ミクシのほうのニュースで「金(にかぎりませんが)メダルを噛むな」というお話がありました。
事の発端は、明治天皇の玄孫であり、JOC会長の長男という、慶大の講師武田恒泰氏が、
メダルを取る可能性のある日本選手に向けて、
「メダルは噛むな。品がないうえに、メダルを屈辱することになる」とツィッターでつぶやいたのだとか。
これに対して「そうだ」という意見と「そんなの自由でしょ」という意見と、分かれているのです。
過去のメダリストの意見もあって「個人のものなんだから好きにしていいと思う」…という意見もあり、
嬉しさの表現だ、という人も。
以前にもこれが問題になったとき、たしかウィキで調べたのだったか、
最初は外国人選手がやったらしく、その人は「金かどうか確かめた」と言ったとか。
まさしくそれで、もともと金は柔らかい金属ですから、純金のまま使うことは少なく、
なにかしら混ぜて加工します。だから貨幣などに使われるときは、その割合によって、
貨幣価値が変わるわけですね。江戸時代も、鋳造がよくない小判などもあり、
金は柔らかいから噛めば歯形がつく、ということから「噛んで調べた」と言われています。
時代劇でも、ニセ小判の判別に噛んだりしてますよね。
つまり「金メダルを噛む」ということは、それを与えたその大会主催国に対して、
「この金メダル、本物だろうね」と、調べていること…になるわけです。
最初にやった人がそう言ってるしねぇ。
かつて井上順がテレビCMで、やたらVサインをしたことで、
みんな写真を撮るときは「V」をするようになった…と言われていますが、
元々のVサインは、古い時代の戦争時の「相手を挑発するサイン」、
「ヴィクトリー」の象徴として、かのチャーチルがやってはやりだしたとか、いろいろ言われています。
反戦の意味で「ピースサイン」と言われたりして、Vも時代による意味がかわったりしていますが、
今でも国によっては侮辱のサインだったり、てのひらをどっちに向けるかで意味が違ったりします。
今の日本では「写真をとるときのお約束のV」は「シャッターきっていいよぉ」の合図でもあるのだそうで。
意味はだんだん変わってきたりするのですね。
メダルを噛むというポーズもいつのころからか「メダルを取った時のお約束写真…」?
カメラマンから「噛んでください」と注文が出るのだそうです。
でもねぇ…やっぱり「金を噛む」のは「確かめる」以外のなにものでもない気がします。
カメラマンも、知らずに言っているのか、知っていても
「今はそれがハヤリだから」と注文するのか…だとしたら、やっぱり品がない…。
外国の選手だと、メダルにキスしたりしますが、それは「大切なもの」と思っている心や、
「うれしい」と思う気持ちがよく表れて、ほほえましく思います。
それと噛むしぐさを同格にとらえるのは、私にはできません。年代かな?
なんでカメラを向けるとVサインするの?…いやぁみんなやってるし…なのかな?
なんでメダル噛むの?…みんなやってるでしょ…なのかな?
男子ジャンプは、監督からメダルを噛むなと、お達しが出たそうです。
だから誰も噛まなかった…別に噛まなくても「なんだ、噛まないじゃん」なんて、
ちっとも思いませんでしたし、うれしさの表現としてニコニコ笑って誇らしげに
もちあげてみせるだけで、十分でした。
自由なんだからいい、と、なんでもOKするのは、私はいかがなものかと思います。
「金を噛むのは、こういう意味なんだよ」と知って、
それでも「私が自分の力で勝ち取ったんだから、噛もうが舐めようが、私の自由だ」と、
そう言われてしまったら、なんかもうメンタルな部分での金メダルの価値はないなと、
私はそう思ってしまいますねぇ。自由とは「何をしてもいい」ことではなく、
「するべきことができる」ということだと思うのです。
「噛んだっていいじゃん」なら「噛まなくたっていいじゃん」と言い返したら、こりゃ不毛ですけど。
見ていてちょっと嫌だなと。
末の息子の子供の頃の写真は、いつもVサインしてるんです。
観てて詰まらないというか、外にポーズあるでしょとおもっちゃうんです。
同じことやるのもさ。
おへその曲がってる私は言われたら余計したくない!というんでしょうね。多分。
そういう年代なのかな・・・
メダルを噛んでいるのを見て
金かどうか 確かめているポーズだぞ
と 思っていたから
同じ様に違和感を感じていました
それとも 金貨チョコじゃない事を噛んで確認してた とか
トリノの時ですよね。
あの美しい微笑で充分に喜びは伝わりました。
あそこで「ガッ」とか噛まれたりしなくて良かったなと、実に品よくて綺麗だったなと思います。
あたし、なんでもかんでもカメラに向かってキョキ型にするハンドアクション大嫌い!!!!!
普段着ならまだしも、成人式の正装ででもアレですもん、正直こいつらアホじゃなかろーかと思って。
ヴィクトリー!!!!の為のサインなら許す。(なんちって、あたしが許そうが許すまいがカンケーネー.....)そんな方々なんですわ。
結構多いでしょうね。
良くも悪くもマスコミの影響は大きいですね。
マラソンのQちゃんとか柔道のヤワラちゃんも
かじってた(あえてそう言いますが)記憶があります。
今日関西ローカルの番組で竹田氏がこの事に触れていましたよ。
いくつか教えていただきたい事がありまして、
整理してから直メールさせていただきます。
まだまだ寒い日が続きますのでゆるりとお過ごしください。
単純に考えても、あまりかっこいいとは思えないんです。
たとえば、アカデミー賞とか、ワールドカップなんたらとか
そこでもらったタテとかカップとか、
そのはじっこ噛んだって、ヘンだと思うんですよね。
私もアマノジャクなので、若いころは仲間がやると
しかたなく合わせてやってる写真もありますが、
ほとんどVはしていません。
なんかそれだけでポーズが一律みんな同じになってしまうし。
個性がないなぁと、いつもそんなことを思います。
あれ、ほんとに傷跡ついているんじゃないかと、
そんなことも思っちゃいます。
大事な自分の記念のものなのに…。
まぁどこかへ置き忘れた人もいましたけどねぇ。
知らずにやっているのでしょうけれど、
それくらい一般知識として、持っていてほしいなぁと
そんなことを思います。
一律みんな同じ、というのには、ある種安心感もあるのかもですが、
十年一日のごとく、ずっとおんなじというのは、
なんともセンスがないと…。
井上順さん、罪な方です。
しらないのでしょうねぇ。
マスコミの一線で活躍している人も、
わかいでしょうから。
影響力って考えてほしいものです。
私も、高橋選手の記憶がありますが、
だいたい人は「ものを食べたり加えたりしているところ」って、
あんまりかっこいいもんじゃないです。
かじったままあっち向いたりこっち向いたり…。
正直今でもあの方のことは、メダリストとしては、
評価しますが、ファンとして応援する気にはなれていません。
ご質問、いつでもどうぞ。お役にたてるとよろしいのですが。