ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

ミス・○○…

2011-06-21 10:13:56 | つれづれ

 

ミス・コンはいろんなのがありますからねぇ。

そういえば、一昨年の今頃は、ミス・ユニ日本代表のピンクガーターにパンツ見え着物もどきルックで

大変な騒ぎになりましたね、一部だけど。んで、去年は…ミスコンあったことすら忘れてますがな。

 

ま、あちらはあちらで、がんばっていただくとして…。

今日のミス・コンのお話は、「古い本の『ミス・コン』記事」なんです。トップ写真がその表紙。

この本が出たのが昭和26年、西暦1951年、調べましたら今の「ミス・ユニバース・コンテスト」が

ずっと継続して開催されるようになったのは、1952年、つまり昭和27年なんです。

あれれ?日本が先にミス・コン?とおもったら…実は今のミス・ユニバースの2年前に、アメリカで

「ミス・アメリカ」というのがあったのだそうです。それがイロイロあって、今の形になったと…。

つまり、日本には最初の「ミス・アメリカ」の記事が入ったりして、まねっこ大好き日本人も、

イロイロはじめたってわけですね。

いやもう、ここまでやるかのミス・コンですが、考えてみれば戦後やっと6年、

焼け野原からホコリはたいて立ち上がり、それいけやれいけとがんばり始めたころですから。

こんな企画も、明るく元気で平和に暮らせることを実感できたのかもしれません。

 

まずは…こちら「ミス・向こう三軒」…町内のおねぇちゃん…やんか。

これはラジオの「向こう三軒両隣」の主人公選出コンクールだったそうで、

選ばれてもねぇ、ラジオじゃ出演は声だけだっての…声美人…だったんですかねぇ。

いや、今見ても確かにかわいいですけど。当時大学生、ハタチとしても、ご存命なら80歳。

どんな「向こう三軒さん」になったのでしょう。ちなみに「向こう三軒…」のドラマはタイトルだけは知ってました。

 

          

 

こちらは「ミス・牛乳」、

これは厚生省と牛乳協会の「健康衛生の普及」という趣旨だったと書いてあります。

ミルクのような肌…だったら「ミス・ミルク」にしてあげましょうよぉ。

 

    

 

続いて「ミス・職場」…もうなんでもやって…ですね。上のピンク部分ははページ破れです。

古い電話ですね。この形のもの、我が家にあります。ものすごく重い…古いのってコードが螺旋じゃないんですよ。

電卓じゃなくて「そろばん」、吸い取り紙の形って、今も同じですね。

手前の真ん中、なんだろと思ったら「蓋のついたインク壺」…まだつけペンだったんですね。

新聞社主催で、いろいろな職場の上司推薦による美人さん。

このかたは「森永製菓公務会計係」だそうです。

 

    

 

そしてこれがまたなんとも素朴です。「ミス・農村」。

都会の美人コンクールに対抗して、「よく働いて、粧わない、素朴な健康美」…だそうです。

なぜかこのヒトの写真だけは「遠目」で、修正しながらアップで見ても顔がはっきりわかりません。失礼やんか。

 

    

 

これは農業新聞と千葉農協の主催。

記事によれば、当選した写真が掲載されたとたんに、嫁に来てくれという手紙が殺到したそうです。

このころから「嫁不足」だった?

いやぁりっぱな体格、素足にケダ、そしてパラパラと鶏にえさをやるなれた手つき…。

それに瓦屋根の家に大きな木、ちょっと昔の母のイナカは、こんな感じでしたわ。

 

ミス・コンは、今でも健在ですが、元々「美しさ」の基準なんて、あいまいなものです。ヒトにもよるし。

私は、ミクシのほうで男性が酒井和歌子さんがかわいかったとか、いろいろ書くのをみていると、

「そんなにいいかねぇ」と思い、出される往年の女優さんや歌手の名前を見ては、

オトコとオンナじゃみるところが違うんだナァなんて思っています。

ちなみに、わがオットも「酒井和歌子さん」のファンでした。

私の憧れの女性は藤村志保さん、沢村貞子さん、着物姿が自然ですから~。

 

さて、ミスなんたらとは無縁の私、いや「ミステイク」のほうなら、毎日のようにありますがね。

減らす努力をせねば…。   

 


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6 コメント

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おあとがよろしいようで。 (えみこ)
2011-06-21 13:57:49
ミス…いまや、あり方そのものも問われていますが
美への探求というのは、殿方の方が執着があるのでしょうか。
先日、どこぞのアイドルの新メンバーがCGだったとかで
苦情が出たとか、株価が下がったとか(ほんとうかしら)
選ばれる方より選ぶ側の良識が問われそうですね。
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Unknown (陽花)
2011-06-21 23:51:17
ミス、○○って多いんでしょうね。
私の知っているのは、山本富士子さん
ぐらいです。
自然のままで美しい人が一番いいと
思うんですけどね。
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Unknown (とんぼ)
2011-06-22 22:25:12
えみこ様

なんでもアリ…のミスコンで、
地方の「ミスナントカ」が、官庁に
表敬訪問とやらをしますよね。
あんなの「生産農家のおばちゃん」が
いけばいいと思ったりしてます。
あのCGも、なんかヒトをバカにしてますね。
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Unknown (とんぼ)
2011-06-22 22:30:32
陽花様

ほんとに多いですね。
それに「美人」の条件?、わかりませんわ。
お化粧方法の変遷もあるかもですが、
今年の日本代表の「ファイナリストさんたち」
なんかみんなおんなじ感じで、清楚とか可憐とかは
まーったく関係ナシ。
優勝者は「えっこのヒトが№1?」と、私は思っちゃいました。

児島明子さん、それと万田久子さんもそうですね。万田さんは、しっかり芸能界に残りましたね。
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Unknown (gangangansoku)
2011-06-24 01:57:12
こんにちわ
すごくおもしろい記事でした。 今では
各地でミス何とかとかありますが、最初はミス牛乳や職場などがあったんですね。 読んでいてとても興味部深かったです♪
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Unknown (とんぼ)
2011-06-24 17:18:08
gangangansoku様

ミスなんとか…は、ずっと縁のない私ですが、
昔のミス・コンは、素朴な感じがします。
楽しかったでしょうね。
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