ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

忘れないでいよう。

2018-03-11 01:28:57 | つれづれ

 

もう7年…まだ7年…どちらの思いも交錯する日です。

あの日の揺れの恐怖は、今でも思い出すとぞっとします。

元々地震は珍しくない地域ですが、あの日以来、地震が来るといまだにまず身構えます。

地震もいろいろで、ユラユラやたらと長いのもあれば、いきなり下からドンッもあれば、

最初小さく、おさまったかと思ったらいきなりゆさゆさもあれば…です。

「今度はどれだ?」と身構えて、今の時期だとすぐにストーブを消し、玄関が近いのですぐにあけ…。

いまのところそれができる余裕のある地震しか体験していませんが、あの3.11の地震の映像を見ると、

あんなのがきたら、とにかく身の安全確保以外にできませんね。

 

震災近くなると、いろんなニュースやリポートが流れます。

今年は「風化がこわい」という話をいろいろ耳にしました。忘れられていくのが困ると。

「復興」というニュースが流れても、うまくいっている話ばかりではありません。

福島の原発は、一体いつになったら「なんとか一段落」という話が出るのでしょう。

ずっと続いているのです。終わっていません。

直接の被災者でない私は、日々の暮らしに追われてついつい忘れてしまいがちですが、

小さな地震が来るたびにはっと思い出したりしますし、ネットで時々「復興支援・通販」とか、

そういった検索をかけて、せめて買い物することで応援しつつ、忘れないでいようと思っています。

 

阪神も東北も、関東からは離れています。

でも、最近の地震の多さや天候のおかしさ、あちこちでの噴火などのニュースを聞くたびに、

今度はここかも…と不安に駆られます。

長い長い地球の歴史からしたら「今はそんな時期」で、千年とか1万年とか、

とうてい想像できない長い時間の中のごく一部の「500年」真っ只中…なのかもしれません。

 

すでに東北震災を知らない子供もいるわけで、男の子が「僕はうまれたばかりだったのでよく知らないけど」と、

親から聞いたと話していました。伝えていくことは大事です。

震災に限りませんが、それを知らない世代に伝えることは、結局は守ることになります。

100年先の子孫なんて顔もわからないけれど、それでもきちんと伝えることはとても大事だと思います。

そのためにも他人事にせず、風化させない努力をしていかなければならないと、そんなことを思うのです。

今日は「あの時間」になったら、せめて静かに黙とういたしましょう。忘れませんからと、心の中で呟きましょう。


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