私は何か「モノ」や「道具」を見ると「最初にこれを見つけた人、作った人、
食べてみた人ってすごいなぁ」と思うのです。
繊維というものも、そのひとつで衣服などまだ身につけなかった時代に、
植物や動物の腱など「繊維質」を持つものは、丈夫だ…ということに気がついたこと
それがすごいと思うのです。それで獲物を縛って、担いで洞穴に帰ったのかもしれません。
私の通っていた小学校は敷地が広く、
校庭の横に小さな林があって、私たちの格好の遊び場でした。
伸びた萱の上のほうを縛り、真ん中を広げて「かまくら」のような秘密基地作りました。
このとき萱の上を縛るのに、ある日、一本の木の枝の折れたところの中身部分を
はがしてみました。つまり「繊維」です。まだ水分たっぷりのそれは
かっこうの「紐」になり、乾いたあとは容易に切れませんでした。
子供心にものすごい発見をした気分でしたが、
大昔の人も、あんなふうに「折れた木の内側」にあるものだとか、ツタに眼をつけて、
それが長い紐になることに気がつき、更にそれは細く裂けるものだときがついた…。
全ての「繊維」の始まりは、この「細く裂いたもの」だったと思います。
それを糸と呼び、撚り合わせることでいっそう強くなることを知った…。
今、あらゆる素材の「布」に囲まれて暮らしている私たちの、
繊維の第一歩は、だれかが気がついた木の内側だの、柔らかい草の蔓だの…
そんなものだったのではないかと思うと、不思議な気がするのです。
食べてみた人ってすごいなぁ」と思うのです。
繊維というものも、そのひとつで衣服などまだ身につけなかった時代に、
植物や動物の腱など「繊維質」を持つものは、丈夫だ…ということに気がついたこと
それがすごいと思うのです。それで獲物を縛って、担いで洞穴に帰ったのかもしれません。
私の通っていた小学校は敷地が広く、
校庭の横に小さな林があって、私たちの格好の遊び場でした。
伸びた萱の上のほうを縛り、真ん中を広げて「かまくら」のような秘密基地作りました。
このとき萱の上を縛るのに、ある日、一本の木の枝の折れたところの中身部分を
はがしてみました。つまり「繊維」です。まだ水分たっぷりのそれは
かっこうの「紐」になり、乾いたあとは容易に切れませんでした。
子供心にものすごい発見をした気分でしたが、
大昔の人も、あんなふうに「折れた木の内側」にあるものだとか、ツタに眼をつけて、
それが長い紐になることに気がつき、更にそれは細く裂けるものだときがついた…。
全ての「繊維」の始まりは、この「細く裂いたもの」だったと思います。
それを糸と呼び、撚り合わせることでいっそう強くなることを知った…。
今、あらゆる素材の「布」に囲まれて暮らしている私たちの、
繊維の第一歩は、だれかが気がついた木の内側だの、柔らかい草の蔓だの…
そんなものだったのではないかと思うと、不思議な気がするのです。
物を縛るのに良さそうと思うのですが
案外すぐ切れてしまうんですよね。
一番庭で使いやすいのはヘクソカヅラ
花を切ったときに花束を作るのにとても重宝ですが、
雑草としては厄介者。
ほどほどに見逃し、ほどほどに抜き去る。
きっと昔から、色々試してみたがり屋
冒険野郎がいたんだろうな・・・・
それと人間になる前からの知恵も
あったんでないかと思ったりします。
だって、動物はもちろん、虫さえも
植物などの知識が色々ありますからね。
私も「原始」から考えると面白いと思います。
おいもを海水で洗って塩味つけるお猿さんとか
いますよね。
人間も、ほんとに少しずつ、いろんな知恵を
積み重ねてきたのだと思います。
何でもやってみて、しょっちゅうケガしてるなんてのも
きっといたでしょうね。