なにしろ暑がりで…扇子は冬でもバッグに入っています。
いつのまにかいろいろ溜まりました。
今年はこれを使います。
扇子の骨の部分を中骨、といいますが、ここに穴で模様をつけていますと、全部あるのが普通ですが
これはとんぼのところだけは柄がありません。
とんぼの柄は…イマイチかなぁ、アタシの方がうまく描ける…なんてことは言わぬが花ですね。
これは男物なのですが、とても小さくて、ライター二個分ちょっとくらいの高さです。
手の小さい私にはとても使いやすいです。上の地紙(これは布ですが)部分が小さいものは
あまり好みではなかったのですが、これはOKです。
扇子の各部名称は、さっきの「中骨」、両端の太いものが「親骨」、紙や布が貼ってあるところが「地」、
下の方のまとめて留めてあるところが「要」、扇子を開いたてっぺんが「天」。
では扇子の歴史…これ、以前書いた気がするのですが、最近gooでは「ブログ内検索」が
ほんっとにボケてしまって、まんまタイトル入れても出ないことがあります。
ダラダラと6年半も書いてきたので、あまりの記事数の多さに、自分でどこに書いたかわからない…。
引っ張り出すより書き直したほうが早いので…いえ決してネタ切れではありませんので(ホントに?)。
実は扇子は「日本生まれ」…。
元々は薄い板をつないだもの、木簡もそうですが、紙が豊富でなかった時代は、薄く削った板に文字を書きました。
扇子も、最初はそういう目的で作られたといわれています。あの平安時代の男性が持つ「勺」も、メモやカンペでした。
それが「持って扇ぐと涼しいやんけ(そんな品の悪い貴族おるかいな)…」で、「風を送るもの」になっていったわけですが、
「木」の方はそのまま「桧扇」に変化し、一方もっと軽くて便利な扇子、
ということで、竹の骨に紙を貼ったものが作り出され、これが一般的な「扇子」になりました。
このころの扇子は、ホネの数が少なく、紙も片側にだけ貼られたもの。これを「蝙蝠(かわほり)扇」といいました。
こうもりが羽を広げたところに似ていたからですね。骨が少ないのでなるほどと思います。
で、これが中国に渡りました。そして中国ではこの扇子にもっと手を加え、
骨の数を増やし、裏も表も紙を貼る…というものを作りました。これが日本に逆輸入されたわけです。
りっぱになって里帰りしてきたわけですね。
以来、扇子は骨の長さや数、紙を貼るとか絹を貼るとか…いろいろなものが作り出されたわけです。
有名な寺院のご住職が、町の人たちが並んでいるところへやってきて、お数珠で頭をポンポンとやっていく…
なんてのを見たことありませんか?あのとき、ご住職の衿首のうしろのところには、
たいがい「中啓」という扇子がひょい…という感じでささっています。
中啓というのは、親骨の間がイチョウの葉のように最初から広がっているもの。
あれは、扇ぐ目的ではなく、身分高いものの証。
扇子と言うのは、そういう目的でも使われましたし、形も変えたわけです。
江戸時代は何でもリサイクルでしたから、町には「地紙売り」という商売があって、
古くなった扇子の紙を水につけて取ってしまい、新しいものと張替えて使っていました。
私も汚れて破れてきた扇子があるので、やってみよーか…またザセツするから、やめなはれ…。
さてさて、今日もまたたいした暑さにもならず、扇子もバッグの中に入れたままです。
明日は晴れる…ホンマかいな。
大物洗濯をガンガンしないとなので、汗かきますわなぁ。
うちわも扇子もおっつかないと思うので、扇風機のお世話になりましょう。
中骨の所に柄があるのも、地の部分が
短いのも珍しいですね。
私も苦手なのですが とんぼマークとは
珍しいのですね
私は無料で配られた団扇が溜まったので
自分好みに張り替えてみよう・・
張り替えて見たい・・・
と 思ってはいるのですが
アゲハ蝶なんてのはないかしら。
あったらすぐ買う!
帯に挿して用いる物は普通の扇子より小さいんですか???
持ってるものはほとんど21センチ。
あれでいいんかいなと......(?)だわ。
こないだ某番組の街角情報室ってコーナーで傘を着せ替えるってのやっていました。
ビニール製のオヤネをその日の気分とか、服装とかで付け替えるんですって。
骨は一本分あればいいので便利だとか。
面白いですね。
明日からイマイチの空模様になりそうな予報でしたので、お洗濯しまくり!!!
貴重なお日様をしっかり浴びとかなきゃ
ちょっと変わってますね。
しかも男物でも小さいので、手になじみます。
扇子出したのに…涼しいんですー。
私もたたんで上が細くならないタイプとか、
竹の部分が長いのは、ずっと敬遠していたのですが、
これは小さくていいです。
「許せるっ」って買ったものです。
張替え、しっかり元の紙をはがしてください。
タワシでゴシゴシがいいですよ。
昔、手を抜いて、そのまま上から別の紙を貼ったら、
重たくなって…当たり前ですよね。
扇子は売っているところでいろいろな大きさがあります。
お茶のものや礼装用はサイズが決まってますが、
普段の扇子は特に決まりはありません。
使いやすいかどうかのものです。
私は今までは、真夏は男物の大きいのを使ってましたが、
見た目はやはり、女性用の方がいいでしょうね。
男物は23センチくらいのもありますよ。
帯にさすのに気をつけるのは、大きさよりさし込むときに、
帯を傷めないようにすることです。
入れる場所間違えて、柄の織り糸なんかをひっかけたりしないように。
傘の張り替えもできますよ。キットもあります。
レース時などで作る人もいますよ。
差し替えということは、できあがったものをホネに差し込むだけなのでしょう。
実際には、あちこち糸でぬいとめないと、です。