こちらも届いたばかりです。

ちょっと風をあてるのに並べて干しました。まだまだ一部です。
左一番下「黄八風」は化繊です。かわいいんですけどねぇ。

今回は「銘仙」が多いのですが、品物はピンキリ。
なんたって一枚「世の中がいちばーんたいへんだったころの銘仙」がありまして、
「触ったら切れる…」、いやほんとに持ち上げるたびに、ビッと音がするんです。
どんなのかというとこちら…。


　　　　　


上の右側にも、大きな裂け目が見えてます。
これは持って立ち上がったらビリッ。うわぁおぅ。
いいオレンジでツヤもあって、ポンポン飛んでる色紙柄も可愛くて、
なのにぺらぺらでちょっと紙のような感触もあって、さわるとこれ…。
もったいないですねぇ。柄のかわいいところだけ切り出して、
しっかり接着芯貼ってから加工、しかなさそうです。

まだ箱から出して、ちょっと触っただけなので、
シミやヨゴレは大雑把にしか見ていませんが、ほかはなんとかイケそうかな？
ちょっと何枚か並べてみましょう。



　　　
　　　　　　


一番上なんか、羽織にしたいですね。
二番目は白地の銘仙ではよくあるタイプ、軽快な感じですね。
こういうのは単できるといいですねぇ。
三番目は冬場の家庭着に重宝しそうな色柄です。

三枚ともざっとみたところでは大きなダメージはなさそうで、布力もあります。
ふしぎなものが入ってました。こちらです。


　　　


なにしろ四つ折りで畳まって、というより丸まって？入ってましたので、
見たときは琉球絣風のかわいい着物だなぁ、と思ったのですが…。
私の知識不足かもしれないのですが、これ、どう見ても「コート地」…。
表がテカテカツヤツヤ、厚地で重い、でもって「単」、
これで裏ついてたら、着てて肩こりこりになりますわ。
物資不足のころだったのかなぁと思ってみたのですが、
そんなに古くも見えない、緯のツヤが化繊っぽい気もする、なんなんだろー。
ナゾの一品、これから検証しまーす。

こちらは私のお気に入り、いえいえ着物ではとてもとても着られません。
こういうのは「はんてん」にいいんです。
綿を入れずに仕立てておけば、秋口から春先まで着られます。


　　　


そういえば、ひっぱりがこんな柄です。そっちは木綿ですが…。
ちょっと丈長のひっぱりにしてもいいですね。
もう少し朱が強いです。

このほかにもお召しとか小紋とか、まだいろいろ…。
整理するのにちょっと時間がかかりそうなのですが、
がんばってＨＰの方にアップします。
いずれも「野口さん」が数枚でお買い上げいただける程度に
抑えたいと思っています。
とりあえず状態をチェックしなければどうにもなりません。
願わくば、ダメージありませんように！