梅雨だからしかたないとはいえ、沖縄のあの大雨、なんてことでしょう。
九州も今すごいとか・・こちらにだんだん来てまして、明日未明から・・と
さっき天気予報でやっておりました。梅雨と言うのはジトジトシトシト・・
といわれるのに、なんだか梅雨末期のような降り方です。
まともじゃなかった春、平年並みの梅雨じゃない今年、夏はどーなるんでしょ。
さて、せめてハギレはさわやかに・・・一足お先に「夏」。
リアルな朝顔、これは錦紗ですが、もう着込まれてうす~~くなってます。
女の子の単の一つ身、それもほんとに赤ちゃん用でしょう、
袖もギリギリの幅しかないものでした。元は少女の着物だったのでしょうね。
相変わらず「ここまで使われたら本望」・・という手わざです。
お次は絽の着物を解いたもの、この舟は猪牙(ちょき)と呼ばれる、
江戸時代のいわば「水上タクシー」や「水上宅配」に使われたもの。
鮮やかな青と動きのある波の描き方、着て歩いたら舟が揺れそうです。
この舟の柄、よく使われます。下の写真は単の帯、
なす紺に、写真ではわかりにくいのですが、舟は金糸銀糸です。
中心を少しはずして2本の線があり、右側には「水鳥」が飛んでいます。
もう一枚、こちらも絽、縦絽の着物でした。
柳に材木、木場の風景だと思うのですが・・・。
水に浮いた木がちょっと細いですが、太い材木じゃ暑苦しいし・・。
どこからか「木遣り」が聞こえてきそうな柄です。
縦絽の線が雨のようにも見えますね。
クーラーも扇風機もなかった時代、夏の暑さを凌ぐために
軒を深く作り、すだれをさげ、眼に見えない風を感じるために風鈴をつるし、
打ち水、つりしのぶ、桶の中の金魚・・・そしてこんな柄の着物。
夏もわるくないなぁ・・なんてつい思ってしまう。
今年は猛暑ではありませんように。
涼しくなります。細い柳と材木の色
茶色じゃなくブルーなのが余計そう
思うのかもしれません。
とんぼ様と同じで猛暑じゃありませんように
と祈りたくなりますね。
朝顔といえば鬼子母神の朝顔市。私の浴衣の着始めは、入谷鬼子母神の朝顔市か浅草寺のほおずき市と決めております。今年のベストは7月8日ですね、朝顔市~下町七夕まつり~ほおずき市と巡る事が出来ます。
7月8月は専ら浴衣で過ごす事が多いのですが、ここ横浜では花火でもない限り目立ってしょうがないですね~。でも浅草界隈だと少数派だというだけですから、イイですね~。
更年期以来の「大汗かき」で、よけいに
夏が嫌いになってしまいました。
クーラーのきいたところででしたら、
襲の着物でも着ちゃうんですけどねぇ!
ダン之助様
朝顔市、江戸風情たっぷりですね。
浴衣や単でお祭り・縁日めぐりなど
してみたいみものですが、横浜ってほんとに
そういうのはありませんねぇ。
かかし様
HPができましたら、着物をちゃんと衣こうにかけて
写真をうつしてのせますね。お楽しみに。