ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

京都からイトコが…

2017-03-07 01:12:25 | つれづれ

 

トップは、いとこのおみやげの水仙です。いい匂いがしています。

 

4日に京都から、イトコが二人遊びに来てくれました。

一人はもう何度も来てくれている、一つ年下のY子ちゃん、今回はもう一人母方の伯父の息子Mさん。

今年78歳になります。主人の葬儀以来の来訪です。

もう高齢なので、行けるうちに行きたいと、そう言ってくれて…。

向こうを朝5時に発って、名神東名と550キロ、よく来てくれました。

私は若いころに、両親の運転で何度も往復していますが、とにかく「長い・遠い・変化がない」で、

運転手には申し訳ないけど、ほんとに飽きるのです。

今みたいにオシャレで楽しいSAもありませんでしたから。

 

二人とも我が家の状況は了解済みですので、ざっと掃除をして、とりあえず「座るとこだけ確保」。

いつもY子ちゃんが「お昼はお弁当買っていく。海老名SAにはおいしいものいっぱい売ってるから」と、

選んで買ってきてくれます。なのでこちらは、せいぜいお漬物とかお汁とか程度。

でも今回は二人来るしと思って、前夜のうちにがんばってギョーザを作っておきました。

持ってきてくれたのは「崎陽軒」のチャーハンと「春弁当」、チャーハンをいただきました。おいしいんですよ。

 

Y子ちゃんがこちらへ来ることを近所の身内に話し、「とんぼはあまいものより煎餅が好き」…と言ったら、

「もってってあげてー」と…「せんべばっかし集まってしもてぇ…」はっはっは!いっぱいいただきました。

私の好きな「小倉山荘」の御煎餅です。カレーおかき…初めてだ!

 

         

 

定番の缶入り「春秋」は、一袋あけるとこんなにいろいろ。私はゴマと海苔が好きです。

  

               

 

 

日帰りですので、いたのは5時間くらいなのですが、3人でよくしゃべりました。

Mさんは、生まれたときから母がそばにいましたから、姉弟のように育っています。

ほんとは叔母と甥の間柄ですが、ずっと「ねぇちゃん」と呼んできましたので今でも「ねぇちゃん」です。

私の知らない母の若いころのことなども知っていて、ほんまにようがんばった人やった…と言ってくれて。

ちょっとしんみりもしちゃいました。

 

ほんの少し、老後の話…みたいなことになりまして、Y子ちゃんはすでに独り身、

子供はみな結婚して孫が6人もいます。元々自立心の強い人なので、子供は子供、自分は自分…で、

家土地もあるので、いよいよになったらそこを売って施設に入ると決めています。

財産遺さない代わりに、子供にも迷惑かけない…と。

またMさんは、母の実家の本家さん。つまり今の頭首です。

本家はまだ田畑の残る一角にありました。駅まではバスですが、とんでもない山奥でもないし、

バスも1日数本なんていうことはありません。むしろ昨今は、近くに大きなニュータウンができているので、

交通の便もよくなっています。でも「コンビニもない」と言われるような一角。

そのうえ、年を取ると家の維持も大変だし、子供も女の子一人なので、こんな家土地遺しても…と、

数年前に、駅近のマンションに越しました。元々の土地が80平米もあったのと、たまたま隣の家の人が

ぜひ売ってくれと言ったので、話はすんなり決まり、十分な資金になっていいマンションが買えたわけです。

なんたってマンションの隣が、大きなスーパーなんですよぉ。駅までは歩いて10分もかからないし、羨ましいです。

それでも、やはり何代も続いてきた本家を失くしてしまうことは、80近いMさんには、

ただもう申し訳ない…という気持ちだったようです。

一人娘はとうとう嫁に行かないまま、すでに40を越えています。

先のことはわかりませんが、本人は「ここまできたらめんどくさい」と。

そりゃそーだ。なので、将来的にマンション残せば、彼女もラクだろうということですね。

正直、高齢になっての家の維持というのは、なかなか大変です。

ゆとりがあればいいですけれど、外壁が、屋根が、あれこれ設備が…ですし、

なまじっか80平米もあったので、草取りだけでも重労働だったと。

元気なうちは、なんでも自分でやったりもできますが、高齢になったら…。

それを考えると、時代がかわり、暮らし方がかわり、家族のありようも変わった今、

柔軟に考えていかないと…と思います。

Mさんは「家はのうなったけど、墓は近いから、しっかり守っていくしなぁ」と。

母の分骨を頼んだので、気にしているのです。

お墓のありようも、昨今はいろいろ問題になっていますよね。

母は、自分自身は、年を取ったら京都に戻って暮すと言い続けていました。

結局、私が嫁いだあとに「もうこだわらへん」と、横浜で最期まで暮らしましたが、

それよりずっと前に「墓地」だけは実家の近くに買ってありました。

葬式は、京都まで来なければならなくても、墓が横浜なら、のちのちの墓参りや法事が、

私にとってラクだろうから…と思ったからです。

私が横浜へもどったのをいい機会として、何もなかったところに墓石を置き、名前を赤く入れてもらっていました。

用意周到な親であったと思います。若いころは「はぁ~、そうなん?」と、はーいわかりましたー程度にしか

聞いてなかったのですけれど、この年になると親の思いのありがたさがわかります。

 

昔は一緒に京都見物に出かけたり、ご飯食べたりした三人ですが、お互いすっかり年を取りました。

特に、私たち二人よりは一回り上のMさんは、体も小さくなって、みるからにおじいちゃんです。

長旅だし、あんまり深夜に帰るようになっても、と、いつも一人で来る時よりはずっと早めの

3時過ぎには帰っていきました。

あわただしい一日ではありましたが、久しぶりに母をよく知る二人と思い出話をし、とても楽しい一日となりました。

 

実は…ふたりの来訪をたのしみにして浮き足立っていたのか…私、1日に家の中で転びまして…。

肩から背中にかけて強打しました。頭にはちょっとたんこぶも…ははは。

この年になると、やったその日より、次の日、その次の日…と、あちこち痛みが広がります。

やった日は、背中の上半分が痛いというか重くて肩こりみたいな状況でしたが、

特に左を強く打ったようで、翌日は右は痛みは消え、左も背中というより肩から首まで痛み、

かわいらしく「こくびかしげて」過ごしていました。

幸い三日の夜にはだいぶ楽になり台所にも立てたのですが、腰も重くて、あらっ左ひじも痛い?

四日はなんとか、こくびかしげなくてもよくなったのですが、今度は数日間のヘンな姿勢のせいか、

あちこち筋肉痛…楽しかったというのに、体はくたびれてました。

今日はようやく「どこも痛くない」状態に戻りました。

なんとか普段の暮らしに戻っています。きをつけなきゃです、ほんとに。


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4 コメント

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Unknown (サザエ)
2017-03-07 05:23:03
楽しいひと時でしたね^^
お煎餅、袋を開けなければ日持ちするし、良いお土産ですしね。

土地付き戸建て。。
憧れがあるのだけれど、そこに住んでる一人暮らしの高齢者の方々と接するにつけ、
あ~~面倒なんだと。。思うようになり、
最近じゃ、ここ(公営住宅です)が終の棲家でも。。な~んて^^;
私には先立つものがないので、
施設は難しいと思われ、ピンピンコロリでないと。。と、思いつつ( *´艸`)
その時のためにも、土地付き戸建て。。買っておくべき?←ダカラサキダツモノガ
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Unknown (陽花)
2017-03-07 11:19:45
遠くても気に掛けて来てくれるいとこさんがいるって
嬉しいですね。それにしても車で日帰りされるって
スゴイです。

たんこぶが出来るほど転ばれて大変でしたね。
打ち身も相当痛いと思いますが、骨折にならなくて
本当によかったですね。
お大事にしてくださいね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2017-03-08 01:41:51
サザエ様

おせんべいは日持ちがいいですね。
ちょっとずつポリポリといただきます。
すでにかなり減ってますー。

私は結婚して民間アパート、公団、マンション、戸建てと
暮らしてきましたが、戸建ては若いころはいいけれど、
なかなか面倒なことが多いです。
メンテも自分で考えなきゃなりませんし、
我が家なんて猫どころかハムスターの額くらいしかない庭が、
手入れ行き届かなくて「草っぱら」になります。
雨どいが落ちたの、ペンキがはがれたのと、
あれこれこまごま…お金もかかりますし。
つくづく低い階層のマンションがいいと思います。
以前のマンションは、丘の先端の7階で、そりゃもう
眺望は今でも懐かしい、見たい、と思う景色でしたが、
たまに「エレベーターの点検」にぶつかったりすると、
大変な思いをして、子供、ベビーカー、荷物…と、
3回昇り降りしました。
災害の時を考えると…低層階がいいです。
返信する
Unknown (とんぼ)
2017-03-08 01:49:16
陽花様

お見舞い、ありがとうございます。

まぁ元気なイトコではありますが、すごいと思います。
車のほうが荷物がたくさん載るから…というのですが、
正直こちらに着くまで、あちらに帰り着くまで、
心配なんですけどね。

おかげさまで骨折はしなかったものの、
年ですからひが経つにつれて、痛いところが
増えていきました。やっとなんとかです。
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