写真は、最近いただいた着物の中にあったもの。
ほんとにお好きだったのでしょうねぇ。
元々は麻の紋付、それにご自身で字を書いたらしい…とのことでした。なかなかの達筆です。
突然ですが…今日、車の点検だったのです。
それをすーっかり忘れこけてまして…車が半日なくなると…わーっ実家も行っておかなきゃ、
ちょっとコンビにも…で、すっかり予定が狂いまして…いつものことですが…。
今日は、あとあと書くつもりだった記事を先に書きます。すみませーん。
とりあえず…「作り帯」、元々は「繰り回し」、つまりリフォームの方法であったり、着物でないものからの製作であったり…。
つまり「ちゃんとした帯を作り帯にする」…ということよりも、作り直しのための方法だったと思います。
今の時代、着物を着慣れないヒトが多く、やっと着られても「帯結び」のほうが実は面倒…なのですよね。
だから「簡単に結べる」といいますか「結んだように見える」から便利…と、
そういう目的も多くなってきたと思います。
だから作るときも「普通のおでかけに締められるように」という目標も、それまで以上にクローズアップされてきている…。
なんか小難しい言い方をしましたけれど、要するに「昔の作り帯」は、あくまで普段のちょこっとした外出程度、
それ用の帯…という感覚だったんですね。
だから普通の帯のような長さや幅がなくても、つぎはぎ柄でも、なんでもアリ…だったわけです。
前置きがえらい長くなりましたが、トップの帯、もう汚れが多くて使えませんが、締めてみました。
前側、狭いですー。おはしょりがどーっと出てしまっています。
帯締め、すみません、あまりに狭いので帯留用の細いもので、ちょうちょ結びなんかしちゃってます。
でも、幅が狭いといっても、男帯のような「細帯」までいきません。
後ろはこんな感じ。
実は普通サイズの帯とはこんなに違います。こちら前帯、
こちらはおたいこ部分
この帯の持ち主は、かなりのご高齢だと伺いました。
お体も小さくなっておられると思いますし、おなかあたりは幅が狭いほうがラクでしょうね。
そういう実用的な面もあってのことだと思いますが、これでもおかしくはありませんよね。
元々帯の幅とか長さというのは、それほど厳密に決まっていません。
機にかけるものですから、幅が何十センチも違ったりはしませんが、だいたいこのくらい…という目安です。
またその範囲内でなければならない…というものでもありません。
たとえばスカートにも長さがさまざまあって、自分の好きな丈ではきますね。
洋服のことだとその融通は気にならないのですが、着物となると「でなければならない」…のではなかろうかと。
どうもそっちに行ってしまう。もちろん、礼装に関しては「礼」というものが優先ですし、
やたら細い帯や小さいおたいこなどは貧弱に見えるでしょうから、それなりに…ですが、
普段帯は、少し太めでも細めでも、全体のバランスでかまわないのです。
洋服もそうですが、着るときは「楽しんで」着ますよね。着物もそれで…と思います。
時間がなくなりましたので、また続きはこの先に…。
本日のおまけ画像、今日のロボッタ君は、急いでコンビニに行った帰りに、
公園脇で見つけた「露草」と「ネコジャラシ」です。
私は付け帯星人なので、持っている帯のほとんどは付け帯です-。
おかげで毎日、ストレスなく着物が着られます♪
楽しく着るって、大事ですよねー。
お召しになられていた姿が思い浮かぶようです。
二部式帯のお陰で、お楽しみがぐっと広がっています。
天下の不器用者ゆえ、自分ではとてもできないのですが、少ない布で帯ができるというのも、大きな利点ですよねぇ。
長いこと帯の生地は厚くないと!と思い込んできましたが、男物の長襦袢(例の本(BOOK)帯)の帯、とても締めやすいです。
気に入った布を帯に!っと、これからますますのめり込んでいきそうです~。
ロボッタ君は、とても律義でケナゲなので、
空っぽになってしまうと申し訳なくって…。
旅先で付け帯のおたいこだけはずして
「あ~~」とリラックスしたあと、
そのまま買い物にでそうになって…。
ドジですから、そういうところをきをつけないと…です。
ラクすぎて抜ける…
きっと渋めのお召しなど…なんて思います。
いいですよねぇ。
あの「BOOK帯」は秀逸の逸品になりましたねぇ。
硬いやわらかいはお好みですが、
ある程度の厚みはないと、締めにくいですね。
作り帯用によろし~~~いのが、たくさんございましてよーん。