昨日の紬、昨夜のうちに解きまして、一応今日、片身ごろを洗ってみました。
いやもぉ手ごわいこと…お風呂場で水を流しながら洗ったのですが、
そのとき水に入った絹…という感覚がちと違う気がする…と思いました。
シボの大きいちりめんやお召しは、水につけたとたんにゴワッと固くなります。
麻や木綿は逆にしなっとなるものが多いです。
紬などはケースバイケースですが、割と抵抗がなくなるもんなんですが…。
これは水につけても「元気いっぱい」しゃっきりコンとしています。
オークションの詳細説明には「正絹」とあったり、手にしたときもカタイなというだけで、
絹と違う…という違和感はなかったのです。
でも、水につかり、それを手でつかんで寄せたりしていると、これは木綿の感触。
ひょっとして「綿絹」の交織だったかな…と思ったのですが、
素人の私には、この状態での判断はムリ。とりあえず久しぶりの伸子張りをしました。
張り木にはさんで引っ張った時点で「あ…やっぱ細かく打たなきゃだめだ」・・・。
通常「紬」は、結構ポッテリしていても、節が多くあっても、縮みませんから、
そんなに数多くの伸子を打たなくてもちゃんとピンと張ります。でもこれは絞ったシワまで見え見え…。
結婚したてのころ、夫が好んで着ていた綿100パーセントのワイシャツがぽわんとアタマに浮かびました。
毎日毎日、アイロンかけがたいへんで、スチーム使おうが霧を吹こうが、細かいシワはとりきれない!
実は安いアイロン台を使っていまして、力任せにエイッと押さえつけて、パイプの足がボキッといったことがあります。
お願いだから化繊のはいったのにしてくれと頼んだのですが、
当時「ボタンダウン」でナントカいうメーカーのは綿100パーセントのしかなかったんです。
数年後に、ありがたいことに「かまわなく」なりまして、さっさとノーアイロンのワイシャツにかえましたっけ。
あの、こまかいシワがアタマをよぎります…じっと見るとやっぱりついてる…。
しかたなく細かいめに伸子を使いました。期待薄でしたけど…。
乾きましたが、やっぱりとりきれていない…どころか絞った分だけしわだらけや~ん。
わかりますか、左上アタリの氷のヒビみたいな細かいシワ…。
手前もすごいでしょ。あ~~アイロン台の足を気にしつつアイロンかいな…。
取り込んでから、はじっこの糸をとりだしました。グレーはしなやかですが、
黒糸はなんだか「カサッ」としています。綿というより紙みたい…。
やっぱ木綿だわと思いながら、一応燃焼実験してみたら…おどろいたことに絹…えぇーっ。
こんな絹もアリ…なんだわ…こりゃ新発見??というより質が悪いってだけの話ですね、こりゃ。
とりあえず、洗ったかいあって、さっぱりはしました。それだけは確実。
これはいずれ、プロにお願いするつもりですが、これ縫うの…もんのすごくたいへんだろうなぁ…。
ま、今はムリ、来年の春ですかねぇ。「こんな紙みたいなの縫えません」って断られたらどーしよー。
おまけ画像、ご近所の「紅葉(こうよう)」です。たぶん花の小さい小さいツツジかと。
ちょうど真上の一角だけ日があったってまして…ひょぉんと新芽が伸びていて、
なんだかロウソクを立てたケーキみたいだなぁと思って撮りました。おいしそ…いやいやきれいです。
燃焼実験で絹と分かってよかったですね。
絹もほんとうにピンキリありますね。
時々硬くて運針に往生する生地あります。
織り方よりもやはり糸の質なんでしょうか。
燃えるような紅葉、きれいですね。
先日、友人がオークションで購入した紬も固くて固くて、袷なもので、襟のあたりが突っ張らかって…というモノでした。
それを触っていた呉服屋の若奥様が「もしかして湯のしを間違えたのでは」と言っておりました。「ウチでも一反ダメにしちゃった痛い経験があるのよ」と。
ウロ覚えなのですが、しっかい屋さんでも間違うことがあるんだなーと思いながら聞いておりました。
そんなこともあるんですね。着て着て着倒して柔らかくするしかないのでしょうかね…。
着物の繊維のことはわからないのですが、
いろいろあるのですね。
それにしても可愛らしい図柄ですね。地色もよさそうで、
可愛らしさが引き立っているように思えます。
あざやかな紅葉の写真ですが、モミジではないように
見えますが...。きれいですねえ。
こんなに硬い記事は初めてです。
縫い目はちゃんとしていましたが、
さぞかし手や指先が痛んだろうと思います。
柔らかくなってくれればいいんですが…。
鏡は風が強かったので、家の前にも
いろんな紅葉や枯れ葉が
たくさんちり積もっています。
もう冬が近いのですねぇ。
コメントありがとうございます。
そういうマチガイもあるのですね。
もうためつすがめつしているのですが、
いっそ洗濯機で、一週間くらい続けてガシガシと
洗っててみようかとか…。
一度呉服屋さんに聞いてみようと思います。
これもその「マチガイ」かもですねぇ。
着る前から肩こりしそうな生地ですー。
母は和裁の仕立師で、母方の曾祖母は結城紬の織り子でしたから、着物になじみのない家庭ではなかったのですが。。。
実はこういう洗い方を知らなかったんです。柔らか物なんて普段に着ないから、自宅で洗うこともない。思いっきり田舎もんだと知りました(^o^;)
そういえば、あの頃の洗い張りの板って、もしかしたら仕立て台だったのか???
身丈、余裕で張ってたし。
とんぼ様の洗った紬のしわしわを見て、ふと遠い昔に思い馳せるのでした。。。
着易くなるといいですねぇ。
とくに戦時中などの絹は質が悪いですが、
これは悪いのかどうなのか、よく分かりません。
本来着物に使う絹じゃないのかしらんと、
触っては首を傾げています。
紅葉、すみません、独りよがりで「こうよう」のつもりでした。
書き直しました。小さい花の咲くツツジです。
日が当たるととてもきれいです。
もうすぐこの色もおわりですねぇ。
やわらかものでも、あまり縮まないタイプならナントカなりますし、
柄あわせにあまりモンダイのない小紋などは、
私もやってしまいますが、
実際「幅」をきちんとするのは難しいです。
ハギレ用なんて38センチとかになっちゃったりして。
「シボ」ないやん!…とか。
張り板は大体2メートルくらいありますね。
身頃半分と衿の長さが干せればいいわけですから。
この着物は苦労しそうです。
いっそ砧のようにたたくとか、
毎日洗濯するとか…縫う前にぼろぼろになりそうですね。
なんとかなるといいのですが…。
春、ブルーベリーとそっくりの
白い小さな釣り鐘状の花を咲かせます。
真っ赤に紅葉するのできれいですね。
私もそうではなかったかと思うのですが、
春先に、ちいさい赤いツツジが
咲いていた記憶があるのです。
この木の周りにもいろいろあるおたくなので
どれがどれだったか…なんです。
家の裏側のほうのおたくなので、
毎日みていなくて…。
記憶ってあいまいですわ。