マントマントと書いてまして、そのわりに・・・ちっとも記事が仕上がらなくてすみません。
今日、父の歯医者の日で、午後から来まして、そのとき持ってきてくれた「母の遺したもの」。
父は最近は、はやーくからきて長々しゃべっていきます。
今回はあの「屋根の葺き替え」の話もあったのですが、
たぶん一人で寂しいのだろうと思っています。このところまた雪に閉じ込められましたから。
ほんとはまだアチコチに残雪があるので心配していたのですが、とりあえず無事に往復しました。
で「母の遺したメモ」なんですが…。
元々、母は「メモ魔」ではありましたが、日記をずっとつけていましたから、
そのほかは何かの切り抜きとか、そういうものが多かったのです。
それが、亡くなる数年前から、認知症の症状がポツポツ出始め、本人もきっと不安だったのでしょう、
とにかく何か思いつくと、その辺の紙に書く、書く、書く~~で、
広告の裏はもちろんのこと、何かのレシートの裏だの、カレンダーやお菓子の栞の紙など、
こまごまちまちま・・・母の不安が今更のように伝わってきて、あぁつらかったんだろうなぁと…。
で、その中に新聞の切抜きがいくつかありまして、その中のひとつがこちらでした。
あの「森 南海子さん」の手によるもの。(下に部分拡大したものを載せます)
これはいいなぁと思いました。私は大きなカーディガンはあまり持っていないのですけれど、
探せばあるぞ・・・ですし、これって普通の例えばちょっとしたジャケットなんかでリフォームできますね。
もちろん、柔らかい生地でないと、ドレープがでませんが…。
部分拡大しますと、まずモデルさんのところ。新聞記事なので粗いです。
こちらが作り方部分。ニットものと布地を縫い合わせるのはちょっとコツがいります。
なれない方は、カットしたらそこからボロボロと糸が解けていったり外れてしまうので、
まずカットして広げたら、縫い合わせる線より外側、つまりあとあと「縫い代」になるところを、
先に、細かい縫い目でミシンをかけてしまいます。これでほつれたり解けたりしません、
そして、布と縫い合わせるとき、どうしてもニットは伸びますから、まず机の上においた状態で
細かく待ち針を打つとか、その状態で仕付け糸でとじるとか、二枚がずれないようにします。
これは総裏ですから、あったかいですね。裏にフリースなど使うともっとあったかいかも。
この記事は、平成7年の表記があります。19年も前の記事でした。
ケープは長くても腰くらいまでですから、温かいのは肩まわりですが、
ちょっと肌寒いときなどは、ストールより使いやすいと思います。
これは前がカーディガンのままなのでV衿で、着物でも使っている・・・と書かれていました。
ニツトですから、着物の後ろ衿でとられても、あまり前には響かないと思います。
もしこれで、たとえば足し布をもっと大きく使ったりしてマントっぽくしたとしたら、
ちょっとしたが広がりすぎるでしょうね。
そんなことも考えながら…マント…いつになったら書けるんだぁぁ。
本日のおまけ…北海道に行った友人からお土産が届きました。
「六花」のお菓子です。へへへスキです~~。
ナナカマドの絵の包装紙を取ったら、中は福寿草でした。春、春、きておくれぇ、です。
ケープになるなんて驚きです。
おしゃれですよね。
私なら袖をちょんぎってレッグウォーマーに
と考えるのがおちです。
旦那様のウールのカーディガン
先日 送ってしまった・・・
私のカーディガンは まだ切るに忍びない。
森南海子さんは 既製品を再利用して
新しい品を作る事が多かったですね。
それはちょっと着て歩けない
なんて思うものもあった様な・・・
今回も ニットと生地の色や風合いの相性を
見定めないといけませんね。
森さんはふるいものを大切にするひとですからねぇ。
私も、袖でウォーマー…ばっかしです。
森さんは、手縫いにもこだわった方ですから、
ミシンはほとんど使われなかったのでは…
と思います。こういうものはわかりませんが。
元々センスを問われるシゴトですが、
森さんの場合、アタリかハズレ、という感はあります。
素材あわせ、それはもうだいじですね。