「武者柄」と一緒に写しておきましたので…今日はこちらを。
「昔話柄」は、子供の着物にはよく使われる柄です。
大体は「三太郎」、「浦島太郎・桃太郎・金太郎」のお話か、
そのどれかと別のお話の組み合わせ…よくあるのは「カチカチ山」「猿蟹合戦」。
これは「浦島・桃太郎」それに「舌切り雀」です。
これと…
そしてこれ…おだんごとはさみ、かわいいでしょ。
もうひとつ「わからない」のがあります。この絵…。
踊りとか演芸に使われる「杖」だと思うのですが…。
この前の「お猿さん羽裏」にもあるんです。
能の場合はT字型の打ち杖とか
鹿背杖(かせづえ)とよばれるものを使います。
このカタチ、どっかで見た気もするんですが…
ご存知のかた、教えてください。
昔話柄、とは言いますが、もうすっかり忘れているお話もある…というより、
みなさん「金太郎」のお話って最後まで知ってます?
あれはお話というより「人物伝説」ですよね。
強くて出世したから、ということでお話しになり、柄にも使われているわけですが、
思い浮かぶのは「まさかりかついで金太郎…」熊にまたがってお馬の稽古をして、
けものを集めて相撲の稽古…で、そのあとは?
足柄山で源頼光と出会い、その力を認められて、家来に取り立てられました。
もらった名前が「坂田金時」、京にのぼって「頼光四天王」のひとりとなり
あの大江山の酒呑童子を退治した、といわれています。
モデルになった人物はいるようですが、熊にまたがったかどーか…。
金太郎の物語や絵姿などは、江戸自体になって作り出されたもので、
子供といえどもマッチョな体、元気で勇壮力持ち…。
というわけで、五月人形などでも「腹掛け一枚で、大きな真鯉に乗ってたり、
逆に真鯉を抱えあげたり」しているわけです。
あの腹掛け、息子もよく使いましたが「きんたろさん」と呼んでましたね。
初めてゆかた地の真ん中に「○に金」のアップリケの腹掛けさせたとき
昔話なんぞまーったく忘れこけてたオットはそれを見て、
「…マルキン…ってなに」と言いよりましたっけ。
子供の着物、特に男の子の着物は、こういう黒か紺、緑に染め分けた
横段模様に、柄を散らしたものがよくあります。
小さい女の子の着物は、柄が華やかだからでしょうか、
お人形の着物や縮緬細工になどにつかわれるんでしょうね。
数的には、男の子着物より出てくるのは少ないです。
華やかなのもいいけれど、男の子モノのこういうのって、
結構帯にいいと思うんですよ。
またしてもそういうことを考えて、ちょっとおいてみました。
たれの下を黒にして、こんな感じ…いかがでしょうか。
紺だとこんなのも
昔話じゃなくて「現代のお子たち」だとこんなのもあるんですけどねぇ…。
(すみません、黒いひもはカメラのコードです)
さて、こんなにあるのに、この手の着物を着せる親御さんは…
いなくなったんですよねぇ…。
「昔話柄」は、子供の着物にはよく使われる柄です。
大体は「三太郎」、「浦島太郎・桃太郎・金太郎」のお話か、
そのどれかと別のお話の組み合わせ…よくあるのは「カチカチ山」「猿蟹合戦」。
これは「浦島・桃太郎」それに「舌切り雀」です。
これと…
そしてこれ…おだんごとはさみ、かわいいでしょ。
もうひとつ「わからない」のがあります。この絵…。
踊りとか演芸に使われる「杖」だと思うのですが…。
この前の「お猿さん羽裏」にもあるんです。
能の場合はT字型の打ち杖とか
鹿背杖(かせづえ)とよばれるものを使います。
このカタチ、どっかで見た気もするんですが…
ご存知のかた、教えてください。
昔話柄、とは言いますが、もうすっかり忘れているお話もある…というより、
みなさん「金太郎」のお話って最後まで知ってます?
あれはお話というより「人物伝説」ですよね。
強くて出世したから、ということでお話しになり、柄にも使われているわけですが、
思い浮かぶのは「まさかりかついで金太郎…」熊にまたがってお馬の稽古をして、
けものを集めて相撲の稽古…で、そのあとは?
足柄山で源頼光と出会い、その力を認められて、家来に取り立てられました。
もらった名前が「坂田金時」、京にのぼって「頼光四天王」のひとりとなり
あの大江山の酒呑童子を退治した、といわれています。
モデルになった人物はいるようですが、熊にまたがったかどーか…。
金太郎の物語や絵姿などは、江戸自体になって作り出されたもので、
子供といえどもマッチョな体、元気で勇壮力持ち…。
というわけで、五月人形などでも「腹掛け一枚で、大きな真鯉に乗ってたり、
逆に真鯉を抱えあげたり」しているわけです。
あの腹掛け、息子もよく使いましたが「きんたろさん」と呼んでましたね。
初めてゆかた地の真ん中に「○に金」のアップリケの腹掛けさせたとき
昔話なんぞまーったく忘れこけてたオットはそれを見て、
「…マルキン…ってなに」と言いよりましたっけ。
子供の着物、特に男の子の着物は、こういう黒か紺、緑に染め分けた
横段模様に、柄を散らしたものがよくあります。
小さい女の子の着物は、柄が華やかだからでしょうか、
お人形の着物や縮緬細工になどにつかわれるんでしょうね。
数的には、男の子着物より出てくるのは少ないです。
華やかなのもいいけれど、男の子モノのこういうのって、
結構帯にいいと思うんですよ。
またしてもそういうことを考えて、ちょっとおいてみました。
たれの下を黒にして、こんな感じ…いかがでしょうか。
紺だとこんなのも
昔話じゃなくて「現代のお子たち」だとこんなのもあるんですけどねぇ…。
(すみません、黒いひもはカメラのコードです)
さて、こんなにあるのに、この手の着物を着せる親御さんは…
いなくなったんですよねぇ…。
分かるって面白い発想の柄ですね。
昔、時計のネジを巻いた時に使ったような
形の物、何をするものなんでしょう。
気になりますね。
女の子には不向きな物語が多いので男の子用が大半みたいです。
女の子用ならかぐや姫が定番。
我が工房では兎を使った柄が人気です。
とんぼさんこだわりの「タバコ盆」良いものが手に入って良かったですね。
着物柄では男襦袢にありそうですが。
裸足ですし、一応野球帽被ってるし・・・
最後が強烈で、絶句してしまいました。
道具でわかるというのもおもしろいですね。
あの「輪」の杖、どうやら芸ごと用。
お猿さんに、あの輪をくぐらせたりとか、
みたいに使われれたようです。
ありますね。ただお宮参りの掛け着は
今でもみんな使うみたいですが、
小さいころに着物を着せるというのは、
今はなかなか…でしょうね。
売れてるかどうか、京都以外では心配!
煙草盆の羽裏って、たまにしか見ないんですよ。
それより「煙草柄」のほうが多いですね。
これ、とても気に入ってます。
すごいでしょうこれ。
ちゃんとバッターもいたりします。
どういう趣旨なのか…。
まぁなんでもちょっと洋風を…
ということなのかもしれませんが、
腹掛けでグローブってのも…はははです。