先日のまたまたテレビ・リポート…。
5月に入って、新入生、新入社員には「五月病」なんてもの発症時期?まだちとはやいですかね。
で、リポーターが入社したばかりの人たちに、いろいろインタビューしたわけです。
困ったこと、間違えたこと、叱られたことなど…。
やはり敬語の使い方に気を使う…なんていうお答えがあったのですが、
なかで「上司に名刺もらったのに、名前を覚えておらず、別の上司に名前を覚えるようにと叱られた」
というお話しをした女性がいました。その言い方が、
「上司に名刺をいただいたのですが、お名前を覚えていなくて、別の上司に名刺をいただいたとき…」
あってますか?私はちょっとなぁ…と思いました。
たとえインタビューでも、聞いているのは外部のニンゲンです。
他人に家族の話をするときは、敬語は使いません。「ウチの家内が、ウチの父が、ウチの妹が」…です。
当然「上司に名刺をもらったのですが、名前を覚えていなかったので…」だと、私は思いました。
自分にとって、上司でも、外から見れば「同じ会社の一員」ですから、家族と同じ立場です。
例えば、それがよその会社や、自社のお客様のことであれば、自分から見ても他人から見ても、外の人ですから、
「お客様から頂いた名刺でお名前を覚えなかったので…」でいいとおもうのですが…。
これについて、誰も指摘しませんでした。本人は敬語の使い方を気にしたつもりでしょうが…。
そういえば最近、結構な大人でも(例えば俳優さんとかタレントさんとか)、家族のことをいうのに、
「父が」「母が」と言う人が少ない気がします。「お父さんが忙しいので」とか「おかあさんがきてくれて」とか。
なんか子供っぽくみえてしまうんですよね。
実践あるのみ、場数踏まないと「敬語」というものはねぇ。
やれ謙譲語だのなんだのと、同じことをいうにもそのときどきの立場で、言葉が変わる。
あなたはユーで私はアイ、というシンプルな英語と違って、ほんっとになれないと使いこなせません。
私など、もう一介の主婦ですからして、地位や名誉のある方とお話しすることもなく、
たまに敬語を使うお相手に出会うと、頭の中はフル回転になります。
かつて主人が、友人の家に電話したとき、本人ではなく親御さんが出られ、
「○○君はいらっしゃいますか」というところを「おられますか」と一緒になって「おらっしゃいますか」と言いまして。
かと思うと、私は私で、先日主人からの電話に「ん、わかった…じゃ○○でよろしいですよね」と、なぜか言ってしまい、
日ごろ夫婦といえども、敬語なんざ使わないものですから、主人に大笑いされました。
何を思ってそういったんだか…いまだにわかりません。
新入社員諸君、経験値をあげなされ、そのうちすらっと出てきますから。
そのためにも、まずは「正しい敬語」を使ってくださいねぇ。
多いかもしれません。
最近テレビで、この言葉を謙譲語で
言いなさいという問題がありましたが、
難しいでした。
緊張すると丁寧に喋っているつもりでも、
途中で方言が出たり、考えている内に
喋る内容を忘れたり、色々ありますわ。
私も自分でしゃべっていて、アレっと思うことが時々あります。
結構、間違って使っていると思ったりしています。
そんな私でもTVを見ていてなんか変だなあと思うことが多々ありますねえ~~
なれた人なら、先輩とか親戚の目上とか、
なんとかすらすらと話せますが、
初めてのヒトには、やっぱり気を使いますよね。
確かめながら喋ったりして…。
おとなになっても難しいものです。
大丈夫だとおもっていたことが、実は違う…なんてことが
以前ありまして、うわっこれで60年きちゃったよ…なんて思いました。
相手もわかってないさ…なぁんて、とんでもないこと思いながら、
なんとか切り抜けていますが…。
最近のテレビレポーターなんてのは、それでもアナウンスの勉強したのかい…
なんて人がいますねぇ。
30代40代でも普通に「うちのお母さん(お父さん)」という人が多い今、どうなっていくんだろう?と感じます。
ビジネスの現場に出たら、今だとてしっかり矯正されると思うんですけど・・・
「子供の頃から親にしっかり教えて欲しかった!」と言っていた新入社員研修の子達を思い出しました。
なぁどと言いながら・・・・使う頻度が減った私も怪しい場面が多くなってきています。
「~あそばす」とまでは言わなくても「なさる」「おっしゃる」くらい使ったら?とか。
私、考え方古い!?
でも、ごちゃ混ぜにしてレポートしている人って結構いますもん。
私も特にあの「おとうさんおかあさん」が気になります。
私たちって、子供のころから「目上」ということを、
よく言われましたし、意識させられました。
喋れなくても、普通に話しちゃいけないんだから、と、
すごく苦労しても使うドリョクをしましたよね。
今はダレも何も言わないんですかねぇ。
自分の親に「くそばばぁ」という時代だしー?
皇室で仕事をしている人にあったとして、
「陛下はお健やかであらせられますか」と、
パッときけたら、すごいですけどね。
自分の親のことを「おかあさん」と言うようでは…です。