今日はいくらか楽だったのですが、相変わらずの「ごそごそお片づけ」…。
いろいろ出てくるので、なんだか楽しい??
この古い伊達巻は嫁入りのときに持ってきたもの。元々使っていたものでしたので、え~40年もの…。
確か母が「これを見本にして、嫁入用に自分でもうひとつくらい作りなはれ」と言った記憶が…。
言われた覚えはあるが、作った覚えがない…だはは。
若いころはやせていたので、これを補正代わりに巻いていたころもありましたっけ。(遠い眼…)
私ってヘンなところが気になって、こういうものを巻いたとき、ヘンに重なって曲がるのがいやで…
後ろ脇あたりでこんなふうに…。 (ボディはバスタオル巻いたもので代用です。すみません)
それで途中に穴を開けまして、ボタンホールステッチ(今見ると「もどき」)で紐通し穴をつけました。
これで紐を通すと、交差してもまっすぐ巻ける…。
今はですねぇ、悲しいことに「ほぼ重ならないサイズ」になってしまい、この穴、役に立ちませんね。
母は、過去に腹部に受けた手術痕があり、それがまた昔のことですから、タテに10センチくらい入っていて、
傷跡を真ん中にして左右で高さがちがったり、へんに凹凸があったりしました。
そのまま着ると、おなかで変なゆがみが生じます。
それで、この形のものをタオルをカットして厚みと形を作り、それをウエストに巻いていました。
補正をかねた伊達巻でしたね。高齢になってからは、それもいらないくらい、
おなかもしなびて?いましたが、帯の締め具合がいいからと、薄い目のを作って締めていました。
なんでもそうなんですが「売っているからそれしかない」わけではありません。
自分の着方や体型で、いろいろ作ったりすることもいいわけですね。
さて、今日は、同時に古着を送る先への整理をしていましたが、途中で肩がねぇ…。
すわったままちょっと上の方のものを取ろうと、手を伸ばしたらグキッと音がしました。
実は時々あるんです。元々肩関節が「不出来」なようでして、昔々…いまや笑い話なんですが…。
中学のとき、体育の時間にバレーボールのサーブだったか、打ち終わったらこのグキッというのがあって、
そのあと肩に激痛が走り、手が脇から前に来なくなりました。
そのときの体育教師はまだ新任の若い男性で「とにかく病院行こう」と、
自分も青ざめながら、マイカーで近くの外科に連れて行ってくれました。
病院に着くころには激痛はありませんでしたが、医師が手首を持って動かそうとすると痛みます。
レントゲンを取り、シップで冷やしてもらい…やがて呼ばれて説明が始まりました。
「あー、あんたやせてるねぇ」(何の関係があるんじゃ)
「あのねー、なんも異常はないんだけどね、ちょっと関節の形がねぇ(病気ではなく、元の形のことらしい)」
体育教師にレントゲンの肩関節のところを指し示しながら「…でね、…なわけよ」「あ~はいはい」
で、私の方を向くといいました。
「だいじょぶ、なんともない。要するにさ、アンタやせこけてるから、腕まわすと骨にスジがひっかかるわけよ」…。
体育教師、横で必死に笑いをかみ殺してるし…。
アタシは今、声を大にしてあの医師に言いたい!「太ったって、変わらずひっかかっとるっ!」
今でも肩をまわすと、右と左で違う音がします。特に右はひっかかりやすいのか、
たまにあのときほどではないけれど、手が前に来なくなります。
コツもわかっているので、ほいっと直せますが、やっかいな肩です。
着物を着るのにはあまり差し障らないのですが、一時期五十肩のようになったときは、
上がらない上、手が前にきづらいので困りました。
今日は久しぶりにグキッといったので、ちょっと大事にして、作業中止しました。
なにしろもう年を考えると、こんどこそほんとに脱臼なんてこまりますからねぇ。
帯板は、二代目以降いくつかそろえました。
まぁ大事に使えば、長持ちするものですよね。
今日は重たいものなど運びましたが、
今のところ肩は大丈夫、でも腰がイタイ…。
ボチボチと思っても、運ぶときは運ばなきゃで、
ムリしました。しんどいですー。
お互い、いろいろ気をつけないとですね。
こけし柄の帯枕に帯板が箪笥の中に入っています。
帯枕は若向きの為か大きめなので使用していませんが
帯板は他にいくつかあるものの現役です。
ウエスト補正の為に縫い合わせたタオルも出てきましたが
今や ウエスト補正はえぐり取る必要があるので
雑巾へと変わりました
関節が緩く ずれる事は日常茶飯事の私で
痛さにも馴れっこになってしまっている感がありますが
それでも 激痛が走る事はシバシバあります
まだまだ使わなくてはならない身体
先は長いのです
どうぞ お気をつけて
御身お大事のなさって下さいませね。
そうですねぇ、昔は小物も手作りしてました。
母は、古いじゅばんを壊すと、絹の腰紐にしてましたね。
伊達締めとか、お腰とか、みんな作ってました。
モノがない時代でもあったのでしょうけれど、
なにより「手間」を惜しみませんでしたね。
モスの紐はしっかり閉まって使いやすいですから、
たくさんできて、よかったですね。
とっくの昔に 短く(正しくはわたくしめが肥った)なった為
最近は 腰ひもの長尺 伊達締めの長尺 を買ってましたが・・・
ふと モスの長襦袢用の反物があるのを思い出し
腰ひもを作ってみると あら簡単 長さも反物を巻いてみて 適当に切り ひたすらミシンをかけ ひっくり返し 端に房をつけて出来上がり!
なんと 一巾で幅の広いのやらいろいろ 6本もできたので お嫁ちゃん用に 真中に赤い糸で名前を入れて2本 わたくしようには 赤マジックで真中に㋠と書いて4本 これでしばらくは 可愛いピンクの花がら腰ひもで着物が着られます! なんか 少女になった気分で 楽しいです!