今日も、用事が細切れで入ったりで、落ち着いてのことは何もできず…。
合間にちょこちょこと、着物の整理をしました。
昨日の木綿はなんとか目を通したのですが、また「これはどうするべぇ」もあったりして…
やっぱり「これで終了」、がなかなかです。
とりあえず今日は、袋帯と小紋の着物をちと風に当てました。
トップ写真の帯ですが、古典柄と今風、どちらも六通の袋帯です。
現代風の金色の方は「桜」
最近の帯事情を知らないのではっきりしたことは言えないのですが、これはたぶん「敬遠」される帯です。
なぜかというと、今時の無限にある「飾り結び」に向かないから。
つまり、六通だと無地部分、もしくはこちらのように別柄の部分があるから。
昔は振袖といえば「文庫」か「ふくら雀」だったのですよね。
それが今のように創作帯が流行りだすと、これで結ぶと半端なところで柄が切れてしまう…。
だから売れないのだそうです。
ただ、帯を作る立場の人からすると、細かくひだを作ったり、折りたたんだりすることで、
帯が傷むのと、余分な折線や折グセがつくのが気がかり…という記述を読んだことがあります。
確かに、振袖は今は成人式以外にはほとんど着ないような状況ですから、帯も一回こっきり。
シワになろうが、おかしなところに折りグセがつこうが、あまり気にならないらしいですね。
でも、例えばこの桜の帯などは、訪問着や付け下げにも締められる帯ですよね。
それがシワシワで締められなかったらもったいないですね。
こちらはちょっと個性的…といいますか、これはちょっと訪問着などにはねぇ…ですね。
おなじように個性的な黒振袖とか赤い着物にはいいかもです。締める年代も限られますね。
どちらにしても、あまり長く締められる帯ではありませんから、それこそいっそのこと「作り帯」にして、
成人式に使うか、まだ成人式前のお嬢さんの帯に…あっよけいそんなニーズはありませんね。
ついでに以前にも出した七五三帯、赤い方はずいぶん前にお嫁入りしました。
幅も長さも、当然お子様用です。
作り帯でない七五三帯は、今あまりありません。
それこそ切らないで締めておけば、十代のうちなら、十分使えると思いますね。
そういえば…と思って思い出して、本を探してみました。こんな締め方…。
上の帯でもいけそうです。
着物に比べて帯の繰り回しはなかなか難しいものですが、この前のような作り帯にする他にも、
ほかの帯を生かすための「帯裏に使う」というテもあります。
ゆめゆめ、いらないから捨てる…はやめてくださいねぇ。
ついでに小紋の着物、以前に出しました今時ははやらない柄…でも一応販売品。
あーいつになったらお嫁入りできるやら、です。
かわいいんですよ、カゴ付き巾着柄。
こちらは糸巻き柄
まぁキミたちの場合「行き遅れ」の心配は、とっくに通り過ぎとるし、
年月を経ても、いいご縁は絶対あるから、ゆっくり待っとってねぇ。
私が40年若けりゃ着るんだけど…(どれだけさかのぼるんじゃ…)
というわけで、気温高くても過ごしやすい…といいながら、私は汗かいてやってました。
今、突然「大雨注意報」がでました。あらら雷さんが…。急いでアップしてPCを切りましょう。
あまりにも上等の帯でシワが心配でシンプルな
帯結びをしたら、親御さんからもっと華やかに
してほしいと言われた事があると先生にお聞き
した事があります。
最近の帯結びはどんどん華やかになっていますね。
まだ六通の帯が多いと私は思っていましたが、
どうなのでしょう。
ほんとにいろんな帯結びが増えましたね。
私も、変わり結びをしようかと思っても、
ここにひだつくるとなぁ、なんて思います。
六通は、訪問着にはまだまだあると思いますが
振袖に結べるのは、全通しか売れない、みたいな話を
聞きました。
美容院の着付けで、敬遠されるのだそうですよ。
これもサマがわりなんでしょうかねぇ。