これは「染め」途中の「色留袖」、地色は紺ではなく紫がかっています。
後で落とさない「金色」に色のついた糊で輪郭を描いたところでとまっています。
実は、元、染屋さんをやっておられたかたから、譲っていただきました。
残念ながら、もうひとつこれにつながる柄の部分の少し下が、
「金糊」で汚れてしまっています。それでもほかに難はなし・・・。
もったいないので、自分で色をさしてみようかと思っているのですが・・・。
顔料なんてものがありませんので、アクリル染料で。
地色がすごくいい紫なので、もったいなくてもったいなくて・・。
こんなポイント柄もあります。
これなら小さいので「アクリル」でもめだたないかな・・と欲出してます。
着物にできないなら帯にするとか、この柄なんとかならないかと・・。
それにしても、染めの技(わざ)というものはすごいですね。
本来なら、ここから細い筆を使って細かいところに色をつけていくわけです。
まちがってしまってもケシゴムで消すわけに行かないし・・・。
職人さんの技と思いっていうものが、なんかじわーっと感じられました。
染めは昔はろうけつ染めでテーブルセンターとか、
ダイロンで変色したワンピース染めるとか・・、
その程度のことはやっていたのですが、最近はもっぱら「ステンシル」です。
手軽にできて色落ちが少なく、かすれた感じが気に入ってます。
ちょっとくらい失敗しても目立たないんですよね。
最初は「型紙」をいろいろ買っていたのですが、だんだんものたりなくなり、
結局今は自分でカットして作っています。型紙作りに時間がかかるので、
このところちょっとご無沙汰・・。春だしー桜柄でもカットして、
何か作りたいなぁ・・と、確か去年の春もおなじこと考えてたよーな・・。
引き出しをゴソゴソと探ったら、古い型紙が封筒に入ってました。
すでにちょっと裂けてきたりして、別にしておいたものですが、
ひさしぶりにちょっとイタズラしてみました。
ちゃんと押さえずにチョコっとやったら、すぐに手が動いてズレちゃいました。
このころカブが気に入って、3個のカブとか籠盛りのカブとか、
いろいろカットして使っていたのですが、もうこれ一枚しか
残っていませんでした。エプロンとか、当時の子供のコップいれとか、
キャンバス地のトートバッグとか・・。あれはみんなどこへいつちゃった??
辛うじてミニトートは残っていて、今はミシンのフットスイッチが入ってます。
きちんと「合印」をあわせないと、こういうことになりますが
それでもけっこう便利で、実は古いセーターの胸の茶ジミを隠すのに
ブドウの絵をステンシルしたり、飽きっぽい私が、とりあえずは
時々やってます。半襟もやったんですが、確か思うところに柄がでなくて
「こんなはずじゃなかった」で、小物の中袋かなんかに使ってしまいました。
あとはいとこにもらわれていったり・・・。そういえばこれも残ってません。
夏物の麻のバッグを作る季節になったら、またちょっとやってみようと思います。
ちょっと上の「色留袖」の柄・・意識しちゃいますね。
職人さんには、遠くとぉぉぉぉぉく、及びませんから、
カジュアルっぽく、金魚なんぞ・・あっウロコもようがたいへんだわ、
じゃバラとか・・花びらめんどーだな・・やっぱ「カブ」?
進歩しないなぁもー。
時事ネタと言うことで・・・
それにしても、染め途中の反物、うらやましいですね。
ステンシルもとてもステキにできあがってますね。
私も彫ってない伊勢型紙をまた買ってしまいましたが、
いつ染められることか。
そういえば、今桜の枝を煮ているんでした。
言われてみれば「時事ネタ」っすねー。
一束も、あっいや一株ももってませんけどね。
伊勢型紙、オークションでけっこうでますけど、
柄をちゃんと組んで出してくれないんです。
茎と葉のとこ落札できて、花が落札できんかったら
どーするの?
桜の枝は、どういう色にそまるんですか?
以前「花で染める」っていうのが、
「おしゃれ○房」であったのですが、
バラの花びらの紅色・・とか、わぁステキ!と
思ったら、ヤマほどバラがいる・・・。
染め粉でいーや・・・とあきらめました。
お嫁入りの柄・・?それとも大名行列・・・
いずれにしても、いいお色目の色留袖ですね。
本当にこのままだと、もったいない!
色のさしていない状態で見るの初めてです。
素敵なのになったら見せて下さいね。
桜の枝ははす向かいの家で、桜の大枝を切ったので、頂いて切り刻んで大鍋(蒸し器)で煮ています。もう何日煮ただろうか(染めるヒマがない)
絹は、ピンクがかった茶色、プロミックスはかなりピンクになります。
今回はポリエステルの足袋を染めてみようかと思います。
今から放り込めばいいか・・・んじゃ。
「大名行列」のようです。
これにつながるところに、もう一丁駕籠があります。
それと、端っこに行くのでしょう、
松並木の松が2本(これなら私でも・・)、
なんとか色をつけてみたいと思っています。
うまこ様
桜の枝なのに「ピンク」なんて、すてきですねぇ。
ポリエステルはきれいに染まるんじゃないですか?
ピンクのたびなんてかわいいなぁ!
染めたらアップしてください。もうしたかな?
ただいまアップしました。
http://umacco3.exblog.jp/3702139/
以前に家の桜で染めた
シノンの帯揚げも写っています。
足袋と端切れは
ご近所のソメイヨシノ。
重曹を入れてすぐだったので、
足袋は染めが悪かったかな。
もう何回か煮てから再挑戦してみます。
絹は何度やっても良い色が出ないので
もうやめです。
なるほどなるほど!の世界!
染物ってフシギがいっぱいですねぇ。
絹って染まりにくいんですね。
うちの庭には、古ぼけた南天とさざんかしか
木らしい木がないんですが、
そんなものでもぐつぐつ煮出したら、
染められるのかなぁ、
それとも闇にまぎれて、よそさまの桜の枝を・・
こらこらっ!!
ステンシルといえば、カントリー調手芸というイメージが強くて和裁に結びつかなかったのですが、その手もありますね。
ちょっと試してみたくなりました。
それにしても、この色留め袖の色といい、柄といい、もったいないお品ですね。
その後どうなったのかがちょっと気になりますが。
絹を染めたことが無いので、果たしてうまくいくかなー。
・・・何事も試しです。
うまくいけば、半幅帯と付け帯名古屋帯の一石二鳥帯の出来上がりですが(笑)
名前はちがっても「型染め」であることには
かわりないんですよね。
帯だと塩瀬でしょうか?
それだとちょっとでこぼこがあるので、
力技?ですね。
この反物は、今はまだ何もしていないのですが、
いずれプロに、いろいろとお伺いして
何か方法を考えてみようと思っています。
もったいないですもんねぇ。