ほどよく熟成された?古々ゆかた。20代の最初のころですからねぇ。
まだまだこんな柄が当たり前にあった時代です。あっぱっぱにしようかと思いつつ、解かずにいます。
これであっぱっぱというと…いかにもおばさんになっちゃうんですよねぇ。
この暑いのにずーっと袷を着せっぱなしのお福ちゃんが、あせもになったら困るので??
古いゆかたを引っ張り出しました。シミや色あせもありますが、好きな柄です。
このところブログも落ち着いてじっくり書くことができずにいます。
思いはたくさんあるのですけれど、いつも時間が細切れで…。
今日もちょっと時間におわれそうなので、思いついたことをちょびっとだけ…。
夏本番ということで、テレビでもアナウンサーやリポーターの女性が浴衣姿で出てきます。
昼間ですし、年は若いし、なによりテレビに映るわけですから、いわば「おでかけ着」としてのゆかたです。
本来ゆかたはおでかけ着ではないのですが、今の時代それはもう変化してきていますから、
それをうるさく言うつもりはないのですが…なにしろ「着慣れてない」というのがわかりますねぇ。
まぁ初々しくていい…ということにしておきましょう。
で、私もこのところ時々ですが、日が落ちてからゆかたを着ます。
私の場合は、家の中のいわば労働着でもありますから、きどって着てなどいられません。
で、ふと思った「おばちゃんのおうちゆかたの着方」…。
こんなものは、別にコツでもなんでもなく、昔からそうなんですが…。
まず、オシャレに着るときと大きく違うところ、背中の余裕、です。
通常ゆかただけでなく、着物をきて帯を締めたあとは、背中のゆるみはできるだけ残さない…。
背縫いをきちんと真ん中にまっすぐ、そしてシワは下と左右に引いて、背中はするりとシワやたるみなく着ます。
これ労働着ゆかた?は、逆に少し上にひっぱって、背中の部分をタブらせます。
帯がジャマなので伊達締めです。間が抜けてますが、矢印あたりをちょいとつまんで上にひきあげます。
横から見るとこんな感じ。
これで前後に体を動かしたとき、つまりお辞儀の体制などですね。
これがラクにできます。
次に、身八つ口の部分、わかりにくいですが、左側が前です。
通常はこうなっているとき、パカパカしないように、前のしわやたるみを脇へ向け、
下の矢印部分、始末していないのでシワシワですが、ここにうまくまとめて、
おはしょりの下もまっすぐにして、見た目がすっきりするようにしますね。
これを逆にして、身八つ口をあけるように、それから一度腕を上に上げると着物が引き上げられます。
ちょっとオーバーですがイメージ的にはこんな感じで…上半身グズグズになりました。
これを前から見ると、着物でいちばん目立つ脇の「あがり」がでます。ブラウジングしてますねぇ。
実はこれで腕の動きがよくなるわけです。
そして裾、これはやせている人の着物の着方なんですが、ゆかたはやせ太り関係なく、
最初に右の前を左に引き込むときに、折って外に向けます。
これで足の開きがラクになります。
おまけで言いますと、衿もきっちりあわせないで少しゆるめに。
これってつまり「着崩れた着方」みたいなものなんですね。
最初からくずしておけばいい…というより、こうして着るとまず動きやすいのと、風の通りがよくなるんです。
子供のころ、近所のおばちゃんたちは、みんなグズグズゆかたに姉さんかぶり、たすきがけに前掛け…で、
なんでもやっていました。おばぁちゃんになると、あたしゃもぅ女すててるからね、などと、
着物のすそをまくって帯に挟んだりして。
ゆかたは暑い…といわれますが、まず衿元きっちり着るから暑いのです。
若い方は年齢的につめ加減になりますが、普通の着物より少しゆったりめにあわせます。
洋服の「袖なし」は袖がないから涼しいけれど、日が当たれば直射の方が暑いです。
かといって日焼けを防ぐために長袖着たら、実は暑いですよね。
ゆかたは袖の中が広いんです。だから風さえ通れば涼しいのですよ。
扇子やウチワで扇ぐとき、誰しも「カオ」を扇ぎます。
まぁ汗もかいてますし、カオにじかに風が当たりますから涼しいですが、
袖口をちょっと開いて、そこから風を送ってみてください。
袖の布でさえぎられた風は逃げ場がありませんから奥に行きます。脇まで涼しいですよ。
オシャレに着るなら、それなりに…ですが「おうち着物」は、基本動けることが原則です。
来週、台風きそうですねぇ。
どうか大きな被害が出ませんように、ついでに地震はしばらくお休みしていただきたいものです。
全体の黄ばみはないのですが、よく見ると、
ところどころに黄変があったりしています。
着なれた人は、別にどこかに緩みがあっても、
それごと形がいい…といいますか、
そういうところがあります。
元々着物は着崩れて当然のものだと思っていますので、
まるで雑誌から抜け出たような、きちんとした着物は、
見た目にもムリがあるなぁと思ってしまいます。
うちならちょっとは黄ばみが来そうです。
家で着ていると、浴衣だけでなくウールでも木綿でも、上はそんな風になりますよね。
外に出るときは背中と脇をちょこちょこ直して出掛けてます。
始めからそうしておけば、確かに楽だし、緩みも均等になって見た目にも崩れるよりましそうです。
そういえば、振袖を着せてたとき、帯を締めてからきっちり治した脇を、そのままの形で少し上に引き上げておくと、腕が楽に動くから、と着付けの先生(貸衣装店の方)に習いました。
お写真拝見しました。
涼しげで品があって、ステキなお召し物になりましたね。
袖口そよそよは、今の方は扇子も使われませんし、
知らない方が多いのではと思います。
昔は和服の男の方が、バサバサあおいでいたものですが…。
ちょっと優雅ですよね。それで涼しいし。
電車に乗ってお出掛けしました。
その時に 袖口からそよそよと扇子で風を入れました。
とても涼しかったし
ちょっと優雅な気持ちになりましたよ
ほんとにグズグ゛でしたね。
おばぁちゃんなんか「胸見えてるって」なんて。
きっちり着てたら汗かくばっかりですよね。
大柄は、もう一枚「蝶」があるのですが、
昔の柄のほうが「ゆかたらしい」気がします。
台風、そちらはもう降っているようですね。
端っこの雲がこちらにもかかってきました。
大きいみたいで、被害や被災が心配です。
着方をしていました。
普段着物は、そういう着方じゃないと
きっちりでは思うように動けません
よね。
この柄のゆかた、スッキリしていいですね。
台風、大きいそうで心配ですね。