まずは、台風のご心配、ありがとうございました。無事で過ごしております。
昨夜は、雨の音よりも風がすごくて、時々ものすごい音がするので、何度か起きました。
台風は陸地に近くなるとスピードが増すので、午前中には雨もやんでいましたが、
風は残っていまして、いたるところにまだ青い葉っぱや小枝が張り付いていました。
さて、そんなさなかではありますが…のんきに布をひろげておりました。
酒布は「酒袋」とも呼ばれるもので、お酒を造るとき「もろみ」を絞るのに使われるものです。
昔は麻だったそうですが、今は木綿。それとても使い込んだ色のいいものは、
最近の機械化で、あまり出てきません。
これでバッグを…と思ってしまったのがウンのつき??
酒布は、そりゃもう縫うのに「チカラわざ」になります。過去にもミシンの針を折っておりますし。
それでもこの風合い…好きなんですよね。
というわけで、やってみよう…になったわけですが、酒布は1枚1枚全部色合いも、ヤケた感じや
傷のあるなしなど、表情が違います。まさに一期一会の布です。
出してきたものは、シワの模様がおもしろいかなと思ったもの。
で、酒布というのはほとんどの場合、最初から筒状に作られているので、口のほつれ止めと、
底部分の縫い目だけで、脇に縫い目がありません。
そこで「色(柄)の出具合のいいところを狙ってハサミを入れて広げました。
畳まっていたところを境にして、色が違います。折り線はまるで縫い合わせてあるような感じ。
なんとなくトートバッグの形に作ってみると、こんな感じ。下の「スターウォーズものさしは30センチです。
実際には、中袋の生地は反幅ですので、それをあわせると、もう少し小さくなりますが…。
最初は、外ポケットもつけようとか、いろいろ考えていたのですが、せっかくのこの「シワの柄」が
見えなくなってしまう…。それで外側はできるだけシンプルに…とすることにしました。
変わりに中側は、できれば相性よりも色で決めたい、と思ったのですが…。
まぁ一番合うのは、同じ木綿の藍染なんですが、今回はアタリマエをハズシたい…。
そこでドハデな銘仙はどうだろな…と、こういう時間が長くなります。
で…まぁとりあえずは、オーソドックスに素材的にも相性が合う「藍染木綿」で、例えばこんなの…
でもねぇ、なんかやっぱりアタリマエ。
なら、銘仙はいかが?この前の残念だった銘仙。
こちらは、バラ柄銘仙。黒く見えますが、地色はあまりない「深緑」です。
これがいいかなぁ、いやもっと派手なのが…と、また半日ゴソゴソが始まってしまい、
結局、本日ミシンまでたどりつけませんでした。
お召しとか縮緬でも、薄ければ接着芯張ればいいわけで、そうなると迷う迷う!
でも、なんとなく「銘仙」に傾いています。
これは縫うのに時間がかかると思うので、完成はちょっとわかりませんが、
できましたらお披露目させていただきます。
とりあえず…あぁ台風はこれで終わりにしてほしい~~。
滑らなくて足に柔らかく、いくらでも歩けます。
焦げ茶なんですが、買ったとき薄い色のも隣にあったのでその色もほしいなあと思うのですが、なかなかお店に置いていません。
酒袋の小さい手提げもありました。
お財布と携帯くらいが入る大きさで、ツートンカラーです。
酒袋の風合いや色はいいですね。
でも、縫うのがそんなに大変とは。
確かに、とても厚みがありますし、目が詰まっていますので、ちょっと考えれば大変そうだとわかるのですが。
先日の黒の共帯からのサブバッグといい、とても参考になります。
黒のサブバッグはいいなあと思って、今度古着市があったら探してみようかと思います。
こちらはまだ風が強くて、それでも他に比べると大したことはないのですが早く収まるといいなと思っています。峠では雪とか。これから厳しい季節の始まりですね。
酒袋は大好きな素材です。
本当に色々な表情があって面白いですね~
ただ、縫うのは本当に大変。
私も四苦八苦です。特にいいなあと思うものほど大変ですね。
どんなバックになるのか楽しみです。
聞いていたので心配していましたが、
被害が無くて何よりでした。
次は酒布でバッグ、どんな風にされるのか
楽しみです。
でも、昨日からPCの調子が悪くていつ
動かなくなるか心配です。
もろみの種類で色が違うらしいですが、
薄い色もステキですね。
それでなくとも目が積んで織られているうえ、
柿渋が塗ってありますから、乾燥したものは硬いです。
穴やほつれをザクザクと木綿糸で補修してあるものも
味があっていいものですが、
はしからほつれてくるなんてことは、ほぼありません。
こんな丈夫なものもないと思います。
最近は、酒布風にわざわざ染めたものを売っていますが、
風合いはまるで違います。
丈夫なのはいいのですが、縫うのはほんとにたいへんです。
ありがとうございます。
おかげさまで、ですが、なんかまたひとつ台風が…です。
酒布、ほんとに一枚ずつ違っておもしろいのですが、
焦げ茶のツヤツヤしたのなんか、革みたいで…。
ほんと、いいなと思うほど縫いにくい…ですね。
この近辺は、大丈夫なのですが、少し地面が低いところ、
たいへんですわ。
大島もたいへんなことになってますし…。
天災は、よけようがなくて困ります。
酒布とは「格闘」になりますねぇ。
PC不調ですか。私のもしっかり重くなって、
使いづらいですー。無事ですように!
欲しくなりました。
どうして手にいれるか
わからないのですが、
教えていただけますか?
こぎんざしをあしらって
みたいと思います。
作品ができたらUPを
お願いします。
こういう感じと、もう少し薄い、もう少し濃い…と、
いろいろあります。
酒袋は、販売しているところが少なく、
オークションでは時々出ます。
また、最近は「酒布風」というものが手芸用として、
出ています。袋にして使ったわけではないので、
本物のようなまだらとか傷とかはありませんが、
見た目はよく似ています。
ホンモノ酒布は、たぶんこぎんをするのは
ものすごくたいへんだと思います。
元々柿渋を塗ってありますし、使い込まれて、
たいへん硬いのです。ミシン針も、きをつけないと
折れます。ジーンズより硬いものも多いですよ。
酒布風、こんなお店があります。
http://www.e-kijiya.jp/cart_0613-07.shtml
大昔
京都で 酒布で作られたお財布を買い求めましたが
それなりに結構それなりのお値段だった記憶があります。
酒布が手に入らなくなったので・・・なんて話で
実際、これを使うところはどんどん減ってますから、
よけいに希少価値が出ちゃうんですよね。
それなり…は、ほんとに高いです。
母のめがね入れがありますが、さすがに丈夫です。