「節操がない」なんて言っても、今は通じない?そんなことは思いたくありませんが。
ちょっと前ですが「クリーニングの凄腕」というドキュメンタリー。再放送を見ちゃいました。
落とせないシミはない…凄腕クリーニングやさん。
その古田さんという「しみ抜き名人」が、とても素敵なことをおっしゃいました。
「ブランド品ってのは『高級品』ではない。ありゃ『高額品』、
『高級品』ってのはその人の思い入れのある大切なもののことをいうんだ」
正確ではありませんが、そのようなことをおっしゃいました。
「技術は感性」「技は心」とも。
この古田さんのように、ある技術で名人と言われるくらいまで行くと、
それがどんな仕事でも「すごいね」と感心しますが、そこまで行かないいわゆる普通のプロの方は、
仕事によっては言われのない差別をされたりします。
古田さんも、若いころ「洗濯屋は勝手口から入れ」と怒鳴られたりしたそうです。
それでもめげずに、一つの仕事を追及し続けて、今があるわけですね。
古田さんの息子さんは、父親の後を継ぎました。父親がこの仕事はたいへんだからと反対しても、
父の仕事は誇りの持てる仕事だと思ったから、と。
今は「誇りは「埃」程度にしか思われず、「プライド」は「見栄」とすり替わったりします。
地道にコツコツやることが、はやらないこと…のように言われたりもします。
今騒いでいる「セクハラ・ヤジ」…まぁ国会でさえヤジはつきものみたいになっていますが、
なんといいますか、センスがないんですよね。
ピリッとワサビのきいたことでも言えば苦笑いですが、ただもうジャマしてるだけ。
この時代に、あの状況で、あんなことを言ったら、自分のオツムも、政治家としての技量さえもが疑われる、
ということもわからないのかと…。なんか特権意識でもあるのでしょうか。
オリンピックをやろうかという状況で、アタマの中身は江戸時代…。
のらりくらりで、抗議への処置にもスマートさがまったく見えないって心配になります。
そんなことを言っていたら、今度は20歳と21歳の警察官が、警察の独身寮で「ドロボー」…。
仲間の部屋から現金を盗んだことが発覚しました。ストレス解消の遊興費に使った…ですと。
「女のくせになまいきなんだよ、おちょくってやれ」という、レベルの低さも、
「ストレスたまったから」と、人のお金に手を出すガマンのなさも、
それだけで終わらないということも、こういう人たちには、わかっていないのでしょう。
議員だって、警察官だって、いっしょけんめやっている人の方がはるかに多いのです。
それでも「だから政治家なんてレベルが低い」とか「最近の警察官なんて信用できない」とか、
自分のプライドのなさが、同じ職業の人の立場まで悪くする…。
自分は、なぜその仕事をしているのか、その仕事に就いたのか…。
思ったほどのことはないかもしれない、一生懸命やっても報われないかもしれない、
それがどうしても納得できなけりゃ、仕事かえなさい、と思います。
「今やっていることの結果」を、良くも悪くも想像できない…。バレなきゃ何言っても、やってもいい…?
自分の仕事に誇りを持てるのかどうかの瀬戸際は、
自分を自分で裏切るかどうかの瀬戸際でもあると思います。
ちょっと頭痛信号で、今日はおとなしくしていましたが、新聞読んでため息でで、こんな記事になりました。
いつだったか「シラケ世代」なんて言われましたね。
真面目にするとバカにされる…。
かといってほんとにバカをやると、もっとバカにされる…。
生きにくい世の中に、いつからなってしまったのか。
ヤジにしても犯罪にしても「恥」というものがないのかと、
それを思います。
二ついただいたコメントに、まとめてのお返事です。
私は記事の中では、女性を擁護するともしないとも書いていません。
彼女については、一般的な「グラビア・アイドルだった」とか
エッセイストでもあったとか、さんま氏のなんとかいう番組に出ていたとか、
ウソをついて慰謝料とったとか…
私の知識はその程度です。
それでも当選するなんて…と思っても、それが結果ですからね。
大事なことは、どんな過去があっても、それを糧として、
新たに「政治」をやっていきたいというのなら、どれだけやるかを見極めるのが、
今の都民や周囲のするべきことでしょう。
あの読みあげた文章も「小学生の作文レベル」という意見もありました。
小学生レベルであろうと、男性からお金をまきあげていようと、
それを彼女がどれだけ自分の糧にして、何をやろうとしているかです。
そしてそれは、今まだわからないことばかりです。
ヤジについては、まぁなくならないものでしょう。
ただ、ヤジというのものにもセンスは必要です。
あの「ヤジ将軍、ハマコー」さんのヤジは、ウッとつまってぷっと苦笑い…。
シャレや毒のきいたものでした。だから言ってもいい、は原則ありませんが、
あれはきいたなぁ、とこちらとしても胸がすっとするようなものもありました。
誰が言おうと、品のないヤジはいただけません。
「李下に冠を正さず」「スイカ畑で靴ひも直すな」
これは、一人の人間としても大事なことだし、
特に人の上に立つ立場の人とか、政治にかかわる人とか
そういう方には、特に心にとどめておいてほしいと思っています。
どちらの言葉も「すもも」「スイカ」を取ってはいけないではなくて、
「とっていると思われるようなことはしない」です。
うっかりやってしまったら、いいわけをしない…。
すればするほどみじめです。
「とったと思われるようなことをした我が身を恥じる」ことだと思います。
詐欺まがいのことも、私たちには真実はわかりません。
ヤジも「みんなの党とどうのこうののことを」といっても
本当はわかりません。
やったろう、言ったろうと言われるようなことをしたのなら、
それなりにことの始末はつけるべきと思います。
正当な理由がわかれば「のがれるための言い訳」ではなく、
「そういうことだったのか」と、謝罪も通用するでしょう。
大事なことは…だから「誇り」だと思うのです。
自らの仕事を汚したり、過去をごまかしていたりするのなら、
しょせんそれまででしょう。
自分の人生の責任は、自分で取らねばならないと思うのです。
お返事にはならないかもしれませんが、私の気持ちです。
想像力がないんですかねぇ。
それをやったら「あとはどうなるか」…。
なんだか日本人の資質がかわってきてしまったのか
ちょっと心配になります。
苦労した人の言葉って、さらっと言っても深いですね。
しかし、もしかしたら先の私のコメントにたいしてのご意見かとも思いましたので、少し付け加えさせてください。
今回のセクハラ発言騒動につきまして、この騒動自体がでっち上げのようなモノだと感じたわけです。
この女性議員の過去の言動から、何を言われても仕方の無い議員だなどとはこれっぽっちも思っておりません。
議会動画を見ますと、確かに男性の声で「結婚うんぬん・・・」との発言はありましたが、「結婚」の前に「みんな」という言葉を添えて野次っています。これは、最近のみんなの党の分裂や野党再編を 結婚になぞらえて野次ったように聞こえました。
「産めないのか」という野次は画像では確認できませんでしたので、この女性議員が勝手にでっちあげて騒ぎ立てているように感じたわけです。
声紋鑑定などど言い出していますが、それでこの女性議員の嘘が明らかになるように思います。
また、私がこの女性を破廉恥だといいましたのは、過去に自らの詐欺まがいの行為で1千万円以上の収入を得たことを 得意げにテレビで自慢していたことを指します。
この方のグラビアアイドルとしての活動は破廉恥と呼ぶ範囲ではありません。
ブログ主様、お騒がせしてしまい申し訳ありませんでした。
勤勉さと、正直さ、まじめな努力が現代のこの国を造ったはずなのに、どうしちゃったんでしょうね・・・・。
セクハラ発言も話題になっていますね。
たとえいかなる事情、状況、条件があろうとも、言ってはならないこともある。
高学歴な大人が集まった場所で、なんと愚かしい発言かと思いました。
たとえば生きんがために水商売で頑張っている女性に、「たかが水商売の女が!!」と吐き捨てますか?
どんな人にもそれぞれに生きる事情があり、それを否定したり茶化したりバカにしたり出来るほど、清廉潔白な方がどれほど居られるのか
紆余曲折を経てようやく今の生活にたどりついた私には、いかなる人に対してもこれほどの卑劣な言葉を投げつけることはできません。
マスコミの言うことは本当に信用ならない。
この女性議員は本当に信用ならない。
発散する為に誰かに当たったり悪い事をするのを
いっときの事と思っているのかな。
人の人生も自分の人生も狂ってしまう事に気が
つかないのかと情けなくなりますね。
やっぱり、苦労して名人になった人の言う事は違い
ますね~。