ある「羽裏」の小さなサムネイル写真を見て「おやっ」と思い、拡大画像を見てニンマリ…。
思わせぶりにトップ写真は、その羽裏がついていた、いかにもなんでもない羽織です。
羽裏はこちら。私がほれ込んだじゅばんの柄とおんなじです。記事はこちら。
ズームすると…下が以前ご紹介のじゅばんです。
くらべてしまうと、ありゃりゃぁですが。
じゅばんの紹介記事を書いたとき「なにかいわれのある柄」とか
「芝居や物語の一場面の柄」ではないかと思うが、全くわからない…書きました。
いまだにわからないのですが…。とりあえず「おんなじだー」です。
まぁじゅばんの方は全て手描き、こちらは型染めですし、まして羽裏ですからかなーりいいかげん。
それでもポイントは全部そっくりです。
じゅばんのほうは、もう一人別の若衆と、なにやらいわくありげな男女三人でしたが、
こちらの羽裏は、別の女性です。手にもって入るのは「文箱」または「文笈」と呼ばれる「お手紙ケース」です。
ズームすると、カオがちょっ…なのですが。まぁ姿はいいかなというところで。
アチラのじゅばんの方も、この絵がよかったなぁ…なんぞと勝手なことを思っています。
いずれにしても、全く同じ図柄、と言うのがなんとも不思議で、入手しました。
表は実に目立たない、おとなしいおばさん柄羽織なのに、こんな派手な羽裏をつける…
そこが和服の面白いところですね。
羽織紐も、ピンクのはいったかわいいもの。
羽織の表柄は、私でも80すぎてからでいいや…のジミさですが、この裏と羽織紐を見ると、
私より少し年下の人が着たものかもしれません。戦後は40過ぎると、いきなりジミになりましたから。
それでもお気に入りの羽裏だったのでしょう、背中側の下の方は、3センチほどついであり、
それでもたりなかったマチ部分には、ほんの10数㎝分、別布が入っていました。
「大事に使う」「お気に入りを大切にする」、当たり前のことなんですが、今は忘れられてる部分もあるかと…。
表地は少しシミがあったりしますが、とりあえず洗う…明日はなんとかお天気が期待できそうですから。
追記 羽織紐の組み方、部分アップしました。ピンクの糸、真ん中では紺の糸にくるまれてしまうのでしょうか、
間のアクセントのところしか出ていません。組紐ってふしぎですね。
このわずかなピンクがあるだけで、若向きに見えますから。
写真は出さなかったのですが、
若衆の左に家があって、中の人が寝転んで…
と言うのも同じです。
どういういわれなのか、おもしろいものですね。
追記で、組紐部分アップの写真出しました。
デキはともかく、全く同じです。
引き寄せちゃいましたかねぇ。
これ、どうしましょ…です。
同じ構図ですね。
この羽織紐、変わった組み方ですね。
大事にして下さるだろうと とんぼさんの所へ引き寄せられたのでしょう