ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

同じ柄…みーっけ

2012-07-08 22:25:13 | 着物・古布

 

ある「羽裏」の小さなサムネイル写真を見て「おやっ」と思い、拡大画像を見てニンマリ…。

思わせぶりにトップ写真は、その羽裏がついていた、いかにもなんでもない羽織です。

羽裏はこちら。私がほれ込んだじゅばんの柄とおんなじです。記事はこちら。

 

      

 

ズームすると…下が以前ご紹介のじゅばんです。

くらべてしまうと、ありゃりゃぁですが。

 

      

             

 

じゅばんの紹介記事を書いたとき「なにかいわれのある柄」とか

「芝居や物語の一場面の柄」ではないかと思うが、全くわからない…書きました。

いまだにわからないのですが…。とりあえず「おんなじだー」です。

まぁじゅばんの方は全て手描き、こちらは型染めですし、まして羽裏ですからかなーりいいかげん。

それでもポイントは全部そっくりです。

 

じゅばんのほうは、もう一人別の若衆と、なにやらいわくありげな男女三人でしたが、

こちらの羽裏は、別の女性です。手にもって入るのは「文箱」または「文笈」と呼ばれる「お手紙ケース」です。

 

       

 

ズームすると、カオがちょっ…なのですが。まぁ姿はいいかなというところで。

 

           

 

アチラのじゅばんの方も、この絵がよかったなぁ…なんぞと勝手なことを思っています。

いずれにしても、全く同じ図柄、と言うのがなんとも不思議で、入手しました。

表は実に目立たない、おとなしいおばさん柄羽織なのに、こんな派手な羽裏をつける…

そこが和服の面白いところですね。

羽織紐も、ピンクのはいったかわいいもの。

 

                  

 

羽織の表柄は、私でも80すぎてからでいいや…のジミさですが、この裏と羽織紐を見ると、

私より少し年下の人が着たものかもしれません。戦後は40過ぎると、いきなりジミになりましたから。

それでもお気に入りの羽裏だったのでしょう、背中側の下の方は、3センチほどついであり、

それでもたりなかったマチ部分には、ほんの10数㎝分、別布が入っていました。

「大事に使う」「お気に入りを大切にする」、当たり前のことなんですが、今は忘れられてる部分もあるかと…。

表地は少しシミがあったりしますが、とりあえず洗う…明日はなんとかお天気が期待できそうですから。 

 

 

追記  羽織紐の組み方、部分アップしました。ピンクの糸、真ん中では紺の糸にくるまれてしまうのでしょうか、

     間のアクセントのところしか出ていません。組紐ってふしぎですね。

     このわずかなピンクがあるだけで、若向きに見えますから。

 

          


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とんぼ)
2012-07-09 22:49:14
陽花様

写真は出さなかったのですが、
若衆の左に家があって、中の人が寝転んで…
と言うのも同じです。
どういういわれなのか、おもしろいものですね。
追記で、組紐部分アップの写真出しました。
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Unknown (とんぼ)
2012-07-09 22:40:38
惠様

デキはともかく、全く同じです。
引き寄せちゃいましたかねぇ。
これ、どうしましょ…です。
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Unknown (陽花)
2012-07-09 19:45:11
本当に着物の柄こそ違えどまったく
同じ構図ですね。

この羽織紐、変わった組み方ですね。
返信する
Unknown ()
2012-07-08 23:39:30
本当に 以前にご紹介されていた襦袢の柄と同じですねぇ
大事にして下さるだろうと とんぼさんの所へ引き寄せられたのでしょう
返信する

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