宇宙桜、まんま「宇宙を旅した桜」です。
もう少し経つと桜のことが話題になりますね。開花予想とか、桜前線とか…。
その「桜」はソメイヨシノのことです。ご存知のようにソメイヨシノは接木で増やすもので、
いわば全部がクローン桜、みもふたもな言い方ですが、実際そうなので「種」からは育ちません。
今回の「桜」は、ソメイヨシノではなく、国内で「巨木」「長寿」といわれている桜です。
☆ 山高神代桜(山梨)
☆ 三春滝桜(福島)
☆ 醍醐桜(岡山)
の三種、この桜の実からとった種を宇宙飛行士若田光一さんがエンデバーに運び、
宇宙ステーション「きぼう」に8ヶ月間滞在したのち、地球に戻ってきたもの。
一部だったけれど、発芽して育ったのだそうです。
それをいろいろな活動のシンボルとして植えているのが「ワンアース」という財団です。
この財団が、東北支援として津波到達地点に桜を植えるという活動をしているわけです。
長寿で巨木化する遺伝子のある桜です。1000年後の人たちに、目印となるように、
そして災害を忘れないために…と言う植樹をしている活動だそうです。
写真のお線香は、別に桜の木の粉がはいっているとか、そんなものではなく、
3本の「宇宙へ行った桜」の香りをイメージして調合されたお線香。
なぁんだ…ですが、このお線香の売り上げの一部が、東北震災の復興支援事業の
「きぼうの桜」を植樹する活動にあてられる…というわけです。
ずいぶん遠回りな支援で申し訳ないと思いますが、少しでも…と思って。
8年前の震災で、海岸の松原が根こそぎ流されたり、ほんとに植物にとってもいへんなことでした。
アレだけの松林を再生するには、長い長い年月がかかります。
また、震災だけでなく、山の木々が伐採されて、土砂崩れを防げなかったり…そんなこともあります。
木も草も、石も土も、川も海も、人も動物も、いろんなものがあればこその地球です。
大きな木が育ちますように、かつて津波がここまできたよと、花を咲かせて知らせてくれますように。
そんなことを思いながら、お線香を使いました。
昔の人は、津波被害のあと石碑を建てて「ここより海側に暮らしてはいけない」と、記してくれました。
大きな桜が、それを教えてくれたらステキだなと思います。
1000年生きて、1000年先の子孫にも、教えてほしいものです。
知らなかったです。こういう形で協力できるといいですね。
今年の桜は早いような気がしますがどうでしょうか?
私も仏具や三のメルマガで始めて知りました。
大きな桜がドーンとたっているところを想像しながら、
使っています。
今日、桜の開花予想をやっていました。少し早くなりそうですね。
ただ、いつだったか早い早いといっていたのに、
直前になって急に気温が下がり、結局遅れたことがありました。
ほんと、わかりませんねぇ。でも、この暖冬では…はやくなるでしょう。
一気にそちらまで春が行くといいですね。