京都のおみやげといえば・・・和菓子、漬物、お茶、扇子、和小物・・と
いろいろありますが、これは「牛肉」・・なんですー。
実は、両親が母のいなかに里帰りしてきました。
母は先日ちょっと不調でしたが、何とか大丈夫そうだ・・というので、
以前から宿の予約もとってあったためでかけまして、昨日無事帰宅しました。
今回は「こうぼさん」目的、地元のかたならご存知の東寺の「弘法市」、
それと、いつも行く親戚近くの大型スーパー・・・。
何も京都まで行って、スーパー行かんでもええやん・・と思うのですが、
ものが安い・・と、必ず行ってくるのです。
その近くのお肉やさんで、毎回牛肉を買ってきてくれるわけで・・。
京都というのは「牛肉」が安いんですよね。
同じ量ならこちらで買う価格で、1~2ランク上のお肉が買えます。
考えてみれば「神戸牛」「松坂牛」「丹波牛」も近いですしねぇ。
しかも!「竹の皮」ホンモノ!これまた「竹の名産地」ですから。
ちなみに、母の田舎は「たけのこ産地」のすぐそば、
幼馴染の「けんちゃん」が「たけのこや」さんをしていまして、
これまた格安!今年のにはちょっと早かったので、パックのたけのこがきました。
というわけで、昨日は「年に数回しかない」、高級?牛肉のすきやきぃ~~!!
おいしかったです~~~~。毎月いってくれないかなぁ・・。
うちの夕食メニューなんぞどうでもよかったのですが、
竹の皮、をお見せしたくて・・。いつもきれいに洗ってとっておき、
煮魚のときなどに敷いて使ったり、なにか形にカットしてハガキに貼ったり。
いろいろと使っています。昔はどこもこれでした。
少し大きくなるころには竹の皮の柄を印刷した紙になってしまいましたが・・。
自然のものなら、ゴミになってもいずれは土に還ります。
こんないいものが、今はお金を出して買うようになりました。
だから牛肉もうれしいのですが、毎回この「竹の皮」も楽しみにしているのです。
牛肉と竹の皮のお話だけではなんですから、その「竹(笹)」の柄を・・。
古くから、竹はめでたい柄として使われてきました。
訪問着や振袖などには、単品よりより「松竹梅」とか
「蘭、菊、梅」とともに「四君子」として使われることが多いようです。
確かに竹と笹の葉だけでは、ちょっとさびしいですもんね。
反して、小紋柄のときなどは、実に多彩な顔を見せてくれます。
下の3枚は、いずれも小紋柄、真ん中と一番下は「染め見本」です。
一枚目の写真、葉を少し丸っこく描くことと、葉に色を使うことで、
花は何もないのに華やかです。これはしぼの大きなちりめんの襦袢でしたが
たぶん、元は着物です。後ろの「竹」本体もちょっと図案化されていますが、
笹の絵があるので「竹」であることをさりげなく主張してますね。
この2枚は染めの見本なので、白い線で区切られた分しかありません。
右は笹より、竹のほうを主体に描かれていますので、
もしこれで着物を作ったら、きっとステキな「かわり縞柄」ですね。
下は「竹」というより、笹柄です。単の着物などにしたら涼しげです。
おめでたいというだけでなく、昔は今よりずっと「竹」の利用価値はありました。
食べられることはもとより、細く割ってカゴやザルにする、並べて「垣根」、
二つに割って「樋」、扇子やうちわのの骨、小さく割いて爪楊枝や串、
楽器にもなりますね。生育が早く、利用価値が多い。
竹は、日本人にとってとても身近で利用価値の高いものだったのです。
葉のほうは、竹が育ったり、切られて下に落ちて枯葉になると、
それはいい「堆肥」や「たけのこのおふとん」になるわけですね。
竹林というのにはいったことがおありでしょうか。
足元は、うず高く積もった笹の葉でふわふわしています。
土手のようなところを見ると、竹の根っこがそれはそれは力強く張っています。
実は、昨年、我が家のお墓のある事務所から電話があって、
敷石を突き破って、竹が伸びてきて、墓石までかたむきそうだ・・と。
あわてて、切ってくれるように依頼したのですが、竹の根は強いから、
途中で切ってもまた伸びてくる、上をコンクリートで固めたほうが・・と、
写真を送ってきてくれたのですが、敷石を押しのけ、そばの小さいつつじを
押し倒すようにして、墓石の前にうっそり。まさしく「たたりじゃー!」の世界!。
結局地面に敷石が3個ばかりあったのをはずし、全面コンクリートにしました。
竹は伸び始めると、床も突き破ってあっという間に育ちます。
そういう力強さ、切っても切っても天を目指してまっす伸びる、
根っこは広がり、地震がきたら竹やぶに入れというくらい、
地面をしっかり摑まえる・・その生命力の強さに人は惹かれてきたのでしょう。
今では「竹林」が育ちすぎて困る・・などという話を聞くことがあります。
昔のように、どんどん切って暮らしの中にたくさん利用すれば、
竹がじゃまだ・・などということもないのでしょうが・・。
今年の七夕も、また父がにわから切って持ってきてくれる笹を
楽しみにしています。
私も何回も「弘法さん」に言っていますが、
いまだに本堂がどこかしりません。
これ以上バチアタリはいないと思います。
前回「北野」の天神さんに行ったとき、
「そういや一度もお参りしたことないわ」と
初めてお参りしてから市を歩き始めたら
「雪」に降られました。「今頃おそいんじゃー」と
しかられた気分・・・。
今度行くときは、ちゃんとお参りしよっと。
ご両親弘法さんへ行かれたんですね。
祭日で大変な人出だったのじゃないですか。
私も久しぶりに行こうと思っていたのですが
結局行けませんでした。
お参りより古着を見に行きたいと罰当たりな事を
考えていたからでしょうね。
本当に心入れ替えないと又罰があたる・・・
の鳥ですね。横山大観の絵は「叭叭鳥」でしたか。
カラスって地域によっては「神の使い」
ともされる鳥ですが、縁起が悪いとされると徹底して
悪者にされる・・なんか黒いというだけで
気の毒な鳥ではあります。
でもゴミあさられるとねぇ・・・。
あら、カラスの話になっちゃいました。
「笹」というと、着物では「笹にすずめ」
「竹にすずめ」がペアですね。
母が黒地に「雪持ち笹にすずめ」の小紋を
持っていまして、ねらってるんですが・・。
お気に入りで、当分きそうにありません。
寄り付きとして使う部屋にちょうど鳥に笹の絵、
鳥って日本にはいない、中国でも南のほうにいるらしい「ははちょう」この鳥、一見カラスに似ているのですが、からすでは縁起のめんでということで日本画では「ははちょう」が描かれるようになったとのこと
お茶って一種薀蓄の世界みたいなところがありますので、竹、笹も薀蓄の中身にいれさせていただきましょう。
薀蓄いっぱいあって覚えていられるかな、
お客さまが興味を示してくださるかな、ってことはあるのですが。
こちらはおいしい肉は高いですね、友人のところ、
食べ盛りがいるので、牛肉料理はなかなか・・。
で、たまに「ビーフ・カレー」とか「すきやき」
なんていうときは、今日は「ウシよウ・シ!」と
言うんだそうです。「ぎゅう」って言わないところが
おかしいでしょう。昨日の「ウシ」は
おいしかったですー。
紋のサイト、ステンシルの型紙用にコピーしたり
けっこう使ってます。おもしろいサイトですね。
そういえばコピーしたっきりだわ・・・。
竹林の手入れがないために、根の張り過ぎ、竹の伸び放題があちこちで問題となっているようですね。 これは、山の手入れでも、同様のようですけど。。。
竹や笹の図案、楽しいものが沢山ありますね。
ご存知かもしれませんが、↓ここのサイト、いろいろ充実しています。
http://www.omiyakamon.co.jp/kamon/picture_book/sasa.html