日差しがあればまた違うのでしょうけれど、風は北風だし、
なんだって一日で季節が進んだ感じでした。
本日は「羽裏」のご紹介。通称「ドンパ」、「どんすの羽裏」です。
鶴の柄ですね。とてもきれいな図柄なのですが、
ダメージがありますので、このまま着用はちょっとムリです。
なんたってこんな感じに穴のオンパレード…。
図柄の右のはし、鶴のお尻のところも脇の縫い目の部分にかけて、
もう擦り切れた感じに穴があいています。もったいないー。
とてもりっぱといいますか、おめでたい図柄ですし、
幸いダメージははしっこなので、いいとこ取りで切り取ってみようと思います。
ドンパの額裏の場合、縁取りというのもたいがいコってまして、
その図柄に関係のあるものだとか、雰囲気にあったもので「額縁」のように、
模様がつけられているものが多くあります。
これも、図が「鶴」ですから、柄の下のほうの縁取りは「若松」、
図の上は「ヱ雲」といわれる、「ヱ」の形をしたおめでたい雲の連なりです。
こんな感じ…。
鶴のいる「地」の部分も亀甲柄で、色目も比較的「キラキラ感」があり、
お祝い事などに着るのには、とてもよかったんじゃないでしょうか。
中の絵が例えば、河や海に関連のある柄だと「波」とか「魚」とか、
そんな風に飾られているものをよくみます。
ほんとに「絵」の入った額の感じです。
また、この鶴の柄で面白いのは、中の一羽が「正面顔」であること。
前から見た鶴の顔、っていうのは、染めの柄でもみませんねぇ。
ほかの鶴の状況を見ても、割と「リアル」な感じの絵なんですが、
なんか…真正面から見た鶴って…ちと「おマヌケ」な感じですー。
いや、実際には「お鶴さん」と向き合ってお目にかかったことがないので
なんともいえませんが…。
ちなみにこの鶴は「丹頂」ですね。丹は「に」のこと「赤い」色のこと、
赤というより「鮮やかな朱」、あの鳥居とかお宮さんの「赤」です。
頂は「いただき」、つまりてっぺんのことで、
アタマのテッペンが赤い…という、「まんま」の意味ですね。
日本では大昔は珍しくもなくたくさんいたようですが、
確か幕末以降でしたか、乱獲で絶滅の危機…というお定まりの道。
幸い、北のほうで残っているのが見つかり、今は保護されて、
すこしずつ個体数は増えているらしいですね。
一度北海道の自然の中で見てみたいものだと思っています。
実は丹頂の場合は「丹頂ヅル」というのは間違いなのだと聞いたことがあります。
鶴というのは本来「渡り」をするのであって、丹頂はしないから鶴ではない…
とかなんとか…、確かそんなことだったと。見た目鶴じゃん、って乱暴?
アタマから首と、尾羽が黒くてあとは真っ白、そして頭が日の出のように真っ赤、
そんなコントラストがいいのと、姿の美しさでヒトに愛でられたのでしょうね。
これで赤いのがお尻だったら…今の地位はあぶなかったかも…?
とんぼの「羽裏コレクション」はだんだん動物が増えてきました。
ライオン、トラ、猿、犬、馬、たぬき、雀、鶴…動物園のよーだ…・
意外に見つけられないのが「ネコ」、ですね。
これからも動物園目指して、いやそーじゃなくて、
珍しい柄のコレクションをしていきたいと思っています。
また「ぎゃらりぃ」の動物園、いやいや「羽裏」コーナーにアップします。
なんだって一日で季節が進んだ感じでした。
本日は「羽裏」のご紹介。通称「ドンパ」、「どんすの羽裏」です。
鶴の柄ですね。とてもきれいな図柄なのですが、
ダメージがありますので、このまま着用はちょっとムリです。
なんたってこんな感じに穴のオンパレード…。
図柄の右のはし、鶴のお尻のところも脇の縫い目の部分にかけて、
もう擦り切れた感じに穴があいています。もったいないー。
とてもりっぱといいますか、おめでたい図柄ですし、
幸いダメージははしっこなので、いいとこ取りで切り取ってみようと思います。
ドンパの額裏の場合、縁取りというのもたいがいコってまして、
その図柄に関係のあるものだとか、雰囲気にあったもので「額縁」のように、
模様がつけられているものが多くあります。
これも、図が「鶴」ですから、柄の下のほうの縁取りは「若松」、
図の上は「ヱ雲」といわれる、「ヱ」の形をしたおめでたい雲の連なりです。
こんな感じ…。
鶴のいる「地」の部分も亀甲柄で、色目も比較的「キラキラ感」があり、
お祝い事などに着るのには、とてもよかったんじゃないでしょうか。
中の絵が例えば、河や海に関連のある柄だと「波」とか「魚」とか、
そんな風に飾られているものをよくみます。
ほんとに「絵」の入った額の感じです。
また、この鶴の柄で面白いのは、中の一羽が「正面顔」であること。
前から見た鶴の顔、っていうのは、染めの柄でもみませんねぇ。
ほかの鶴の状況を見ても、割と「リアル」な感じの絵なんですが、
なんか…真正面から見た鶴って…ちと「おマヌケ」な感じですー。
いや、実際には「お鶴さん」と向き合ってお目にかかったことがないので
なんともいえませんが…。
ちなみにこの鶴は「丹頂」ですね。丹は「に」のこと「赤い」色のこと、
赤というより「鮮やかな朱」、あの鳥居とかお宮さんの「赤」です。
頂は「いただき」、つまりてっぺんのことで、
アタマのテッペンが赤い…という、「まんま」の意味ですね。
日本では大昔は珍しくもなくたくさんいたようですが、
確か幕末以降でしたか、乱獲で絶滅の危機…というお定まりの道。
幸い、北のほうで残っているのが見つかり、今は保護されて、
すこしずつ個体数は増えているらしいですね。
一度北海道の自然の中で見てみたいものだと思っています。
実は丹頂の場合は「丹頂ヅル」というのは間違いなのだと聞いたことがあります。
鶴というのは本来「渡り」をするのであって、丹頂はしないから鶴ではない…
とかなんとか…、確かそんなことだったと。見た目鶴じゃん、って乱暴?
アタマから首と、尾羽が黒くてあとは真っ白、そして頭が日の出のように真っ赤、
そんなコントラストがいいのと、姿の美しさでヒトに愛でられたのでしょうね。
これで赤いのがお尻だったら…今の地位はあぶなかったかも…?
とんぼの「羽裏コレクション」はだんだん動物が増えてきました。
ライオン、トラ、猿、犬、馬、たぬき、雀、鶴…動物園のよーだ…・
意外に見つけられないのが「ネコ」、ですね。
これからも動物園目指して、いやそーじゃなくて、
珍しい柄のコレクションをしていきたいと思っています。
また「ぎゃらりぃ」の動物園、いやいや「羽裏」コーナーにアップします。
ほんっと「こんな顔なんだー」とびっくり。
そういえば、アヒルのひなの顔、なんてのも、
正面はすっごくかわいいですね。
羽裏は「マモノ」…いいのにつかまるとねぇ…。
でも、古着やサンでは「羽裏で根がつくものが
たーんとあります。表ボロボロなのに2万とか。
「なんでーっどーしてーっ」とハンカチ噛んで、
泣く泣く立ち去るそのつらさ…。罪だわよぉ。
つ・鶴の真正面!間抜けで可愛いです~!!鳥の正面っておもしろいんですよね、意外とほっぺが横に張ってたりして!(すずめの正面なんてもう・気が狂わんばかりのかわいさです!)
羽裏って、決め手になってしまいますね・・。お財布と相談しながら、って時に、「いやいや、この羽織、いまいちだよね、やめておこう・・。」って思っても、裏がおもしろいと・・お持ち帰りに・・。
先日購入した単の羽織は表がおっそろしく地味なのに、は裏が「こ・これでもか~~~~!」って位にめでたくて、つい。あな、おそろしや。
ほんとに真ん中はなんともないのに…。
元々羽裏は「裏に凝る」傾向がつよかったころに、
いいものがあります。
それで表は妙に安物っての、多いんですよ。
これも、りっぱな図柄のしかも緞子でありながら、
表地の羽織は「交織か?」と思う程度の絹です。
「羽裏」で売れるようになってきたのも
最近でしょうから、昔は羽織としては売れない、
というものは処分されちゃったんでしょうねぇ。
悪かったのでしょうかね~
見事に穴あきで本当にもったいない事!