あんまり暑いので、ちと涼しげに…ペンギンさん、けっこうかわいいでしょう?
子供の着物柄での動物柄はいろいろありますが、ペンギンはあんまりみません。
さて、これの全体柄はこんな感じで…ちいさなちいさな「ちゃんちゃんこ」
アップするとこちらはヘリコプター、
こちらは船。
でもねぇ…この着物のネーミングは「ペンギンにヘリコプター戦艦模様」だったんです。
戦艦ってなんだかわかっているんですかねぇ。
ヘリと船とペンギンのまわりの、白いまん丸は雪…南極観測船…ってわかりませんかしら。
子供の着物で、飛ぶものと船ときたら、即戦争柄…と思ってしまう。
いや、いくら思っても、よく見れば「戦艦」ではないことがわかるでしょう。
それに今の時代じゃあるまいし、日本は戦闘用ヘリなんて、あの時代はありません。
ああそういうことも、わからない時代になっているのでしょうねぇ。
と、文句ばかり言ってないで…ペンギンといえば南極…ではなくて、赤道に近いところにもいます。
ただし、そばには寒流が流れている…やっぱり暑さには弱いんですね。
ペンギンは種類の少ない生物です。「属」でいうと、分かれますが、クビ周りの黄色いのがコウテイペンギン系、
クビのまわりに黒い首飾りのようにラインがある系がフンボルトペンギン、
私の好きな、頭にお飾り羽のあるのはイワトビペンギンですが、属でいうとなぜか「マカロニ・ペンギン系」。
イタリア生まれか?・・・ちゃうちゃう…あとはあまり目立った特長のないアデリーペンギン…。
いえ、別にペンギンの研究をしたわけじゃないんですが、昔、ある方が「ペンギンの剥製」をくれましてねぇ。
子供ゴコロに「かわいそうだぁ…」と泣いたのです。それが何ペンギンなのか知りたくて図鑑で調べて…。
で、結局何ペンギンだったのか忘れてるし…努力をムダにするタイプです。
50年以上も前のことですから、お咎めはないでしょうが、今じゃナントカ条約で、剥製なんてダメですよね。
この暑さの中、動物園のペンギンさんたちは、大丈夫でしょうか。
ペンギンというと実はパッと出てくる歌があります。
以前にも確か書きましたね。「♪氷のお山ですましがお ちょっと気取った燕尾服…」
サンスターのCMソングですが、今でも好きな歌です。
最初の一節で検索すると出てきますが、気になることがひとつ…
なかに「もしもステッキかいこんで 黒い鞄を持ったなら」という歌詞があるのですが、
どこを読んでも「買いこんで」になっている…。文の内容から考えて、これは「掻い込む」だと思います。
掻い込むは抱え込む…の動作、つまりステッキを小脇に抱え込むしぐさです。
実際にこれで歩かれると、後ろのヒトは危なくてしょうがないですが、ダンスなんかではよくするポーズですね。
「買い込む」のは文字通り、たくさん買うこと。ステッキを何本も買いこんでも、一度に使うのは一本ですしぃ。
つまんないことにうるさいおばさんですが「日本語は正確に」…。
というわけで、あまりの暑さに小さなことをツツいてみたりのワタシです。
さっきためしに玄関先の日陰に置いた温度計を見たら、35度を指していました。
群馬では37度を越えたとか。
あぁまだマシ、と思っておこう…でも、夕飯は「カキ氷レモン味」でいいわ、もぉ…。
涼しそうと思ったんですが、ちゃんちゃんこ
でしたか。
この柄にはちゃんと南極観測という事を
考えて柄が描かれているんですね。
なるほど南極観測ですかーーしかし昔の柄のニュース性というか、そういったことを取り込む感覚には本当に感心してしまいますね。
じんべいさんだったら、涼しげですねぇ。
何しろ小さくて、こんなの着せたらかわいいだろうなぁとおもいました。
南極観測船は、あのころは「宗谷」。
初めてのことで大変なニュースになりましたね。
子供の着物柄は、大人とは別の自由があって楽しいです。
戦時中の戦争柄は、ちょっと切ないですけれど、
それでもみんなの気持ちが同じ方向に向くような、
そんな暮らしの色が見える気がします。
この前は、戦艦大和を髣髴とさせる大きな戦艦の、
なんと「ねんねこ」がありました。
あまりの高額に手が出ませんでしたが、
本当は、二度とそんな柄がはやることのないようにと、
節に願います。
♪もしもステッキかいこんで
の歌詞ですよね。
これって、抱え込むってことでないと意味がとおらないんですけどね。なぜか買い込んでって、お医者さんはそんなに買い込むほどステッキいらんやろ?
ステッキに燕尾服は紳士の装いです。これにシルクハットがあれば完璧! おばさんはうるさいです♪ はい。
コメントありがとうございます。
ほんとに「日本語」の乱れが気になるお年頃?
ある人が「うるさいおばさんがいてこそ、
この世はちゃんとまわっていく」…と。
回すほどチカラはなくとも、
「かいこむ」はゼッタイ「買いこむ」ではアリマセンっ…よね。
最近は、学校で習う歌さえも「ムズカシイから」と、
とんどんなくなっていきます。
「我は海の子」とか「荒城の月」とか「仰げば尊し」とか…。
ならば言葉の意味を教えながら歌えばいいのにと、
私なんぞは思います。
元気でいる限り、うるさいおばさんでありたいです。