
父が歯医者に行くので、立ち寄りました。
「これは整理してくれ」と持ってきたものが写真のものです。
写真の横壇模様のもの、私がどこで手に入れたのだったか、幅の広い、まぁチロリアンテープ?
何色か持っていたのですが、飾りにしては幅が広すぎて使いどころがないからあげる…といったら、
母はカットして縫い合わせて、ポーチにしたわけです。
あらら、こうすりゃよかった…だったのですが、まああっちこっちから出てきます。
これなんかは、元々の「地」だけになって、柄糸は擦り切れて、もうありません。
底部分のグリーンが、元の柄でした。色ももっと鮮やかでした。よく使ったのでしょうねぇ。
そして中には…またまたポーチ…。
なんでも「いれもの」に入れないと気が済まないひとでしたから、
バッグの中にはいろんな大きさのポーチがはいっていて、よく整理されていました。
中身のこちらなんか、もうもう、言葉もありません。
化粧品店などでもらう「見本」のケース、きちんと使って洗って乾かし、別のものを入れて持ち歩く…。
これ、ラップに包んであるので、なんとなく汚く見えますが、
残り少なくなった口紅を取り出して詰め込んであります。
紅筆はもちろん、ちゃんと毛糸で編んだケースに入ってました。
さすがにクリームなどは変質していますので、これは捨てなきゃなりませんが、
写真には撮っておこうと思います。
さてこのほかに、母が大事にしていた白檀の扇子が出てきました。
藍染めの扇子袋にはいっていましたが、たぶんこれ50年以上経ってます。
そのためほとんど匂いがなくなっています。
鼻をくっつけるようにしてクンクン嗅ぐと、ようやくあぁこの匂い、そうそう…という感じ。
濡れ布巾でこすってみましたが、さすがに元に戻るところまで行きませんでした。
最近安く売られている白檀の扇子は、ほとんどが「匂いをつけたもの」です。
本物は数も少なく、柄の加工がそれほど繊細でないものでも、3万4万しますし、
細かい細工物は6枚とか8万します。
これもほんとにさみしい話ですが、あの「ウコンのふろしき」と同じで、
「○○の何々」というと、本物と偽物があっても、それで通してしまう…。
本当は「ウコン色に染めたふろしき」だったり「白檀の香りをつけた別の木の扇子」だったりするのに。
それがわかったうえで、本物は高いから防虫剤も入れて使う、とか、
匂いがなくなったらアロマオイルをつけて楽しむ…それならいいのですが。
質問サイトで「匂いがしなくなった。どうすれば匂いが復活するか」というのがありました。
当たり前のように「オイルを売ってますよ」が答え。
一人「濡れた布でこすって戻らなきゃ、元々が本物の白檀じゃない」…読んだ人はびっくりしたでしょう。
白檀は紫外線に当たると、香りが飛びます。でも表面だけなので、こするとまた匂うわけです。
白檀の扇子を桐の箱に入れて保管するのは、高いから…だけじゃなく、光を遮断し、
湿度を適度に保つためです。持ち歩くときも、面倒でも光の入らない素材の扇子袋に入れてください。
香木や置物などは、表面にやすりをかければ、また香ります。
知らないままオイルを付けて使うことも、何の問題もありませんが、
「それが白檀というものだ」とは、思ってほしくないですね。
シャネルやゲランの香水なら「本物」であることをきにするのでしょうから、
それと同じように「白檀」ってどういうものか…は知っておいてほしいものです。
こまごました母のもの、これもまた「思い切り」が必要です。
父が簡単に「もう全部擦り切れちゃって使えないだろ。それは捨てればいいよ」といったので、
「男と女のモノを捨てる基準は違うよ」と、思わずいいました。
少々擦り切れていても「私基準」で、残すものは決めます。
それにしてもおかぁちゃん…追い越せません、あなたのことは…。
出て来るわ 出て来るわ
小袋 中袋 大袋
あまり古い物は無かったのですが
未使用品の手作り袋も ざっくざく
(大判小判で無いのが残念)
バックの中には 必ず袋が1つ2つ入っていて
纏めましたら 段ボール2個分ありました。
母も同じ様な年代なので
似ているのでしょうかねぇ
くんくんと匂いを嗅いでいました。
あれは本物?偽物?
アロマオイルで匂いを付けるとは知りませんでした!
昔は今みたいに、しゃれたポーチだのケースだの、
なかったでしょうから、なんでも袋にしてとっておく、
それを使う…だったんでしょうね。
年代でしょうね。昔の人は、針もよく持ちましたから。
ちょっとのハギレもつないで、巾着やらポーチやらにして
我が家も山ほどあります。
私も母のこの扇子は、さわらしてももらえませんでした。
ほどよい香りであったころに、もらいたかったわぁぁぁ。
扇子用香水もあると聞いて、びっくりです。
なんだかなぁと思いました。
うちにも有ります!!50年とはいきませんが、30年ほど昔の物が。
当然匂いなんてしませんが、試しに濡れ布巾で拭いてみます。
本物だったらいいなぁ・・・
30年前くらいだと、本物のほうが多いのではないかなと。
父の話だと、もう拭いてもあまり匂わなくなってからは、
水に突っ込んでバシャバシャゴシゴシやってたよ…。
おかーさま、やりすぎ…。