
もうすぐ梅雨も明けそうですが、明ければあの暑さがくるかと思うと…。
子供のころはなんであんなに夏が楽しみだったんですかねぇ。
やっぱり「夏休み」のせいかなー。
さて、せめて眼だけでも「水の流れ」を楽しんでいただきましょう。
これは「いかだ流し」ですね。ちりめんのハギレです。
ちりめんに描かれる模様は、たいがい凝った細かいものが多いのですが、
これはとってもシンプル。
もうできるだけ余分な線は省略してみました…というシンプルさ。
かわいさまで感じる絵ですね。使われている色数も少ないです。
それでもけっこうシャレてるんですよ。
二人乗りのほう、よく見ると竿をさしているのは一人で、
隣の人はすわってまして、手にはキセルが…
はっきりしないので色調整しました。
ちょいと一服、してるでしょ?

「筏流し」は、てっとりばやい「木材運搬」です。
有名なのはやはり「木曾」ですね。
木曾檜は、江戸の昔には「木一本、首ひとつ」といわれたくらい、
その管理は厳しくなされ、最初は幕府の直轄領として関所も置かれました。
日本は狭い国で山と海の距離が近く、川は流れが急で短い…ってのは、
むかーし、社会科の授業で習いましたねぇ。
その川の急な流れを利用して、山から切り出した材木を、
筏に組んで下流の町まで運んだわけです。
その筏乗りで有名なのが「木曽川」で「木曾節」はそれを歌ったもの。
♪木曾のなぁ 中乗りさ~ん…ですが、この中乗りというのは、
三人組んで筏流しをするときに、真ん中に立つ人のこと、だそうで
先頭に乗るのが「舳(へ)乗り」、船の舳先と同じですね。
後ろは「艫(とも)乗り」、真ん中が「中乗り」であろうと言われています。
歌の二番では「あわしょ(袷)なぁ、中乗りさん、あわしょやりたや
ナンジャラホイ、夏でも寒いヨイヨイヨイ…」です。
つまり、夏のさなかでも冷たい水の中、激しい水しぶきを浴びながら、
筏を操って川を下るのは、冷えてつらい仕事だったのでしょうね。
こちらの柄は、二人と一人、中乗りさんはいませんが、
みんなすっぽり蓑を着て、笠をかぶっています。
筏流しの柄は、男物じゅばんや羽裏にも使われますが、
たいがい「蓑と笠」です。山からふもとまで下るうちには、波しぶきもあり、
また天候もころころとかわったのかもしれませんね。
いまや手すりのついた「観光筏流し」ってのがあるそうで、
実は乗ってみたいと思っている私です。
船の川下りよりもスリリングゥ、でしょねぇ。
今日は真夏のような日差しです。
なんか涼しい画像を、と思ったのですがおもいあたりませんで、
こちらは絽の着物、水紋柄に、つげの金魚、根付です。置いてみました。

何かで昔のことを思い浮かべる…なんていうと、大体は夏の風景。
狭いけれど、ごっちゃりと植木草花の植わっていた庭、
あちこちにサルビア、ホウセンカ、ダリア、ヒャクニチソウ、
足元のそれをよけるようにして、母が毎日洗濯物をほしていました。
午後になると、あっという間に乾いた洗濯物を縁側から部屋の中にほうりこんで、
母がホースで水撒きを始める…そのときの具合で虹がでることがあって、
それを見るんだとまとわりついて、叱られながらもしぶきを追いかけました。
夏休みに田舎で「井戸水」に足をつけ、その冷たさに驚いて、
井戸の中には氷が入っているのかと思いました。
夏の風景には「水」がつきものですね。
節約、エコがいわれるようになって、いまや洗車も気づまりな思いですが、
今年は水不足がないようですので、真夏になったら盛大に水撒きしたいですなぁ。
実際打ち水というのは、気温を下げる効果があるそうですから。
水もしたたるなんとやら、になってみましょー!(それはまたベツだって)
子供のころはなんであんなに夏が楽しみだったんですかねぇ。
やっぱり「夏休み」のせいかなー。
さて、せめて眼だけでも「水の流れ」を楽しんでいただきましょう。
これは「いかだ流し」ですね。ちりめんのハギレです。
ちりめんに描かれる模様は、たいがい凝った細かいものが多いのですが、
これはとってもシンプル。
もうできるだけ余分な線は省略してみました…というシンプルさ。
かわいさまで感じる絵ですね。使われている色数も少ないです。
それでもけっこうシャレてるんですよ。
二人乗りのほう、よく見ると竿をさしているのは一人で、
隣の人はすわってまして、手にはキセルが…
はっきりしないので色調整しました。
ちょいと一服、してるでしょ?

「筏流し」は、てっとりばやい「木材運搬」です。
有名なのはやはり「木曾」ですね。
木曾檜は、江戸の昔には「木一本、首ひとつ」といわれたくらい、
その管理は厳しくなされ、最初は幕府の直轄領として関所も置かれました。
日本は狭い国で山と海の距離が近く、川は流れが急で短い…ってのは、
むかーし、社会科の授業で習いましたねぇ。
その川の急な流れを利用して、山から切り出した材木を、
筏に組んで下流の町まで運んだわけです。
その筏乗りで有名なのが「木曽川」で「木曾節」はそれを歌ったもの。
♪木曾のなぁ 中乗りさ~ん…ですが、この中乗りというのは、
三人組んで筏流しをするときに、真ん中に立つ人のこと、だそうで
先頭に乗るのが「舳(へ)乗り」、船の舳先と同じですね。
後ろは「艫(とも)乗り」、真ん中が「中乗り」であろうと言われています。
歌の二番では「あわしょ(袷)なぁ、中乗りさん、あわしょやりたや
ナンジャラホイ、夏でも寒いヨイヨイヨイ…」です。
つまり、夏のさなかでも冷たい水の中、激しい水しぶきを浴びながら、
筏を操って川を下るのは、冷えてつらい仕事だったのでしょうね。
こちらの柄は、二人と一人、中乗りさんはいませんが、
みんなすっぽり蓑を着て、笠をかぶっています。
筏流しの柄は、男物じゅばんや羽裏にも使われますが、
たいがい「蓑と笠」です。山からふもとまで下るうちには、波しぶきもあり、
また天候もころころとかわったのかもしれませんね。
いまや手すりのついた「観光筏流し」ってのがあるそうで、
実は乗ってみたいと思っている私です。
船の川下りよりもスリリングゥ、でしょねぇ。
今日は真夏のような日差しです。
なんか涼しい画像を、と思ったのですがおもいあたりませんで、
こちらは絽の着物、水紋柄に、つげの金魚、根付です。置いてみました。

何かで昔のことを思い浮かべる…なんていうと、大体は夏の風景。
狭いけれど、ごっちゃりと植木草花の植わっていた庭、
あちこちにサルビア、ホウセンカ、ダリア、ヒャクニチソウ、
足元のそれをよけるようにして、母が毎日洗濯物をほしていました。
午後になると、あっという間に乾いた洗濯物を縁側から部屋の中にほうりこんで、
母がホースで水撒きを始める…そのときの具合で虹がでることがあって、
それを見るんだとまとわりついて、叱られながらもしぶきを追いかけました。
夏休みに田舎で「井戸水」に足をつけ、その冷たさに驚いて、
井戸の中には氷が入っているのかと思いました。
夏の風景には「水」がつきものですね。
節約、エコがいわれるようになって、いまや洗車も気づまりな思いですが、
今年は水不足がないようですので、真夏になったら盛大に水撒きしたいですなぁ。
実際打ち水というのは、気温を下げる効果があるそうですから。
水もしたたるなんとやら、になってみましょー!(それはまたベツだって)
何がすばらしいかって?
まず、筏乗りの絵柄を見て木曾節が浮かんでく
るなんざ、あなた、尋常ではありませんでげ
す。しかも、歌詞の解説つき!言われてなるほ
どとうなづくこのくやしさったらありゃしませ
んよ。こちとら頭のたがは緩みっぱなしです。
おまけに、水紋に柘植の金魚の根付を添えるな
んざ、てえしたもんだ。しかも、どこにしまっ
てあったのか知りやせんが、たちどころに出て
来るなんざ、おなた、天才ですよ。天才。こち
とら肩に掛けた手拭探してうろうろしてまさあ
ね。
納涼!納涼!
言いますけど、深く考えた事も無かったですが、へ~ぇー、真ん中に乗っている人の
ことだったんですね。
とんぼさんちは本当に色んな物がありますね。
つげの金魚さん凝ってますね~。
お褒めいただいて恐縮です。
着物の柄は昔のほうがずっと楽しいです。
根付は…おかしなものが好きだと
いわれております。イロイロあります。
陽花様
民謡好きのお年寄りがいましてねぇ、昔。
でも、ただ三人のの真ん中ってきいてたんで、
舳のり艫のり、というのは、
最近知りました。
真ん中の人が一番ぬれたんですかねぇ。
友達は「客のこない博物館のよーだ」と
いいます。とほほです。