なにしろ自分で着ないものもいろいろあるわけで、頂き物などもたまっております。
ハギレで使うような程度のものもありますが、着られるものもまだまだ…。
販売するにしてもなににしても、今すぐどうこうできないのが私…。
と思っていましたら、友人が東北の被災者に着物を送る…という記事を紹介してまして…。
私はその元々のブログのかたや主宰者に、許可を頂いておりませんので、
私はあの震災の時、津波の真っ黒な波が、ブルドーザーのように家や車や船を
いとも簡単に押し流していくのを見て、ただ呆然としていました。
しばらく経って、避難所で着の身着のまま、疲れた表情の被災者のみなさんを拝見して、
「何もかも失う」というのは、どれだけつらくて哀しくて虚しいことだろうと考えましたが、
実際の気持ちなんて想像もつきません。過酷、なんて一言では言い表せませんよね。
ひとつ踏ん切りをつけて「がんばる!」という声がきかれるようになってきて、ほんとにほっとしました。
私は着物好きですから、流されたものの中には、たくさんの着物もあったろうな…と思いました。
成人式の振袖、お嫁入りの時に持ってきたもの、子供の七五三の着物、夏を楽しんだゆかた…。
たくさんの着物たちは、いまどこでどうなっているのでしょうねぇ。
着物のことばかり言うのは不謹慎ですが、あの日ぷかぷかと流れていった、
たくさんの屋根の下には、家族の暮らしの思い出がいっぱいつまっていたはずです。
たくさんの家具や家電品、学校の道具、大切な写真や思い出の記録…
そして、そのたびに家族に嬉しい思い出でを残してくれたはずの着物…。
ほんとに、哀しくて寂しいことです。
自分が子供だったころ、お正月には着物姿が多く見られました。
豪華な振袖のお嬢さんもいれば、ウールアンサンブルの女の子もいたし、
久しぶりの晴れ着に、ちょっと髪型など気にしている小紋のお母さんもいれば、
大きなゲタをカランコロン言わせて、襟巻き巻いた羽織姿のお父さんもいました。
まだまだ先の見えない「震災後」ではありますが、どこにも同じようにお正月はきます。
前を向いて生きようとがんばる被災者のみなさんに、少しでも笑顔の時間をすごせていただけたらと
私も着物をおくらせていただくことにしました。
まず選び出しましたが、ちちゃんとすぐ着ていただけるかどうか、もう一度チェックして、
クリーニングが必要なら急いで出します。なにしろ今月中ですから。
もうお正月まで2ヶ月もないんですよね。
いつも今頃になると「えぇーっもう」と思います。
今年は春からもう、いろんなことがありすぎて、いつにもまして「あららもう11月」と思いました。
伯父もまだはっきりせず、今月は母の一周忌も控え、来月は父の再手術…。
お正月までには、まだやらなきゃならないことがあります。
お役に立てることは少しでもお役に立てたら、そして自分もまたひとつずつややこしいことをクリアして、
来年こそは…と思うのです。何もない穏やかな年でありますようにと。
追記…
リンクした記事をお読みいただければおわかりいただけるのですが、コメントでもいただきましたので念のため。
「着物はじゅばんと合わせてご協力いただきたく」とあります。実際には、
じゅばんだけ送られる方もいらっしゃると思いますし「ゼッタイに」というとではないと思いますが、できればセットで…。
そして記事掲載のかたもご提案なささっていますが「寸法」をいれておけば、別々のものでもひろげなくて
あわせることができると思います。
また「加工」つまり小物に作り替えるものには「傷みあり・加工用」とメモをつけたら、
仕分けなさる方の手間が少しはぶるかなと思っています。
私も早速参加します。
今月中ですねーー急いで探さなくちゃ!
現役の着物は寸法のあった襦袢と合わせて とありますので
合う襦袢が無いのでまだ手を通していなかった着物はボツですね・・・
何にもまして 箪笥の中は茶や黒の紬ばかり。
お正月の雰囲気ではありません。
という事で 帯揚げや帯締め辺りをお送りしようかと思います。
化繊の2部式の襦袢を送っても失礼にならないかしら・・・
その人がお召しになっていた着物をさかさまにかけます。
本来は、絹物がいいそうです。
震災で、需要が増えて浴衣でもなんでも、とにかく
着物をかけてさしあげたい、悼む気持ちが伝わりました。
宗派にもよるのでしょうが、最期の送りくらいは日本人らしく
ととのえたいし、お祝いしたいもの。
お役に立てるのもがないか、さがしてみますね。
ありがとうございます。
おありのようで大変ですね。
そんな中でもこういった事を積極的に
される事、頭が下がります。
私も時間を見つけて、お役にたてる事が
無いか調べてみます。
夏の時は地元名古屋の呉服やさんが浴衣を中心に集めて送ってくださったので キャリーに詰めてお持ちした記憶があります
着物はどうなのかしらと思っていましので早速微力ながら協力させていただきます
情報ありがとうございます
いろいろと「お願い事」もあるよようですが、
きものだけとか、じゅばんや小物だけとかでも
必要な人はいると思います。
私もただいま「探索中」です。
私も、全部のサイズを合わせるのはムリそうです。
着物だけでも、と入れてみるつもりです。
じゅばんが合えば、着られると思いますし。
それと、主催者は「お正月の晴れ着というより
普段着のもの」とおっしゃっているようですよ。
私は着物がいい状態の者が少ないので、いえにあった「シゴト用」のたとう紙なども、入れようと思ってます。
そのドサクサを利用して、あくどく商いをした人もいたようですね。
>最期の送りくらいは日本人らしく
ととのえたいし、お祝いしたいもの。
お気持ちわかるんですが、今回はお正月、のことですから、
お言葉にちょっと違和感ありました。
きにさわったらごめんなさいね。
全く今年は年末まであれこれ落ち着きません。
一つずつ片付けていかないと…ですが、
自分の一存ではどうにもならないこともあり、
やれやれの日々です。
きものを触ることは、ストレス解消にもなっているのかもです。
そうでしたか、浴衣でご協力なさったのですね。
私はあのとき、気がつくのが遅くて…。
今回はちょっとだけでもと思っています。
個々にお送り出来るものをお送りするという事で
良いのかな。
化繊の長襦袢や2部式襦袢などは買ったらすぐに洗ってしまうので
新品と言って良いのかどうか判りませんが
一応コメントをつけて送ってみますね。
着物はきちんと着る事が出来るものばかりですが
サイズが合わなくなった物や まだ手を通していない物がありますので
小物やたとう紙と一緒に送ってみます。
情報 ありがとうございました
はっきり着物だけでは受け付けない…と書いてないのと、
あのブログのすぐ下の記事に、ご自身は着物と羽織を…
みたいなことが書いてあったのです。
襦袢がないから…と処分されることはないと思いますし…。
あやふやですみません。
ととのえたいし、お正月も「それらしく」お祝いしたいもの。
文脈が抜けておりましたm(_ _)mすいません。
帷子の上にかける着物は、ボランティア組織からおうががいしておりました。
あくどい儲けがあったなんて‥かなしいですね。
ご指摘
ありがとうございます。
文脈落ちでしたか。それはそれは…。
あの「直後の着物」については、
寄付ではなく「儲け」た人がいたのですと。
それも「ボッタクリ」みたいなところもあったとか。
人の弱みに付け込んで…ですね。