昨日は「菖蒲湯」、ジサマが持ってきてくれました。
最近のもの、野菜なんかもそうですが、匂いがソフトですね。
昔の銭湯で菖蒲湯の日なんて、まぁ入っている「量」も違いますけど
一本一本が、むせ返るほど青臭かったように記憶しています。
何でもソフトになったのは、あまり強いと「匂い」が「臭い」になっちゃうから?
なーんかメリハリってものが、なくなってますよね。
なんだか物足りなくて「入浴剤」足しちゃいました。
さて、昨日の続き・・・
キメたつもりでも、がまんするつもりでも、やっぱここ直したいなぁ・・、
そうです。ちょっと直したら、もっとその着物が好きになります。
ここで、ある「グループ」に入っておられる方には、
一大?決心をしていただかなければなりません。
ある「グループ」というのは「お裁縫なんて苦手ぇ・・」というグループです。
お気の毒ですが・・というより、やるとけっこう楽しいんですよ、これが。
まして大好きな着物と、もっと仲良くなれるとしたら、やってみまっしょ!
着物を着る以上、半衿もつけねばなりませんし、
やっぱり「針」を持つ・・ということは必要になります。
確かに今はいろいろ便利なものができていて、
半衿も別にそれだけつけられたり、カンタンなんとか・・というのもあったり、
でも、私「針仕事」というのは、できるとかできないではなく、
やったほうがいいものだ・・と思うのです。得をするとも思います。
なんでも格安商品が出回り、使い捨てなんてことも珍しくないこの時代では、
つぎあて、つくろいなんていう言葉はもう死語???
でもそもそも着物自体が究極のリサイクル可能なものです。
「ちょっとほどく」「ちょっと縫う」、ということに慣れれば、
着物の世界がまたひとつ広がると思います。
着物縫えなくても、ちょっとした知識とちょこっと縫う技術を持っていれば、
すごく気に入ったのに丈不足であきらめる・・なんてことも回避できますね。
ちょっとでも針を持つことが億劫でなくなれば、自分の着易いように
工夫することができます。たとえば和裁では「基本寸法」というものがあります。
でもそれは「靴」のサイズのように、23といったら23でなければならない、
というようなものではありません。一応の基本となる寸法・・という意味です。
年代や体つき、自分の好みなどにあわせてかえることができます。
着物が自由だ・・というのは、こういうことも含みます。
より着易い着物にする、その可能性を広くするためにも、
針仕事を敬遠しないでほしいと思うのです。
さぁ針仕事をしてみようという気になりましたか?
ここからはちーっと苦労してください?!
まず、昨日の「裄」が短いとき、カンタンに言うと、
袖のついているところを解いて、元の袖付け線より外側を縫って袖を付け直す、
ということです。それから、丈がちょっと長すぎて、
おはしょりが10センチ以上になっちゃう、これを元から直すのはちとタイヘン。
では「みえないところで」近道しちゃいましょう。
帯を締めたら隠れてしまうところを、ちょっとだけつまんで縫っちゃいます。
「揚げ」をしてしまうんですね。ただし、どこかで帯を解く・・なんていう
予定のあるときは、みっともないのでやめましょう。
このほかにも、がんばってやる気になれば、ちょっとした手直し可能・・
というところがいろいろあります。
さて、この直し・・なんですが、直せたら全部OK、というわけではありません。
昨日、蜆子様が書いておられましたが、着物によっては元の縫いあとが目立ったり
縫いあとが折りあとになって、いくらアイロンかけても平らにならない、
そんなこともあります。また、特に色の濃いものなどは、
着物を見ていたときわからなかったのに、解いてみたら、
ずっと内側になっていたところのほうが色が濃かった、なんてことも・・・。
つまり、表になっていた部分は、色があせたりヒヤケしてたんですね。
コレばっかりは・・・、なんです。これは実は昔は気にならないもの、
だったんです。昔は着物は「リサイクルして当たり前」のもの、
どこか大きなツギがあたっていたり、袖だけ違う布だったり、
元の縫いあとがプツプツ穴あいていたり、袖付けのところだけ色が違ったり。
そんな着物でも着ていました。もちろん普段着ですが、
みんながそうやって布を大切に大切に着ていたから、当たり前のことでした。
でも、今は時代もかわり、やっぱりちょっと気がひける、恥ずかしい、
それはしかたのないことですね。だったらあきらめて着ない・・・
いーや、うちの中なら着られる・・・、ヘーキ!大好きな着物だし、
自分で努力して直したんだもん、デートのとき着ていく!・・・
それもあなたの自由です。ひとつだけいえることは、直した着物も、
直したあとの残る着物もりっぱな着物、みっともないなんてことはないのです。
オシャレ着、街着の着物なら、そんな自由もあるのです。
もちろん、プロに頼むというのも、有効な手段ですが、
その際は、お財布と相談・・ということになります。
それじゃちっとやってみっか・・と思ったら、まずすることがあります。
先に必要な道具をちゃんとそろえてください。
裁縫道具、アイロンとアイロン台、ものさし、はさみ、何か縫い足すならその布、
準備をちゃんと整えてはじめないと、あっアイロン出てない・・
いーや、この先は明日にしよっと・・なんてことになり
「めんどくさい」になってしまうので・・・。
明日は・・着付けのお話です。
上のミス、笑えますねぇ「笑納」ですと・・。
すみません「樟脳」です。
笑えるんじゃなくて「笑われてる」んでした。
あ~~落ち着きのない・・。ごめんなさい。
チャレンジ精神、だいじですー、応援してまっせー。
くける手間はあっても裏がない分、
作業はラクだと思います。がんばってー!
陽花様
そう、お金もうけです。終わったら「プロ」に
たのんだつもり・・と「つもり貯金」をする。
そうするとお金が・・なぜ貯まらないんだろ・・。
うまこ様
自然の匂いのかわりに「芳香剤??」
昔虫干しのときは「笑納」の香りが、
家の中に広がったもんですよね。
着るまでに風に当てて匂い飛ばしたり・・。
抗菌剤もそうですけど、過ぎたるはなんとやら・・
ほどほどでいいと思うんですけどねぇ。
清潔になったということでしょうね。
何でも見える明るい世の中が好き、
という人が多いということかな、なんて思います。
ラベンダーの新種は花が派手で育てやすいらしいけど、
香りが全然無い。匂いのないラベンダーなんて・・・
匂い、香り、闇、手作業・・・・
ありすぎても逆に無くなるのもさみしい物ですね。
先にたつと出来なくなってしまいますよね。
私はいつも仕立てたり直したりする時は
お金もうけ~なんて思いながらやってま~す。
けちなのかしら(笑)
単の着物も・・・と思っていましたが
単だし、いっちょ冒険してみます ・・ができるかしら・
なおお裁縫は大の苦手ですが、ことアイロンかけは大好きで、ほぼ全てのものにアイロンをだから毎日必ずアイロンがけを(主人の下着にも)