我が家は、とにかく外出が少ないので、マスクの不足はそれほど困ることはないのですが、
今頼んでも4月からの配達が多いですし、なにより我が家は「どっちにしてもずっと必要」。
とりあえず時間はあるし、たまたま友人から、いよいよなくなってきたし手作りでもいい…と聞いたので、
以前とっておいた型紙を引っ張り出し、最近のものもネットで探し…あれこれ材料を揃えてやってみました。
というわけで、写真のもの、そのお試しで作ったものです。
ゴムが結んであるのはまだ長さ調節してないため。
友人に電話で説明するのに「あのほら、二つ折りでカーブしてて鼻のところがでっぱるアレ」
と言ったら「あ、あのカラス天狗みたいになるアレね」で大笑い。
ずっと何かに似てるなぁと思っていたので「そうか、カラス天狗かぁ」と納得です。
写真のカラス天狗タイプは(我が家ではこのネームでいくことにしました)ちと厚手です。
もう一度写真出します。
下の花柄が「ガーゼタオル」、上も似た感じですが、ちと薄め。紬のように色糸がところどころ織り込んであります。
花柄はなんと「宇野千代さんタオル」ですー。きれいだともったいなくてつい使わないのですが、
この日本の一大事!のときです。このまま引き出しに入れっぱなしで何十年…になるよりは、と思い、
盛大にジョキジョキとカットして作りました。
裏は、てぬぐいなんですが、普通の手ぬぐいではなく2枚合わせで、目の詰んだもの。
呉服屋さんとか、和物屋さんのお年賀でいただいたもの。
このマスク、上下があるのですが、ぱっと見ただけでは迷います。なので、裏に使ったもの、
柄のついたものにして、上下がわかりやすくなるようにしました。
この手ぬぐい、「酉年」にいただいたもので、ひよこさんの足が出ています。ははは。
こちらはプリーツタイプ、ピンクの二重ガーゼのタオル、
中に柄のはいったガーゼタオルをはさんだらポテポテになりました。
ちなみに、昔ドラッグストアのおねぇさんが「カオにつけるとき、プリーツは下にむけてね、
袋になってるほうが上向くと、そこに花粉もホコリもバイ菌も入るから」と教えてくれました。
手作りマスクですが、ウィルスカットはムリでもしないよりはマシ。
それと、そのままつけるだけではなく、内側に「マスクフィルター」を入れれば、更に上等!
マスクフィルターは、普通のガーゼをたたんだものでもよし、ですが、
不織布のマスクフィルターも売られています。1個ずつ成型されているものもありますが、割高!
見本にと、割高を承知で「市販のフィルター」、買ってみました。大きすぎて使いにくかったです。
マスク用の布は、今「ダブルガーゼ」がオススメらしく、いざ探したらみんな売り切れ…。
なので手持ちのアレコレを引っ張り出しました。
洗うのにいいのはやはり木綿、二枚合わせにするので中側はできれば白地がいいですね。
引っ張り出した残り布(ヤマっほどありますので)は、柄物木綿、ガーゼの手ぬぐい、ガーゼのハンカチ。
ガーゼ2枚ではちと薄い気がします。4枚になると縫いにくさが出てきます。
むずかしいところで、息苦しさが気になる人もいますしね。厚みはそれぞれお好みで…。
ちなみに…ガーゼ系とか薄手タオル系はとても「縫いにくい」です。がんばれっ。
普通のかわいらしいコツトン地などでもいいですし、フィルター(カットしたガーゼなどで)を使えば、
薄くても効果はあると思います。
友人が「手仕事苦手だし、いよいよなくなったらハンカチと輪ゴムかなぁ」と言うので、
究極の「手抜きマスク」を教えました。
今、ドラッグストアでガーゼもないらしいので、ガーゼなくても「包帯」はある…と。
包帯の一番幅広は10センチがあるのですが、これ特殊サイズでめったにないし、高いです。
その下だと7センチ、これは大きいドラッグストアならあると思います。ネットでも探せばあります。
最近の包帯は、薄くてよく伸びて…ですが、これは「伸びがない(少ない)もの」。
多少はのびるのに「伸びない包帯」で検索すると出てきます。
骨折の手当て用なんかに使われます。昔の晒しの包帯みたいな感じですね。
これを必要な横幅を決めて、2本のゴムの間にくるくると必要な厚みに巻きます。これでオシマイ。
もう少ししっかりしたければ、マスクの両脇を縦にチクチクと縫いとめるといいです。
これは小さめになります。大人だと「とりあえず鼻と口は隠れる」です。子供さんならピッタリです。
それと、今は「マスクゴム」も売り切ればっかり…。
この上のマスクの金色ゴムは、ヘア・アクセ、ビーズアクセ用、ビーズゴムなんていいます。
とんぼ玉みたいな大きいものをつなげてブレスレッドを作るときなどに使うもので、けっこう伸縮も強いです。
なけりゃあるもので作る…ですね。ドラッグストアで用が足りなかったら手芸店へ!?
結局、友人から今日「いかれそうだから」と連絡があったので、三つとも渡しました。
使えるといいんだけど…。使い勝手をリサーチします。
我が家はハイリスク家族ですので、毎年インフルの話がててくるころから春まで、
マスクはずっと使います。消耗品だから仕方ないと思っていましたが、
今回作ってみて、フィルターだけ交換して、これもいいなぁと思いました。
いろんな色柄で…作ってお店で売るかなぁ。
私は面倒で作っていなかったのですが、頂いたマスクが意外と快適な使い心地。
でも花柄タオルだったので外に行くときにはちょっと抵抗があったのでたまたま手元にあった無地のダブルガーゼで重い腰を上げて制作。
手作りのマスクなんて効果があるのかなあと思っていたのですが、まあ効果はともかく思いのほか快適な付け心地でびっくりしました。
サイズも大事みたいですね~
暫くはこれにお世話になることにしました!
私も以前から作ってみようと思いつつ、そのままにしてました。
今回ちょうどいい機会だと思って作ってみたら、けっこういけますよね。
ガーゼは縫いにくいし、生地を厚くするとその分仕上がりの大きさがかわっちゃうしで
あれこれ試行錯誤ですが、友人の評判がよかったので、また製作に入っています。
マスクフィルター入れれば安心度も増しますし、なんとかこの危機を
乗り切っていかなきゃな、と思っています。
ただ、手作りマスクの為に市販品の滅菌ガーゼまで手に入りにくい状態です。実際に身内が必要になったときに、数件回っても手に入らなかったです。
自宅で余っている包帯を使うならいいと思いますが、包帯として使う人の為に、出来るだけ買わない方が良いのではないでしょうか。