ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

どんより…でも涼しかったです…

2007-07-07 23:15:44 | 着物・古布
まずは先にお知らせです。
いつもコメントをくださるSuzuka様が、8月19日日曜日に、
神奈川県民ホールの小ホールで、音楽と詩のソナタ…の公演をなさいます。
ご本人様のご了解を得まして(得たか?)、抜粋文

◆西岡寿美子様作 詩集「おけさ恋うた」より
 『おけさ恋うた』(抄)を、柳沼和子書き下ろしピアノ曲の演奏と、
 みさきすずかによる朗読により発表いたします。
◆ほかに、ピアノその他の楽器によるソロ、デュオなどの演奏があります。

ふつうのピアノ発表会というだけでなくて、
おとなが音楽を楽しむ、という趣旨の会ということで、
「私の朗読の方を、演奏にむりやり挟み込んでもらったの」などと
おっしゃっておられますが、ご謙遜!

左下の「おけさ恋歌」のバナーをクリックして「お知らせ」と
「プロフィール」をご覧ください。

横浜近辺のかたはご存知と思いますが「県民ホール」は、
山下公園の前、お隣がシルクセンター、近くには中華街もございましてよっ!
昔はバスだったり歩きだったりで面倒でしたが、
今は「東横みなとみらい線」ができ、「日本大通駅」でおりればすぐそばです。
ちなみに「おけさ恋歌」の「おけさ」と言うのは、あの佐渡の民謡ではなく、
女性の名前です。私はストーリーを教えていただいたのですが、
女の哀しさ、強さ、おぞましさ、かわいらしさ…このへんにしておきましょう。
尚、Suzuka様の朗読のブログ「すゞはらひ」がございます。
夜のひととき、お茶など飲みながら静かに聴いてみてくださいませ。
ずっと書きそびれておりましたが、左のトラックバックの一番下、
「君の中に流れるときは」は、Suzuka様が、私の息子に贈って下さったものです。
私と息子にとっての宝物になりました。


さて、今日はどんよりと曇り、そのかわり風もあって涼しかったのですが
夕方から締め切ったら暑いがな…。
昔は夏場は開けっ放して網戸もないうちもありましたね。
蚊帳をつって蚊取り線香たいて、雨戸なんて雨の降る日しかしめなかったけど、
イマドキは「安全第一」?しめきってクーラーをドライにして…。
なんかへんだなーの暮らしですねぇ。
でもね、いつまでも雨戸閉めずにいて、ご近所から「なにかあったの?」って
夜遅くにたずねてこられたことがあったんです。ん~なんだかなーの現代!

で、やっと写真の説明ですが、これは「麻」です。
最初木綿だと思ったら、しっかりシャッキリでした。
ちょこっとだけシミと全体の薄汚れ、洗ってみるつもりです。
これは「縫い絞り」の中の「木目絞り」、なるほど木目のように見えますね。
男物のように見えますが、女物です。柄行はちょっと中年向き…ですが、
これで赤い兵児帯でも巻いて、かわいく蝶々結びでもしたら、
若い娘さんでも十分着られますね。着物の楽しいところです。

ひとつおもしろいところを見つけました。
袖口です。


     


身丈は140センチ、裄は62センチ、そんなに特別大柄なひとでもない、
なのに袖口が、くけてないんですよ。まっすぐまんまです。
糸が抜けてしまったというわけでもないし、縫ってあったのを解いたのでもない、
最初から縫ってないんです。
あれっと思ったのですが、これ、なんか見た目があっさりと爽やかですよね。
これもひとつのテクニックなのかなって思います。

さて、今日はまだHPの残りをしていまして、
ショート記事になりました。もうちょっと…その積み重ねが大切…
なんだけど、どーしてこう時間がかかるかねぇ…
やりかた一回で覚えなさいよまったく…
短冊に「物覚えがよくなりますよーに」と書けばよかった。

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8 コメント

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楽しみにしてます! (萬屋千兵衛)
2007-07-08 03:23:35
若い時は妻の影響もあって、詩の朗読劇などもよく見に行ったり
してましたけど、最近では、ごくたまに歌舞伎に行く程度で、
とんとご無沙汰ですから、Suzukaさんの朗読を生で見られるのを
とても楽しみにしています。

昔の話で言えば、我が家は父が電気工事店をしてましたから、
鍵は開けっ放しだし、夏場は店の引き戸自体も開けっ放しで、
裏側の吐き出し窓やら小窓やらも全て開けっ放し、
南側の窓には、よしずやすだれを垂らしてただけですから、
風に乗って、近所の人や親戚のおじさんおばさんが年中来てまして、
それも、入り口で声かけて入ってくるのではなく、黙って
中へ入ってきて台所に来て、いきなり話を始めるのが普通でした(笑)
今思い返すと、ほんとうに、のどかな時代でした!
返信する
Unknown (陽花)
2007-07-08 08:49:57
suzuka様の詩の朗読、近ければ是非にも
お聞きしたいのですが、残念です。
ご成功されますようお祈りしています。

夏物の長襦袢なんかは袖口くけずになんて
いうのもありますが、着物でもそういった
仕立てがあるんですね。
返信する
袖口! (みやざえもん)
2007-07-08 10:11:16
なるほどー、さっぱり涼しいでしょうね~。
時代時代の工夫はいろいろあるものです。

もっともみやざがソレしていたら、
「縫い忘れているよ」
「また引っ掛けたの?」…だろうぁ。
返信する
Unknown (とんぼ)
2007-07-08 21:27:45
萬屋千兵衛様
はい、ぜひ聞きにいってあげてください。

昔は近所のひとなんて、ランニングにステテコとかでちょいとやってきちゃお茶してたし、
おばちゃんたちも行き来が多くて、
学校から帰ってかーちゃんが家にいないと、
あっお隣のおばちゃんちだ…とかね。
ほんとにおおらかでしたねぇ。


陽花様

私も襦袢では「そのまま」ってのを持ってますので、
一瞬「あれ、これ襦袢?」と思っちゃいました。
フシギですが、なんか爽やかです。


みやざえもん様
はっはっは!おんなじですよー。
ゼッタイいわれる、「ほら縫い忘れてる」とか、
ったく手抜きなんだから、とかね。

返信する
ありがとうございます (Suzuka)
2007-07-08 22:10:51
バナー及び記事でのご紹介、ありがとうございます。

本日、バナー先へあらすじをアップしました。
すこしずつ更新いたしますので、よろしくお願いいたします。

返信する
Unknown (とんぼ)
2007-07-08 22:20:13
Suzuka様
こちらこそ、つたないご紹介ですみません。
よろしくお願いいたします。
返信する
聞きたいな、会いたいな (もも)
2007-07-09 23:17:40
Suzuka様の朗読聴きたいですね。それにお会いしたいです。あっ!聞こえないけれど。
私も朗読が好きで、「ろうどく」の「ろ」で遊んでいます。

麻の「木目絞り」大好きです。何年か前の夏
解いて、ワンピースに仕立て(ごめんなさい)
好評でした。
藍の色がまた良くて、何ともいえない好きなものです。
返信する
Unknown (とんぼ)
2007-07-09 23:35:38
もも様
Suzuka様は多芸多才、素敵な方ですよ。

これも一度洗ったら少しはさっぱりするかなと
思っていますが、シミがけつこう「濃い」んです。
もったいないですね。着物としてはムリだったら、
材料として…売りまっせぇ!
返信する

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