だいぶ前ですが、珍しいものがある…と、紹介されたもの。
あんまり買い物に後悔はしないほうなのですが、これは残念ながら…でした。
と言っても「着たくない」ということではなく、珍しいものではあったけど…だったわけで…。
これは、反の終わりにこんなことが書いてあります。
「錐彫り二十五撰」、つまり「江戸小紋」を「織り」で柄だししてあるのです。
いやー………やっぱり江戸小紋は「染め」ですわ。
上の写真、字のすぐ上は「小桜」、点描の中に、桜の花びらがちっているものですが、
現物を見てもよく見ないと「桜の花びら」がわかりづらいです。なんかポコポコ穴の模様みたい…。
その上は「雲」、これは知っている人はわかりますが、
着物の柄を知らない人には不規則に花が並んでいるみたいに見えます。
こちらはトップ写真の残布ですが、七宝はなんとか…その下はカメだとわかりますか?
実際の地色は、もう少し暗くて黒っぽい紫です。
着物の写真も撮ろうかと思ったのですが、なんだかまっくろけで、妙に光るところだけ光って…。
せっかく作ったのですから、着なければとは思っているのですが、なんとも着ようという気の起きない着物なのです。
母がよく「安くても、結局気に入らないなら、高い買い物なんだ」といってました。そのクチですね。
ただ、裏側はほんとのうっすらした地紋だけなので、実はすごくいい紫なのです。
もう何年も、このハギレを出してはじーーーっと眺めているのですが、
いっそ裏返して縫い直してもらおうと。もちろん、せっかくですから着てから…のつもりですが、
相当シブいので、おそらく100歳でも着られる色だと思いますから、将来は…。
江戸小紋を織りで…というのは、たぶん技術的には手もかかっているし、なにしろ25種類も入ってますから、
タイヘンなのだろうと思います。しかし、やっぱり江戸小紋は「染め」でなければ、
そのよさが出ないものなのだと、これで学びました。
いえいえ、長くお付き合いしていただいてますから、
だいたいわかります~。
お気になさらずに。
粗忽者で 毎度毎度 すみません
なんとなくいわれてみれば…でしょう?
これ、糸のテカリが邪魔なんです。
タダの白糸とか、グレーのつや消しの糸なら、
もう少しわかりやすいと思うんですが。
あまり一つ一つの柄がなんなのか…なんて、
気にしないで着ればいいんだと思うんですけどね。
まぁできるだけ早く手を通してと思っているのですが…。
ありますね、いいのはわかっているんだけど、とか、
もったいないけど…とか。
お悩み着物です。
間違ってたらすみません。
逆になると、地色が銀色みたいになるのでしょうね。
要するにあの繊細な染を折り目で現すこと自体が、
たぶんムリなのだと思います。
チャレンジ精神は買いますが、なんともスッキリしないものが残ってしまって…。
100歳…がっがんばれるかしらん。
確かに小さな亀さんが見えました。
地色が濃いから見にくいのかしら。
たのしみに、おまちしております。
って、自分がどうなんだか(^▽^;)
手許には来たものの…って、ありますね。
そうお安くない品ほど、なやみます。
難しいものですねぇ
100歳のお祝いに(も) どうぞお召しになってね