へそ曲り署 名物デカ 「せん & とん」…。
「おサカナくわえたドラねこ」も捕まえられそーにないコンビではありますが…。
千さま、かってに「友情出演」させてしまいました、すんません。
「友情…」のため、ギャラはありません。
さて、なんでこんなマンガを描いたかといいますと…。
これがまた「長い前置き」になるんですわ…。
とりあえず…、本日は着物を着なれた方には、用がないと思います…。
着物や羽織を着るときのお話です。
家の中で着物を着るとか羽織るときには、まぁ実際はどう着てもいいんですが、
外で人目のあるところで羽織や道行を着るときなど、
上のマンガのように洋服を羽織る感じで、大手を広げてバサッとやるのは
どうも見苦しいものです。
実は昨日、外から中がよく見える喫茶店で、けっこうお年を召した女性が
ハナバナしく上のマンガのようにやっていたのを見てしまいまして…。
羽織を着るのに…。
着物は洋服のように、手を先に通すのではなく、
まず下の位置から持っていって「肩にのせる」から始まると思うのです。
そしてあくまで腕は高々と上げない…。
着物でも羽織でも、着るときはまず、両衿の胸のあたり、
ここを二枚あわせて持ち、下に着物・羽織を下げます。
どちらの手でもかまいません、衿二枚一緒に持った状態で、
腕を「さげたまま」後ろに手をやります。もう片方の手もカラ手のままうしろへ。
真後ろの腰の下あたりで、あいてる手で衿を一枚持ちます。
そして広げます。腰巻ひろげたよーなカッコですね。
洋服でいえば「誰かに着せかけてもらったときのカッコ」です。
これは羽織を着ようとしているところ。
まず衿の途中を合わせたところです。
後ろに回し、両手で羽織をひろげたところ。
すんません服の上から着物だけ着て作り帯というすんごいウソ画像です。
必要なところだけ見てねぇ。
このあと手のひらを前に向ける感じで、着物を下から上へ、
背中をすりあがるように上に送って、肩に乗せます。
といっても、別に着物や羽織が背中にピッタリついてなくてもいいのです。
女性の場合は帯がありますから、くっつけたら引っかかります。
浮かせる感じ、姿勢は体をそらせ気味、です。
最初に持った幅がせまかったり、いろいろあると思いますから、
ちょっと持つところをずらしたりとか、そういうのは工夫と練習ですね。
とにかく、下から上へ、背中に沿わせてあげてゆく、です。
まずこうして着物・羽織を「肩にのせる」わけです。
肩にのったら次は腕を通す、つまり袖を入れる…ですが、
ここが洋服と違うところなんです。
洋服の袖に腕を通すときは、曲げたヒジを体の脇にひきつけるようにして、
袖の中に手の先から入れますね。このときセーターなどが
たくりあがらないようにするには、指でセーターの袖口をちょっと押さえたりして
そのまま手の先から、袖つけのところから入れて通します。
着物の場合は逆で、まず腕を曲げたらヒジを脇から離します。
そうすると袖つけが自然にあきます。
着物の袖付けは洋服のそれよりはるかに大きいし、袖自体が中も広いですから、
ヒジごと入ってうまく動かせば、さらに中でウデを開けるんです。
着物だとわかりにくいので、服で羽織の袖をヒジで軽く上げてみました。
こんなに広く開くんです。ここが洋服の袖ツケとは違うところですね。
こうして「ヒジから」するりと入れるわけですが、そのとき、
着物の袖の下を軽くつかみまとめておきます。
こんな感じ、(上の方の着物と違っててすみません、撮り直したので)
袖つけにヒジから入れる感じで、着物の袖をつかんだまま腕を通します。
これで脇を締めると、袖の中でも手が動かせます。
次に袖口から手の先を出す前に、つかんでいた着物の袖を離します。
これで、一度に羽織と着物の袖があわさります。(着物とじゅばんも同じ)
こんな風になる、という画像です。
つかんで入れて、これから手を離そうというところを袖の振りから見たところ。
このあとは、袖を離して手だけ袖口からだせばいいわけです。
もちろん、袖のおさまりはきちんと最終的に修正してください。
男物は袖の振りのアキがありませんから、外からあとで直せません。
ですから袖の裾部分をつかんで中に入れたときに、
指先で「人形」の部分をちょいちょいとあわせてしまいます。
「肩」を決め「袖」を入れてから「衿元、衿」です。
羽織のときは、ここから衿の後ろがちゃんと折れているかどうかとか、
ちゃんとチェックします。
着物にしろ羽織にしろ、下からすりあげるように着ると衿がかぶりません。
これだけのことなんですけどね、何度もいうようですが、
上のマンガの着方は洋服の着方、つまり洋服というのは、
体の形に合わせて作ってありますから、袖を先に通さないと
あとが着づらいのです。着物は逆に肩に乗せてから、
あとから袖を通すほうが着易いのです。
そしてその方が狭い場所でもスルリと着られるのです。
男の方も、外で羽織を着るときはこうしたほうがきれいです。
元々着物は手を高く上げると、脇があがってしまいますから
着崩れの原因にもなってしまいます。
時代劇などで、女の人がかんざしを直すのに、首をうんとかしげる…、
なんていう場面がありますが、あれは首まっすぐで、
腕だけ高々とあげると「腕がむき出しになる」のと、
元々腕があがりにくいからなんですね。
普段着物やおうち着物はともかくとして、オサレーな着物姿でいるときは、
高いところのものはとらない、電車でつり革につかまらない、万歳しない…
要するにヒジが肩から上に上がるような動作は慎めということです。
それが羽織などを着るときにもいえるわけです。
まぁ実際には人に見られない着物の着付けなんかは、もう天下ゴメンの好き放題、
やりやすいようにやればいいんですけどね。(私なんかホントはすごいですー)
せめて外で羽織を羽織るような場合は「ごめんなすって」と、
縞のカッパを羽織るようなカッコは、どーかやめてください、というお話しです。
「おサカナくわえたドラねこ」も捕まえられそーにないコンビではありますが…。
千さま、かってに「友情出演」させてしまいました、すんません。
「友情…」のため、ギャラはありません。
さて、なんでこんなマンガを描いたかといいますと…。
これがまた「長い前置き」になるんですわ…。
とりあえず…、本日は着物を着なれた方には、用がないと思います…。
着物や羽織を着るときのお話です。
家の中で着物を着るとか羽織るときには、まぁ実際はどう着てもいいんですが、
外で人目のあるところで羽織や道行を着るときなど、
上のマンガのように洋服を羽織る感じで、大手を広げてバサッとやるのは
どうも見苦しいものです。
実は昨日、外から中がよく見える喫茶店で、けっこうお年を召した女性が
ハナバナしく上のマンガのようにやっていたのを見てしまいまして…。
羽織を着るのに…。
着物は洋服のように、手を先に通すのではなく、
まず下の位置から持っていって「肩にのせる」から始まると思うのです。
そしてあくまで腕は高々と上げない…。
着物でも羽織でも、着るときはまず、両衿の胸のあたり、
ここを二枚あわせて持ち、下に着物・羽織を下げます。
どちらの手でもかまいません、衿二枚一緒に持った状態で、
腕を「さげたまま」後ろに手をやります。もう片方の手もカラ手のままうしろへ。
真後ろの腰の下あたりで、あいてる手で衿を一枚持ちます。
そして広げます。腰巻ひろげたよーなカッコですね。
洋服でいえば「誰かに着せかけてもらったときのカッコ」です。
これは羽織を着ようとしているところ。
まず衿の途中を合わせたところです。
後ろに回し、両手で羽織をひろげたところ。
すんません服の上から着物だけ着て作り帯というすんごいウソ画像です。
必要なところだけ見てねぇ。
このあと手のひらを前に向ける感じで、着物を下から上へ、
背中をすりあがるように上に送って、肩に乗せます。
といっても、別に着物や羽織が背中にピッタリついてなくてもいいのです。
女性の場合は帯がありますから、くっつけたら引っかかります。
浮かせる感じ、姿勢は体をそらせ気味、です。
最初に持った幅がせまかったり、いろいろあると思いますから、
ちょっと持つところをずらしたりとか、そういうのは工夫と練習ですね。
とにかく、下から上へ、背中に沿わせてあげてゆく、です。
まずこうして着物・羽織を「肩にのせる」わけです。
肩にのったら次は腕を通す、つまり袖を入れる…ですが、
ここが洋服と違うところなんです。
洋服の袖に腕を通すときは、曲げたヒジを体の脇にひきつけるようにして、
袖の中に手の先から入れますね。このときセーターなどが
たくりあがらないようにするには、指でセーターの袖口をちょっと押さえたりして
そのまま手の先から、袖つけのところから入れて通します。
着物の場合は逆で、まず腕を曲げたらヒジを脇から離します。
そうすると袖つけが自然にあきます。
着物の袖付けは洋服のそれよりはるかに大きいし、袖自体が中も広いですから、
ヒジごと入ってうまく動かせば、さらに中でウデを開けるんです。
着物だとわかりにくいので、服で羽織の袖をヒジで軽く上げてみました。
こんなに広く開くんです。ここが洋服の袖ツケとは違うところですね。
こうして「ヒジから」するりと入れるわけですが、そのとき、
着物の袖の下を軽くつかみまとめておきます。
こんな感じ、(上の方の着物と違っててすみません、撮り直したので)
袖つけにヒジから入れる感じで、着物の袖をつかんだまま腕を通します。
これで脇を締めると、袖の中でも手が動かせます。
次に袖口から手の先を出す前に、つかんでいた着物の袖を離します。
これで、一度に羽織と着物の袖があわさります。(着物とじゅばんも同じ)
こんな風になる、という画像です。
つかんで入れて、これから手を離そうというところを袖の振りから見たところ。
このあとは、袖を離して手だけ袖口からだせばいいわけです。
もちろん、袖のおさまりはきちんと最終的に修正してください。
男物は袖の振りのアキがありませんから、外からあとで直せません。
ですから袖の裾部分をつかんで中に入れたときに、
指先で「人形」の部分をちょいちょいとあわせてしまいます。
「肩」を決め「袖」を入れてから「衿元、衿」です。
羽織のときは、ここから衿の後ろがちゃんと折れているかどうかとか、
ちゃんとチェックします。
着物にしろ羽織にしろ、下からすりあげるように着ると衿がかぶりません。
これだけのことなんですけどね、何度もいうようですが、
上のマンガの着方は洋服の着方、つまり洋服というのは、
体の形に合わせて作ってありますから、袖を先に通さないと
あとが着づらいのです。着物は逆に肩に乗せてから、
あとから袖を通すほうが着易いのです。
そしてその方が狭い場所でもスルリと着られるのです。
男の方も、外で羽織を着るときはこうしたほうがきれいです。
元々着物は手を高く上げると、脇があがってしまいますから
着崩れの原因にもなってしまいます。
時代劇などで、女の人がかんざしを直すのに、首をうんとかしげる…、
なんていう場面がありますが、あれは首まっすぐで、
腕だけ高々とあげると「腕がむき出しになる」のと、
元々腕があがりにくいからなんですね。
普段着物やおうち着物はともかくとして、オサレーな着物姿でいるときは、
高いところのものはとらない、電車でつり革につかまらない、万歳しない…
要するにヒジが肩から上に上がるような動作は慎めということです。
それが羽織などを着るときにもいえるわけです。
まぁ実際には人に見られない着物の着付けなんかは、もう天下ゴメンの好き放題、
やりやすいようにやればいいんですけどね。(私なんかホントはすごいですー)
せめて外で羽織を羽織るような場合は「ごめんなすって」と、
縞のカッパを羽織るようなカッコは、どーかやめてください、というお話しです。
いいなぁ。。。
で、やはり、姉さまの方が上司でおじゃりますな。
(おべんきょうのコトでなくって、ごめんなしゃい)
とっとんでもごじゃいましぇん!
せん、という名のとおり?せんぱいです。
私はついていくだけー(ほんとかい…)
面白いと思います!
それにしても、ほんと!時々バサッと
羽織られてる方がいますね。
私も人の事は言えませんが、人前では
後手に持って着ています。
普段からしていないと、つい癖でバサッと
やってしまう可能性はありますね。
ありがとございまーす!
私も家を出るときなんかは、たいがい急いでいて、
ばさっときてますねぇ、どっかひっかかったりして。
「つい」っていうのに気をつけなきゃいけませんね。
陽花様はいつも優雅ですよー。
そうすると美しい着方になるんですね。
勉強になりました。
このところ、機会があれば着物を着る様に心掛けているので参考になります。
それでも多くはないですが。
相変わらずイラスト漫画は上手いですね。
千さんも特別出演。
四コマ漫画で世相診断なぞ良いと思いますが。
え?いえいえ、不服ではありませんって!(笑)
お姉様の為なら、どんな所にでも張り込みますって!
男性の羽織は着たままの場合が多いですが、女性は羽織らない方が、
正装ですから、人前で羽織る機会も多いという訳ですよね。
羽織り方と同じように、逆の場合も、脱ぐというよりも、
座って、下に落としてからたたむ仕種が、洋服上着とは違いますね。
お話ししながら羽織られる仕種が自然ですと、見てる方も、
気持ちいいものです。
あ、もちろん、普通のお友達としての間柄の話ですけどね!(笑)
私が驚いた「ばさっ!」は、浴衣の着付けを子供たちに体験してもらう機会での、講師の「はい、まず羽織って~。」。
ほんとに、ばさっ!てやってくれました。因みに**着付け教室に200以上つぎ込んで資格も取得したそうです。(教材と称して購入するものがあるそうな・・)
でも、もっと驚いたのは、以前ネットで偶然見た「着付け舞」というもの。和服は着つけていくしぐさが美しいので、それを舞として、舞台の上で行うとか・・。とんぼさま、ご覧になりました?
昔「幕末太陽伝」と云う映画で、フランキー堺が、羽織をポンと放りあげてさっと着る・・カッコ良かったなと ふと、思いだしました。
殿方羽織は正式、女性は帯付が正式?
今ではあんまり見なくなりましたが、遊び着の羽織ではなく、紋のついた羽織、三つ紋もありますし一つ紋もありました。さらに紋はついていないものの、絵羽織、とくに縫い取りなど。
只今の訪問着よりも格が上でしたよね。
黒の三つ紋、一つ紋、さらにピンクの縫い取りの絵羽織、うすいグリーンのやはり縫い取りの絵羽織、
これらの格がぐちゃぐちゃになってしまいました。
羽織の格、とくに生地のかねあいなどを教えて下さい。さらに歴史も教えていただくと嬉しいです。
これらの羽織、さらに紗とか呂のもの、箪笥に寝ております。