この前、缶のお話しをしたとき「未整理の写真」を入れたり…
と書いたのですが、その中からでてきました。
バサマ、10年前の写真です。
70少し越えたくらいですが、このちょっと前くらいから、
「背」が縮みまして…年取るとほんとに小さくなるんですよね。
私より高かったのに、この頃は同じくらい…。
この写真を撮るとき「おはしょりが長いから全身写真はイヤ」と言ったとか。
この頃襦袢はすでに長くて、2センチくらいつまんで「揚げ」をしてました。
いずれ私に譲るのに、また仕立て直しは面倒だから、
揚げをおろして、丸洗いだけでいいようにしておく、と言ってました。
ところが着物はつい面倒で、おまけにいつもどおりにひょいと着てしまった…、
ちょっと長いときは、紐二本使って調節すりゃいいんですが、
別に外へ出るわけじゃなし、そのまま着たらしいです。
なによりも…やせて肉が落ちました。年寄り特有の体系といいますか、
60半ばから、あまり着物を着なくなったのは、
着物を着ると体系的に「トシ相応」になってしまう…と思ったからではないかと。
母はやたらと補正をするのはキライでしたから、
いろいろ体につけるくらいなら着ない、と思ったのかもしれません。
洋服は実にオシャレで、モノトーンも好き、フリフリきらきらも好き、
たっぷりフレァだのAラインコートだの、とにかく「年齢」なんて
全く気にせずに着ていました。でも着物はそうはいかない…。
というよりなぜか着物はジミ好みでしたから、
いよいよ着る時期になったら、あまりにも当たり前…だと思ったのかも。
80に近くなるにつれて「足」が弱りましたので、
着物だと転びそうだ…とますます着なくなりました。
「もんぺ穿けば?」といったら一言「あの時代に戻りとないわ」…。
確かに、母の年代ではそうなのでしょう。
洋服でもんぺってのはありますが、上はきれいな色を着ます。
「こだわり」なのでしょうね。
ところでこの着物は「紬」でして、スルンとした手触りのいい生地です。
狙っているのですが、いまだに譲ってくれる話しはでません。
着なくても、タンスにはいってるだけで女って幸せですもんね。
襦袢は真っ赤に細かい笹の葉柄だと思います。
帯は…これ、見たことないぞ!拡大してみたんだけど、わからない!
そういえば、結婚前は時期が来ると虫干し二人でやりましたから、
だいたいお互いの持ち物はわかってましたが、
実家を離れてからは全部聞いていたわけじゃないし…、いい色だなぁ、
これもおねだりリストにいれておこー!
さて、お正月に着物、といってもそれぞれの立場といいますか、
それで着るものもかわってきますね。
私は家にいるときはそりゃもー化繊でいいくらい、どうせ汚します。
結婚してからお正月に実家へ行くときは、ちょっとオシャレしていきました。
子連れで着物はたいへんだったけど、洋服の着替えを持って、
とりあえず「挨拶」のときだけはきちんと着物。
なんというか「親に安心してもらいたい」という気持ちがあったんですよね。
お正月まで髪振り乱して、Gパンにトレーナーじゃねぇ。
汚れの目立たない色の濃い江戸小紋なんかにしていました。
こちらはまだ子供が生まれる前、たぶん結婚して初めてのお正月です。
紅型を着たんですが、行ったらジサマが「竹馬」作ってましてね。
もちろん実際に乗るわけじゃなくて、ほんの手なぐさみ。
たまたま門松に使う竹をどうだかしてもらいうけたとか。
私は「乗るんだー」と、玄関の式台の上に立って、竹馬握って
アホなことを騒いでおりました。で、写真ということになったのですが、
思いっきり手を伸ばして竹馬を持ってた名残りが「脇のたるみ」です。
おはしょりもあがっちゃって全く…。
この帯、白地に「舞」という字を織り出したものですが、
これ以前にアップしてます。それがこちら。
向かって左は「着物仲間」です。
紅型・竹馬から約20年後ですー。
体型もかわってりゃ着方もおばさん…、写真って、残酷ですねぇ。
でも、帯はちゃんとまだ使える…これがいいわけで。
下の着物は琉球絣柄の紬です。バサマよりもらったもの。
この帯は着物を選べばまだまだ締められます。
紺地の紅型は、地色はジミでも、実物はかなり華やかな色使いで、
ちょっと着物としてきるにはもう抵抗があります。
まだそのままですが、そろそろ羽織と付け帯にしようかなと思っています。
着物って、そういうことが自由自在なのが、ほんとにいいですねぇ。
後はこれで、私の後託せるコがいればいいんですが、
イトコも姪たちも、着物着ないんだこれが…。
さて、来年私はお正月(といっても少しすぎてからですが)には、
一人でおでかけしようと思っています。
何を着るか、いまのところ「3セット」くらい考えているんですが、
寒かったらショールがほしいなぁ…ないんだわ…。
おとーさーん、クリスマス…「ゲーム機っつったよな」…はい…。
と書いたのですが、その中からでてきました。
バサマ、10年前の写真です。
70少し越えたくらいですが、このちょっと前くらいから、
「背」が縮みまして…年取るとほんとに小さくなるんですよね。
私より高かったのに、この頃は同じくらい…。
この写真を撮るとき「おはしょりが長いから全身写真はイヤ」と言ったとか。
この頃襦袢はすでに長くて、2センチくらいつまんで「揚げ」をしてました。
いずれ私に譲るのに、また仕立て直しは面倒だから、
揚げをおろして、丸洗いだけでいいようにしておく、と言ってました。
ところが着物はつい面倒で、おまけにいつもどおりにひょいと着てしまった…、
ちょっと長いときは、紐二本使って調節すりゃいいんですが、
別に外へ出るわけじゃなし、そのまま着たらしいです。
なによりも…やせて肉が落ちました。年寄り特有の体系といいますか、
60半ばから、あまり着物を着なくなったのは、
着物を着ると体系的に「トシ相応」になってしまう…と思ったからではないかと。
母はやたらと補正をするのはキライでしたから、
いろいろ体につけるくらいなら着ない、と思ったのかもしれません。
洋服は実にオシャレで、モノトーンも好き、フリフリきらきらも好き、
たっぷりフレァだのAラインコートだの、とにかく「年齢」なんて
全く気にせずに着ていました。でも着物はそうはいかない…。
というよりなぜか着物はジミ好みでしたから、
いよいよ着る時期になったら、あまりにも当たり前…だと思ったのかも。
80に近くなるにつれて「足」が弱りましたので、
着物だと転びそうだ…とますます着なくなりました。
「もんぺ穿けば?」といったら一言「あの時代に戻りとないわ」…。
確かに、母の年代ではそうなのでしょう。
洋服でもんぺってのはありますが、上はきれいな色を着ます。
「こだわり」なのでしょうね。
ところでこの着物は「紬」でして、スルンとした手触りのいい生地です。
狙っているのですが、いまだに譲ってくれる話しはでません。
着なくても、タンスにはいってるだけで女って幸せですもんね。
襦袢は真っ赤に細かい笹の葉柄だと思います。
帯は…これ、見たことないぞ!拡大してみたんだけど、わからない!
そういえば、結婚前は時期が来ると虫干し二人でやりましたから、
だいたいお互いの持ち物はわかってましたが、
実家を離れてからは全部聞いていたわけじゃないし…、いい色だなぁ、
これもおねだりリストにいれておこー!
さて、お正月に着物、といってもそれぞれの立場といいますか、
それで着るものもかわってきますね。
私は家にいるときはそりゃもー化繊でいいくらい、どうせ汚します。
結婚してからお正月に実家へ行くときは、ちょっとオシャレしていきました。
子連れで着物はたいへんだったけど、洋服の着替えを持って、
とりあえず「挨拶」のときだけはきちんと着物。
なんというか「親に安心してもらいたい」という気持ちがあったんですよね。
お正月まで髪振り乱して、Gパンにトレーナーじゃねぇ。
汚れの目立たない色の濃い江戸小紋なんかにしていました。
こちらはまだ子供が生まれる前、たぶん結婚して初めてのお正月です。
紅型を着たんですが、行ったらジサマが「竹馬」作ってましてね。
もちろん実際に乗るわけじゃなくて、ほんの手なぐさみ。
たまたま門松に使う竹をどうだかしてもらいうけたとか。
私は「乗るんだー」と、玄関の式台の上に立って、竹馬握って
アホなことを騒いでおりました。で、写真ということになったのですが、
思いっきり手を伸ばして竹馬を持ってた名残りが「脇のたるみ」です。
おはしょりもあがっちゃって全く…。
この帯、白地に「舞」という字を織り出したものですが、
これ以前にアップしてます。それがこちら。
向かって左は「着物仲間」です。
紅型・竹馬から約20年後ですー。
体型もかわってりゃ着方もおばさん…、写真って、残酷ですねぇ。
でも、帯はちゃんとまだ使える…これがいいわけで。
下の着物は琉球絣柄の紬です。バサマよりもらったもの。
この帯は着物を選べばまだまだ締められます。
紺地の紅型は、地色はジミでも、実物はかなり華やかな色使いで、
ちょっと着物としてきるにはもう抵抗があります。
まだそのままですが、そろそろ羽織と付け帯にしようかなと思っています。
着物って、そういうことが自由自在なのが、ほんとにいいですねぇ。
後はこれで、私の後託せるコがいればいいんですが、
イトコも姪たちも、着物着ないんだこれが…。
さて、来年私はお正月(といっても少しすぎてからですが)には、
一人でおでかけしようと思っています。
何を着るか、いまのところ「3セット」くらい考えているんですが、
寒かったらショールがほしいなぁ…ないんだわ…。
おとーさーん、クリスマス…「ゲーム機っつったよな」…はい…。
モダンですね。着物ってこうして見ていると
サイズが合わなければ仕立て直したり、色柄が
派手になれば染め替えたり羽織や帯に変身させたり
出来ますから本当にいいものですね。
一度に買うと同じようなノばかりになりますね(滝汗
これからはこういうカッコイイ着物も視野に入れて
落ち着いて選んでいこうかと思います。
で、集めたモノ、ほんと困っちゃってます。。。
どっかハジけた人ですね。
洋服なんかすごいです。
着物は形おんなじなので「いただいても」大丈夫。
襦袢は確か染め替えだと思います。
便利ですよねぇ着物って。
zizi様
着物も選ぶのは難しいです。
ゼッタイ「帯」との組み合わせってのがありますし、
見ているのと身に着けたのではまた違うんですよね。
ご不要の着物は「売る」に限ります。
自分で、ですよー。
古着屋さんだと二束三文ですから。
とんぼさんの紅型も、琉球絣も、「舞」の帯も、いいですね
羽織と付け帯に生き返った紅型、見せていただくのが楽しみです
お正月の3セット、頭の中でセットですか?
それとも、実際に広げてみるのですか?
私は、頭の中を実際にしてみると、ちがったぁ、と言うことがあります
まだまだ、よくわかっていないのですよね
お褒め頂き恐縮です。
セットはまずアタマの中…から始まるのですが、
あれっ?白い帯、ほかになかったっけ?とか…。
結局、直前で現物出します。
だいたいははずさないんですが、
ちょっとほかの着物に目がいっちゃったりすると、
当日まで決まらないことも、なんですー。
難しいですよね。