先にご報告いたします。
おかげさまで、父の手術は無事終了しました。
前日の説明で、動脈瘤部分をクリップしたことによって近くの血管の血流が変化し、
脳梗塞を起こすこともある…と、リスクの説明は受けていました。
その場合は半身麻痺や失語症などの後遺症が残ることもある…と。
これはもうしかたのないこと。父も「もうまな板の上の鯉だ」と言ってました。
手術は成功でしたが、結局、軽い脳梗塞が起きて、右手が少し麻痺しているそうですが、
ウデの上げ下げなどは自分でできますから、そんなにひどいマヒではありません。
言葉の方は異常なし。それがまずなによりです。
一応リハビリのために、当初の入院予定よりは少し伸びるとのことでした。
だいたい元々が「10日」といわれてまして、そんなに早く帰れるんだ…と思ってましたが、
リハビリしても一ヶ月はかからないよ…と。
ちょうど年末年始にかかりますから、退院の手続きなども、お正月があけてからの方がこちらも安心です。
前回は、ホンモノ?のクモ膜下でしたから、ICUに二週間もいましたが、今回は二日…。
既に一般病棟に戻っています。気が抜けますわぁ。
皆様にはいろいろとご心配頂きまして、本当にありがとうございました。
さて、昨日は実家に行きまして、お隣さんにご挨拶したりいろいろすませたあと、
母の着物を一枚もらって帰ろうと引き出しをゴソゴソしてきました。
そのあとふと足元の箱を見ましたら「みーっけ」…。それがトップ写真です。
母の「編み物用道具」。私も少しは持っていたのですが、既に行方不明。
段数のメモリ用のリングや、針先の止め具など。母は整理がいい人でしたから。
で、それもすごいのですが、箱が…。左がフタですが、ちと白っぽいのはツヤがあって光っているせいです。
これ、いっとき母が凝りまして、ずっとやっていたんです。
なんというのか知りませんが、テレビかなんかで見たらしい「貼り絵」みたいなものでしょうか。
まず、雑誌やチラシなどの写真部分のページをハサミではなく「ものさし」をあてて、
1センチ幅くらいに縦にピーッと裂くわけです。「切る」のではなく「裂く」ことでフチが毛羽立って、
貼ったときに微妙な陰影がつくんですね。
ちょっとやってみました。テレビの雑誌の表紙です。
この細長いものを今度は1センチ角になるように、またものさしで押さえて裂いていきます。
この1センチ角のパーツを、だいたいの色目で分けます。
表紙だけ見てると、ただのまっかっかですが、小さくしてみると赤系、黒系、緑系、黄色系と、
けっこう分かれるものでしょう。母は雑誌のグラビア写真とか景色柄のカレンダーとか、
しょっちゅうピーッピーッと裂いては、紙で折った箱に「赤」「白」「黒」…と細かく分けて整理してました。
それから、箱や発泡スチロールの器(あのスーパーでお肉なんかがパックされてるあれ)などを用意します。
デザインを決めて、ボンドで一枚ずつ貼っていきます。下地が見えないようにどんどん重ねながら貼るわけです。
しっかり乾かしたあと、父がニスを塗って仕上げてました。
小さなお盆くらいのとか、お菓子の入ってた箱とか…結局みんなどこかにお嫁入りしましたね。
この黒い箱、アクセントに赤が入ってますが、その部分を拡大…。
なんと黒地の「チラシ広告」…白い雲取りみたいなのところは「価格」の数字だったんですねぇ。
そしてちゃんとありました。製作年月日「53.2.10」…私が結婚した年ですがな。
出来上がったばかりのころはもっとキレイでした。
さすがに30年余の時間が経って、箱のフチなど白っぽくなっています。
それでも、紙を貼り付けることがガードになるのでしょうね。
まだまだ使えます。このまま鈎針など入れて使おうと思っています。
後遺症が出たとか・・・お父様は努力家な
方だからきっとリハビリで、早く回復され
ると思います。
案じ事の大きな山一つ越えましたね。
ホッしてお疲れが出ません様に。
随分前に広告で作った、篭や鍋敷きのような
物は見かけましたが、1㎝角に切って貼ると
いう手間の掛かるのは初めてみました。
手間を惜しまずする物は何年でも持ちますね。
パソコンもご無事でなによりでした。
とんぼさんもおつかれさまです。
おだいじに。
ほっとなさっていらっしゃることでしょう。
入院も短くてすみそうで、何よりでした。
これからはリハビリに
励まれるようですが、几帳面なお父様、
お任せしていても大丈夫!!
とんぼさんこそお体に注意して
何かと慌しいこの時期を乗り切って
くださいますように。
お母様の箱、なつかしく拝見しました。
祖母が手慰みにやっていたのを
思いだしました。
ありがとうございます。
あとはひがらもの…と思っています。
父もがんばることでしょう、あの性格ですし。
あのカゴ編み、はやりましたね。
今でもあるみたいですよ。
元々を考える人がすごいですよね。
ありがとうございます。
やっとほっとしています。
いろいろあっても、ちっともヤセないことには
ガクゼンとしていますが…なんでやねん。
おかげさまで…ありがとうございます。
それほどひどいものではなさそうで、
父自身のためにも、普通の暮らしができるようにと祈っています。
母はなんでも一度はやってみよう…のひとでしたが、
だいたい昔の人は「こまめ」ですよね。
私はとても真似できません…。