
トップ写真はむかーしの本に出ていた「振袖」…あとでちょっと振袖のお話がありますので。
しみじみ、こんな着物今でも着たいです。花嫁さんのお色直し用ですって。
眼は、「ものもらい」ではなかったようですが、ちと部分的にかぶれた感じでした。
塗り薬(息子の拝借)でよくなりましたが、もともとまぁ睡眠不足などもあるかしらんと思っています。
はれぼったいのは引いたのですが、なんとなくクシャクシャ感と、ちょっと新聞など読んでいるとなみだ目…。
疲れ眼ってやつでしょうねぇ。
というわけで、今日もテレビつけても音だけ~みたいな一日でした。
その中で…見つけてしまったのが、朝刊に早々はさまってた「七五三」のレンタル衣装チラシ。
よそ様のチラシですから、ちょっと部分で…。
ティーカップにハートに矢印、レースの手袋、ちなみに帯締めの真ん中には
真っ白なレースに埋もれたこれまた真っ白なクマちゃんが…ははは、かわいやねぇ…はぁぁぁぁ。
もし私に嫁と女の子の孫がいて「おかーさん、○○子の七五三、これ借りますー」と言ったら、即、絶縁。
コンソメスープで顔あらって出直して来い、です。
この反対側ページには、成人式用振袖レンタルもあるのですが、ただでさえなみだ目なのに、
号泣してしまいそうで、あわてて伏せました。
こちらもちょっとだけ。
ナゼ帯揚げが毛皮、ナゼ帯の下にレース、でもってナゼ…あぁもういいですわ。
もし私に娘がいて「おかあさん、アタシこの振袖がいい」なんぞと言ったら、
「でてけーっ借りたきゃ自分で稼いで借りれーっ。アタシはこんな着物をほしがるような娘に育てた覚えはないーっ」
えぇ、わたしんちは着物は「わたしルール」ですからして。
今書いている記事とも関連があることですが、こういうものを考える人たちは、
それなりに「いいものを」「あたらしいものを」「今の人がステキとおもうものを」と一生懸命なのでしょう。
それが心底、現代の着物の新しい道を考えているにしても、こんなの作りゃウケるだろであっても、
なんだか作るほう(売る、貸すほう)も、買う、借りるほうも、「材料わからずに料理して食べてる」って感じがします。
ただ、おいしいねぇ、甘いねぇ…といってるような。
材料がよくわかっていれば、この香辛料はミスマッチかもしれないけれど、けっこういけるかも、とか
以外に甘くしてみたら、新しいおいしさが出た…とか、あるかもしれません。
でも、材料を熟知していないのに適当に料理したり、それを食べたりしても、結局はただの思いつき…。
わーっと騒いでもあきられる…あきられればいいんですけどねぇ。
ホンモノを知らずに「こういうもんだ」なんておもわれちゃったら…
30年後は高島屋に「毛皮帯揚げ、今年はウサギ系がオススメです」とか
「飲茶柄七五三着物、紅茶シリーズ、トロピカルジュースシリーズもお取りそろえ中」…ヤダ。
明日はあの記事の続き、書けるかなぁ…です。
成人式のは・・・ベアトップのロングドレスなら、この柄でも素敵だと思います。
胸元に黒いファー、ウエストに紫の飾り紐で。
新成人にはちょっと色っぽすぎるけど、色気も個性ですから。
洋装の良さと和装の良さを、見事に打ち消しあってますね。
私はひいてしまいます。
今の方は斬新な物を求めるのか、それとも
雑誌などに載っている物をそのまま流行り
だと思って真似をするのか・・・
浴衣に重ね衿にレースも驚きましたが今回も
オオォーと驚きを隠せません。
私の年代だと 場末の 水商売? となりますね
姪の同級生が集まって浴衣でお祭りという時にも、子供に袋に入ったままの浴衣を持たせ、紐1本入っていなかったのを、義妹が激怒しておりましたが^^;。もちろん肩上げも腰上げも知りません。義妹が急ぎやってあげてました。
「親が親なら子も子」というのは、嫌な言い方ですが、事実です。
「子供はちゃんとできるけど親はダメ」
ってのも教育現場でよく聞く話です。
逆はなし(ーー;)
だから、作る側に問題があるんだと思います。変に媚びて、自らの業界をダメにしている。
たいていの日本人は、情けないことですが、もはや着物のことなど興味がないと思います。こんな着物を着ても、当たり前とは思っていませんよ。
人と違うと思ってわざと借りるのですから。そして、流行の服と同じで、二度と着ることはないのです。
。。。でも、私は日本人ってすごいと思ってます。同じアジア民族でも、韓国ではチマチョゴリはほとんど消えました。中国もしかり。日本の着物は普段着としてもまだ残ってるし、流行もある。
日本の庶民に民族文化が残る証拠じゃないかと。。。
ま、私も上記七五三着物や振り袖を着ようとする知り合いがいたら、何が何でも阻止しますけどね(^^)普通にダッセーと思います。
仕事がら、友禅染の技術的な知識はあるのですが、和裁や着付け、その他着物一般に関する知識はあまり豊富ではないので、いつもトンボ様のブログ記事を楽しみにいろいろ勉強させていただいています。
私はすごいアナログ人間でデジタル分野はとても苦手なのですが、現代っ子の娘の力を借りて、ホームページ・ブログを立ち上げて、自分で創ってきた品々を発表する場所を作りたいと思いました。
ホームページとブログにトンボ様のブログをリンクさせてもらってもいいでしょうか?
お返事いただければうれしいです。
メールの方にお便りしたのですが、アドレスが入力できなくてコメント欄から失礼します。
長じゅばんにしたらいいですよねぇ。
私もそう思いました。下の黒いとこだけ。
>洋装の良さと和装の良さを、見事に打ち消しあってますね。
もう大笑い、おっしゃるとおりに「見事に」です。
やがて哀しき…ですけどねぇ。
これ着る人がいるのかと思うと…です。
私も、最初信じられませんでした。
でもちゃんと料金も書いてあるし、
なんなんだ~~とがっかりです。
もうドン引きですよ、ほんと。
二人で並んだら、お店は繁盛するか、
三日でつぶれるか…?!
客寄せにはいいかもだったりして。
しらないことを恥ずかしいとおもわなくなった年代ですからねぇ。
着なくなったことは、作る側には死活問題ですから、
何が何でも…と、迎合するようなものを売るのも、
それはそれで仕方ない部分もあると思います。
それにしても壊れすぎたろねさお持ったりして、こういうもの見ると、ため息です。
着物が残っているのは、本当に稀有な現象なのかもしれません。
それならそれで、普通プラス「ヘン」でもいいから、少しずつでも
つづけていくことって大事なんですよね。
「普通にダッセー」…ほんとです!
はじめまして。
コメントありがとうございます。
加賀友禅を染めていらっしゃる!すてきですねぇ。
早速いろいろ拝見させていただいて、私は半衿に色のあるものや柄物を使いますので、
半衿のところ、何回も往復して拝見しちゃいました!
私の知識などタカが知れておりますが、お役に立てることがあったら嬉しいです。
リンク、どうぞなさってください。
よろしくお願いいたします。