ヤフオクで出た「おもちゃの台所セット」。最近入手のものです。
おままごと道具をちょびっとコレクションしているのですが、洋風が入っているのは初めて見つけました。
表書きが右からです。そして箱の横に張られたシールには「MITSUKOSHI TOYLAND」。
価格が書いてないのが残念ですねぇ。
「洋風」ってなんやねんですけれど…おぉ「かまど」じゃなーい…です。
日本の台所も、少しずつ西洋のさざ波が?よせてきて、ちょっとずつ変わったわけですね。
私の持っているのは、まず「つるべのもの」つまり「井戸」ですね。
この前アップしたこちらがつるべ。
当然「熱源」は「かまど」です。
別に入手したものですが、こんなかまどのおもちゃがあります。
かまどの下に、マキが詰まっているように見えるけど、ほんとは薄く輪切りにしたものをはりつけてあるだけ。
水道の場合がこちら。こういう枠箱つきのセットがよくあるタイプです。
真ん中が水道です。桶のすぐ上に見えるのが「蛇口」。
全部しまえるようになっている「観音開き型」。これは右側にかまどもついてます。
水道になったと言っても、水道は別にあって、流し台までは桶で運ぶんですね。
そしてこれが一体型になって、こうなった…わけです。右側、わかりにくいけど水道つきの流しです。
ケータイは大きさ比較。
中央、ガスレンジのように見えますが、下のちいさい銀色のところが開くようになっています。
炭やマキをつかうのでしょうね。ちゃんとここも開きます。
左の台の上に載っているのは、どうやら電熱器、ウチにもありましたわ、もっと平らで白いのが。
下の戸棚はちゃんと扉がくようになっていて、食器が入っています。
デッドストックらしく、まだ止め糸が全部ついています。
台所のカタチはかわっても、道具はまだまだ古いものがいっぱいで、
すりこぎやみそつぼ、おろしがねなどがあります。
ザル系が、プラでなくちゃんと竹だったり金網だったりも、昔風ですね。
一生懸命思い出してみました。我が家は、市営の住宅に入った時、
水道で石の流し台、でしたが、ガスはまだ今のような形ではなくこんなの。
プロパンで、右端のコックをひねりつつ、マッチで点火、です。
まだお釜でごはん…だった記憶があります。
まもなくに、いわゆる「ガステーブル」になりましたね。ついでに「電気炊飯器」に移行したと思います。
おもちゃって、世相を映す鏡ですよね。
昔の「台所セット」、つるべから水道に変わっても変わらずついているものが「荒神様」の神棚です。
ちょっと洋風になったら、ついていません。モダンなセットに神棚は似合わないから、でしょうか。
最近は荒神様と言っても、若い人には通じませんね。
どんなに道具が便利になっても、デザインがもモダンになっても、安全装置がいろいろ考え出されても、
結局使うのは人間です。自分も気を付けますけれど、神様お願いします…という気持ちは、
なくならないとおもうのですが…。
今の時代、子供が空き地でござを敷いてままごと遊びしている…なんて光景は、
さっぱり見なくなりました。空き地もないし、「ヘンな人」の出現も怖いし…世知辛い世の中です。
水汲みして日向水をしてから学校へ行って
いました。
あの頃は上手に水汲み出来ましたが今は
出来るかどうか自信ないですね。
かまどでご飯を炊いて、天窓を開けて・・と昔の
実家を思い出しました。
伯母の家に井戸があったので、それをくみ上げるのが
楽しみでした。でもバケツでしたわ。
たまたま母の田舎が古かったので、
かまども井戸も経験できましたが、
薄暗くて、マキがつんであって…と、
なんかノスタルジックな風景でした。
なんとノスタルジック。。。
見ていると何とも言えない気持ちになりますね。
私が結婚したての頃はまだかまどがありました。行事ごとに使ったのですが、それも1,2回使って終わりだったかな。。。
全てが変わってしまいましたねえ~
今のものとつい比べてしまいます。
素材がなかったとはいえ、瀬戸物もザルもそのままミニ。
こういうものを使って「壊れる」ということを
覚えたのだとも思ってしまいます。
かまどは伯母のところと母の実家で見ましたが、
自分は使わせてもらわなかったのが、
心残りなんです。まだ使っているところもありますよね。