
振袖といえば絵羽付…ですが、そうでなければならない…わけではありません。
無地でも、小紋でも構わないわけです。
小紋だと振袖の格は下がる?…原則、それはありません。
振袖で格がつくとすれば「紋」のあるなしと、振袖の長さです。
もうひとつは、格というより雰囲気、ですが、「小紋」と一口に言っても、その色柄は無限です。
先日の絵羽づけもあれば、ものすごく大柄もあれば、江戸小紋のようにごく細かいものもあれば…。
紬帯が合うようなカジュアルなものも、藍染めや紅型のようなエキゾチックなものも…。
つまり「振袖」にしたときに、普段っぽくなってしまうような柄では、振袖らしくなくなってしまうということです。
そのあたりは「眼力?」…でしょうか。
さて、私の眼力は…ネットでみつけたこの反物、これは振袖にしたら…と、つい落札。
「超」がいくつもつくほど、ものすごーく安かったのです。10000円でおつり来ました。
実はこういう色柄、小紋として着ると今の時代は「今日は何がメデタイの?」と言われてしまう感じ。
全体に渋好み、小紋も無地っぽい…そんな傾向の現代では、時代遅れと言われかねません。
まぁお好みではありますが。
もちろん、小紋、つまり普通の着尺分しかありませんから、長さは気にしなければなりません。
反物の長さは決まっているようできっちりではありません。
基本的には12.5メートルですが、13メートル以上あるものもあります。
振袖は4丈ものといわれ、16メートル以上が決まりです。
そこからいけば、当然「共八掛」はムリですし、背が高い方などは長くないと大振袖はムリです。
そのあたりは呉服屋さんと相談…になりますが、もし長さがOKなら、小紋振袖もいいものです。
大急ぎのピンワークできれいにできてませんが、まぁイメージだけでも…。
この反物を見たとき、自分ではなく(あったりまえ…)、友人の娘さんの振袖のことが思い浮かびました。
ご本人はまだ小さいですが、7歳で本裁ちにしておけば、お嫁入りには小紋で持って行けるし、
成人式の振袖に作っておけば、のちのち袖だけ詰めて着られますし…。
先日も出しましたが、以前呉服屋さんでみた小紋振袖。
小紋振袖、もう振袖なんぞ着られなくなってから「あたしもこんなのでもよかったなぁ」なんて
そんなことを思っています。
振袖は、今の時代2枚も3枚もいるものではありませんが、もし繰り回しを思うなら、
こんなのもいいんじゃないかなーと、考えています。誰か着ないかしらん。
柄は、十代に似合うかわいらしいもので、ちゃんとした振袖を作るまでは、それを礼装にも着るようです。
大人になってから写真で見て、こういうのほしかったなあと思いました…その年齢でないと着られないものなので、すごく残念でした。
小紋に直したりもするようですが、そう長くは着られないような柄なのかもしれません。
とんぼさんが選ばれた小紋はちょっと大人っぽい感じに見えますから、大人になって小紋に直したら長く着られそうですね。
着付け教室に行ってないとお聞きしているのに
ピンワークされるのも驚きです。スゴイ!
すごくステキな掘り出し物ですね!
小紋振り袖だって、気づかないほどです。
生まれたばっかりのマゴがいますが、
お宮参りの祝い着を七五三用にすることばっかり考えていましたが、
こういうことを考える楽しみもあったんですね!
いやぁ~、勉強になります。
反物をこういう目で見る楽しみができました☆
感謝です。m(_ _)m
小紋で振り袖・・・40年ほど前、初めて着物を作るとき150センチしか身長が無い私は 普通の小紋で小振り袖を作り 成人式、友達の結婚式と大活躍でした。
背があまり無いと大振り袖等は振り袖が歩いている様ですし 第一あまり好きでは有りませんでした
結婚して袖を短くして、つい先日その着物を羽織に仕立て直しました
20~60まで一枚の着物を着る事が出来るなんて 本当に着物って素晴らしい物ですね!!
大好きで自分で作った着物、お金がないのに月賦で買った着物 羽織にして本当に良かったです
とても素敵です。
しかし何より驚いたのはピンワーク。
ええっ、とんぼさんはこんなことまでできるのってびっくりしました。
凄い!!!!
小紋だと、共八掛にできても、表と裏の張り合いが
ぼやけることが多いです。
つまり、はっきりコントラストを付けるために、
八掛は一色のボカシになさったのでは?
羽織にしてもハデなら帯にするか、
やはり似合う年齢の方に…になりますかねぇ。
なんにしても、まだ使える、というのが着物ですね。
ぜひ、タンスから出してあげてください。
この反物を見つけたとき、もうひとつ、少し黒地の多い、
大人っぽいものがありました。
子供が着るには、少し柄がさびしいかと思って
こちらにしましたが、これは羽織にしたら、
今の私でも着ちゃいます。TPOは考えますが。
そういうところ、着物ってお得ですよね。
ピンワークは、ちゃんと習ってないので
不正確ですが、着物の感じをつかむには
一番いいですね。
ただ、長いまま使うので、ほんとあっちこっち
まとめて運んだり、回したり…大変ですー。
着物の楽しさって、ほんとにたくさんありますね。
お孫さんのためなら「えんやこら!」、
子供よりかわいいなんていいますし、
楽しみですね。