文化人形 その２

 

暑いだなんだと、グダグダ伸ばしておりますが…「文化人形」ちゃんとやっておりますです。

でもねぇ、型紙に合わせていろいろカットしても、とにかく「カオ」を描かないと進まないのです。

カオ…といったって「瞳」だけなんですけどね。それがアナタ…一番やっかいで…。

とりあえず「お道具」並べて、やってみました。

 

文化人形の「瞳」は、現実にはありえない「お星様キラキラ」の大きな黒目です。

一応見本の絵も写せるようには描いてあるのですが、最初に黒目を塗ってしまうので、

結局は写し描きするわけには行かず、見本を見ぃ見ぃ…ちょびちょぴと描いてみました。

なんかまん丸より縦長っぽいのですが、これを縫い合わせて綿を入れるので、横に伸びて「らしく」なる…らしいです。

ほらね、よけいなとこに絵の具ついてるし…。

 

　　　　　　

 

私はアクリル絵の具はステンシルで使うのと、水彩では、およそ水タポタポで使うので、

細筆の先につけて…というのはほぼ初めて…いやもう描きにくい…。

シーチングという素材のこともあるかもですが、水多すぎればにじむし、少ないと筆が動かない…。

「弘法は筆を選ばず」と申します。私のよーな場合は、いい筆使わにゃならんのだと、納得。

なんたって、穂先はすぐグズグズになり形が整わず…あ、筆のせいにしちゃいけませんね。

とりあえず、このキットの見本のように描いたのですが…。

別の本でも似たようなのですが、色が違ったり、星や三角の形が違ったり…。

輪郭の絵だけ見ていると「これで『瞳』になるのかしらん」と思ったのですが、色で描くとなるほどね…でした。

 

描きながらずーっと、写真あったよなぁ…と思っていまして、一番古いアルバムを思い出しました。

生まれてすぐのころからのです。ありました。あらら、肝心の顔が隠れてるやん。

実は、これを抱っこしているのは、私ではありませんで、近所の年上の女の子「ジュンコちゃん」。

お人形は私のなのですが、貸してあげなさい、といわれて貸したところ。なぜ覚えているか…。

私は別の状態悪い、髪くしゃくしゃの人形を持っていまして、この隣でふてくされているんですー。

　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　

 

やっとなんとかカオ、いや「瞳」を描きましたので、今夜はまたチクチクと手縫いです。

ミシンでもいいのですが、とりあえず手縫いで作ってみようと思います。

 

今日は、ほんとに久しぶりの「雨」、待望の雨が降って、なんだかホッコリしました。

昔の夕立のように、雨のあとはひんやり涼しい…はなかったのですけれど、

とりあえず、ご近所中の植木や草花が、喜んでいるようでイキイキして見えました。