毎年、今頃からしばらくの間「七夕」「薬玉」「折り紙の着物」などのワードで、
検索してこられる方が増えます。
なんせ毎年なんかしら、アップしていますので…。
今年も飾るつもりで、まずは折り紙を…あれっ、どこ入れたっけ…毎年これです。
なんとなく減ってくると買い足しておくので、いろんな種類の折り紙があるのですが、
バラつくのでまとめて箱に入れる、その箱をどこに入れたか忘れる…の繰り返しです。
「思い出せってば」…と、一休さんのように、おつむに指をあててくるりんくるりん…
「あっそーだ!毎年そうやって探すから、と思って、絵の具なんかが入ってる戸棚の一番前に、
でかでかと『おりがみ』って書いた箱、いれたじゃーん」!」…正解っ。ありました。
和紙のものや和柄、今風、両面といろいろです。
見本に一個折ったら…桜柄じゃないっすか。七夕は桜じゃねぇ…柄分けしなきゃ。
さてさて、今年はどの薬玉にしましょうか。それとも新しいのを探しますか。
そのほかにはナニを…と、また始まります。
最近は、パステルカラー折り紙とか、キティちゃん折り紙とか、ほんとにいろんなのが出ています。
できれば大きいサイズもほしいのですが、それがなかなか…。
昔、叔母が難病にかかったとき、まだ子供だった私は、コレと言ってお見舞いのものも思いつかず、
せっせと千羽鶴折ってつなげて届けたことがあります。
叔母は台所でお茶碗を洗っていたら、突然体がしびれてヘナヘナと倒れてしまって救急車のお世話になり、
首から下がまったく動かなくなり、半年近くも入院したでしょうか。
結局、今なら「薬害」、と言うような原因だったようです。
一生歩けない、動けない、寝たきり…といわれていた叔母は、奇跡的に回復し、
杖はつきながらも自力歩行し、家の中のこともほとんどできるまで回復しました。
後日談で…叔母はやっと手が少し動くようになったとき、先を悲観して、
ベッドの横に見えている窓から飛び降りて死んでしまおうと、必至で手を伸ばしたのだそうですが、
そのときは腕にも力がなく、やっと窓枠に指が届いただけ…。
ベッドからずりおちそうになっているところを看護婦さんにみつかり、とても叱られたのだとか。
ナミダを誘う話だったのですが、横から叔父がいいました。
「あの病院、窓の外にバルコニーついててね。たとえ落ちてもせいぜいタンコブできる程度だったんだよね」
どこまでも「漫画」になる一族なのであります…。
退院のとき「縁起のいい千羽鶴だからほしいといわれて、同じ病室の別の患者さんにあげてきたよ」と、
あとから聞かされて、なんだかとてもうれしかったことを覚えています。
七夕の薬玉を作るとき、元々名前の通り「薬草を玉にしたもの」…で、
子供の無病息災や長寿を願うものです。
私も作るときは、無心でせっせと折りますが、ひとつパーツができると
「無病息災、よろしくオネガイシマス」と、ブツブツとつぶやきます。
七夕は、お雛様より五月人形より、更に忘れられている行事です。寂しいですね。
我が家も「笹」の捨て所に困って、もう何年も前から「ポリの笹」です。
味気なくてもなんでも、たくさん飾りをつけると、そんなことはこっちへ置いといて…になります。
今年は梅雨が早くてもこんなに晴れ続き、どうやらいつもどおり、もう少し経つと本格的に雨になりそうです。
毎年、七夕だけはやっぱ「旧暦」がいいよねぇ…と思っているのです。
面倒だから?1ヶ月かざっておきましょう。織姫さんたちもデートのチャンス増えるでしょうしね。
掛かるもの。
回復しないと言われたら誰でもショックです。
とんぼ様の優しい心が通じて回復され、縁起の
いい千羽鶴になってよかったですね。
私の祖父は言われるままにクスリを飲み続け亡くなりました。
良くなられて本当によかったですね。
千羽ツルが効きましたね。
(急に思い出しました・・・・)
日本の伝統行事は旧暦がいいですけどね・・・・
守り続ける中国はエライ!と思いますが・・・・
自分たちの暦だか・・・日本にとってはどのみち外来暦だからでしょうか。
七夕は幼稚園以外であまり馴染みがないのは
納戸から部品をちょっと出して・・で済まないからでしょうか。
ちょっと反省・・・です。
(でも我が家でフッカツする気配無し)
確か、一枚の四分の一で折ったと思うのですが、
ずっしり重たくなりました。
後日談ですが、譲った人も無事退院で、
なんだか数人の方をめぐったようです。
嬉しいお話でした。
その叔母も、母のあとすぐあとになくなりました。
もうおじおばと呼ぶ人は、一人もいなくなりましたわ。
私がまで中学生くらいでしたかねぇ。
お見舞いに行ったら、そのときはまだ動くこともできず、
ただぽろぽろ涙こぼしてましてね。
子供心にショックでした。
結局、80半ばまで長生きしました。
旧暦の方がいいなあと思うことは、いろいろありますね。
七夕は、折り紙ダイスキの私にとっては、
楽しみなイベントなのですが、
今は終わった川に流すわけにもいかず、
結局捨てることになるのが…。
毎年それを思いながらも、作っています。