昨日は、すみませんでした。皆様のお見舞い、ありがとうございます。
お天気の回復とともに、私のほうもそろりんとおきだしました。
さて、作り帯のお話しの続きです。トップに写真もなくてすみません。
昨日は、ジャスト・マイ・サイズ、というお話をいたしました。
着物の場合は、多少寸法が合わなくても、着方の工夫などでなんとかなることが多いのですが、
作り帯の場合は、数センチの違いが締めづらさや崩れにつながります。
昨日の作り帯も、頂き物であるがため、私には合いませんでしたし、
作られた方の都合で、ひもの位置が違うとか、使いにくいところに手があるとか…。
なので、できるだけ「ジャスト・マイ・サイズ」を測って作るほうがいいわけです。
実は「いろいろある」と言っておきながら、作り帯の基本的な形は、そんなにはないわけで…。
ようは「工夫がたくさんできるので、いろいろ作り方が考えられますよ」という意味なんですね。
大きく分ければ、昨日も書きましたように、おたいこと胴が「ついているか、いないか」で、まず二つに分かれます。
おたいこを胴に付けることで安心なのは「お太鼓が外れたりズレたりしない」ということ。
だから「おたいこ」を別にするときは、締めたあと「ズレないようにきをつける」というのが入るわけです。
順番に行きましょう。
まず、私が一番「使いたい」と思う形は、胴に巻く部分と「て」が続いていて、おたいこは別。
このカタチです。おたいこも作らないタイプと、おたいこだけは作るタイプ。
「て」がついている場合は、当然ひもは「て」の手前になります。
こんな感じ…。 左の脇は、脇ギリギリ、手の手前のひもはおたいこの中に隠れる位置。
これだと、とりあえず巻いて、おたいこ部分をしょって、
あとは自分の好きな形におたいこを整え、「て」を通して帯締めを締める…
つまり「結ぶ」ということがないだけで、普通に結ぶのと、ほとんどかわりありません。
そのときの着物や着方に合わせて、おたいこを小さめにしたりもできます。
ややこしいので、ちょっとおおざっぱに分類してみました。
1 「おたいこ」「胴とて(つながっている)」 → 「おたいこ」の形を作らない
胴に巻いて、「て」をブラさげた状態で、おたいこをそのつど整えて、てを通して帯締めを結ぶ。
2 「おたいこ」「胴とて(つながっている)」 → 「おたいこ」の形を作る
おたいこの形をキレイな形で作って縫いとめて作っておき、胴に巻いたら「て」を残しおたいこを背負って
「て」を通し、帯締めを結ぶ。
二種類を図にするとこんな感じ
次に「て」は分けて作る場合。
3 「おたいこ」「胴」「て」 と分ける → 必要にところだけつなげる
これを図にするとこんな感じ。
これに、昨日の帯のように「全部縫い合わせてひとつにする」…がもうひとつの方法ということになります。
全部縫い合わせるときは、おたいこを先に背負って帯を巻きます。
あとはもういろいろ細かいところが工夫できる…といいますか、自分の好みです。
たとえばおたいこの山部分は、まっすぐより、図に描いたようにタックを取ったほうが、
帯枕を入れて形を取りやすいです。
また究極の作り方ですが、最初から「もうこれで形を変えない」なら、帯枕も縫い付けてしまう…
という方法もあります。これだと帯枕が帯についてますから、ズレる心配が減りますね。
昨日も書きましたが、作り帯は「分かれている」ということを意識していないといけません。
つながっていれば、どこかにおきた帯の緩みとかズレとかはけっこう感じ取れるのですが、
別々だと、帯は締まっているから大丈夫、と思っていたのに、おたいこだけズリこけていた…なんて。
そのためにも、特におたいこは「しっかり」おさまってないといけません。
方法として昔からあるのは「針金」で「差込み」を作ってつけること。
これはあのワイヤーハンガーで作れます。ちょっと大工仕事になりますが…。
また、市販のものもあります。(余談ですが…これ、ほしいな…)
これを背中に差し込んでおくと、お太鼓がそっくり返って外れる心配がありません。
なにしろ書き出すとだんだん細かくなります。
とりあえず今日は、おおざっぱにわけてみたところで…まとまってませんが、ご勘弁ください。
次回は、実際に製図なども交えて、書いてみたいと思っています。
当方としてはとても嬉しいのですが
まだ 体調が復活していないのではないですか?
どうぞ 無理をせず お大事になさって下さいね。
気長に、楽しみにお待ちしております。
m(_ _)m
形にしないでお太鼓は別のタイプでした。
これって帯枕を当てる位置が浅いと上手く出来ず、
帯締めをする位置まで返りがあるほうが安心かなと
思いました。
帯枕の紐だけではゆるんで抜けおちる気がして・・
ありがとうございます。
今日はなぜか途中から「頭痛」でした。
うっとおしいことでしたが、暑さがちとひいただけで、
息を吹き返した気分です。
ありがとうございます。
今日は、自分のドジから、時間切れ…。
カレンダーに予定を書いていても、
今日が何日だか忘れている私です。
そうなんです。お太鼓が落ちるんじゃないか、
外れるんじゃないかと、心配ですよね。
そのことも書こうと思っています。
いろいろ工夫しているヒトもいるんですわー。