいしましたー。
知ってますよ。ありました我が家に。
懐かしいなあ。
リボンは今でも売ってるのじゃないかしら。
髪についたのよね。本当にハエが多かった。
今春はお正月無しなのでのんびりしています。
実家にまだ着物あるけど片付けまだなの。
叔母に形見わけと思うけど、彼女もただいま入院中。
足腰悪いので着物もう着ることないかも。
もんぺとかにリフォームしたほうが良いかなあと思っています。
まだ右手不自由なので雑巾や布巾で練習中です。
縫い目が酷いの(@@)
頑張ります。
ありましたかぁ。
リボンは今でもありますよ。
最近みつけたのは、リボンでも丸まってるのを
引っ張ってくるくる延ばすのではなく、
屏風忠美になっている幅の広いもの。
それも使ってます。使いやすいです。
我が家は毎度「寝正月」です。
三か日は、母の言いつけ守って、さらにさらに何もしませんが、
4日目からは、解きと洗い張りの予定を立てています。
お互いボチボチがんばりましょうる