これといった写真がありませんで、古い一枚。結婚してまもなくですから30ぎりぎり手前。
よくある「秋名バラ柄のウール」…これに引っ張り着てスーパーいってましたっけ。これまだどっかにあったな。
確かカメラにフィルムが一枚残ってるからとかなんとかで、わざわざアパートの外まで出て撮られたもの。
うっすらの記憶ですが、冬場のことで風があって寒くて「はよ撮らんかいっ」と、ココロの中で言ってた覚えが…。
トリミングするのにピクセル大きくしたら、右手中指に何か見えるのでズームしてみたら「指貫」してました。
なんか手仕事してたんですね。だからジャマされて、よけいむくれてるんですわ。
主人はですねぇ…写真のセンスが全くないのです。たいがいアタマが切れたり足が切れたりするんですよ。
おまけに背景も周りも見ないで「そこ立って」ですから、背後霊みたいな影がはいってるし、
なにかよからぬものがまとわりついてるみたいでしょう?
わかってきてからは「ここで撮って」とリクエストし、必ず「全身入ってる?」と確認するようになりました。
おとといはたくさんのコメントありがとうございました。
いやぁコメント拝見してて、そうそう、とかそーなのよ、とか…あるんですねぇいろいろ。
で、やっぱり感じたのは「着物は特別視されてる」っていう実感ですね。
ただ、先日の記事は、よそさまのブログを拝読して…のことだったので「よく思われない」ということが中心でした。
でも「よく思われる」パターンももちろんあるわけですよね。
私も母と旅をして着物だと「あら親子で着物、いいわねぇ」とか(母は「姉妹」と言われたかったかも?)
単純に「着物はやっぱりいいねぇ」とか「イマドキ珍しい」と、笑顔で言ってくださる方もたくさんいました。
どちらであれ、結局「もう今はあまり見ないから」…なわけで、そのことが一番の問題なんですよね。
仲居さんに間違われた、水商売の人と思われた…こういう場合も、
その着物の色合いなどももちろんあったりするかもしれませんが、
実はその人がその職業をやっているように見えた、のではなく、
「仲居さんは着物」「水商売の人は着物」といいうような、先入観が定着してるってこともあるんですよね。
呉服屋さんで着物着てすわってたら、店員と間違えられた…ってことは何回もあります。
それと多いのが着物着て出て近所の人に会うと「何かあったの?」と聞かれること。
何かなきゃ着ちゃいかんのか…などと、思ったこともありましたが、
「留袖」「喪服」などなら着る目的は一目瞭然でも、そうでない場合は まず「何のために着ているのか」と
相手が思ってしまうことが、やはり寂しい現実なですよね。
京都に着物で行くと、あちらは珍しさも違いますから視線も違います。あまり気にされません。
あるとき骨董市で話しかけられて標準語で答えたら「あれっ京都の人じゃないの?」といわれました。
「京都で着物着てたら地元人」これも先入観ですよね。
これはもう相手に慣れていただくよりありません。そのためには着ることを続ける…なんですよね。
もうひとつの偏見は「着物は高い」ということ。確かに、洋服一着買うのと着物一枚買うのとでは、
0が一つ違うことなんて当たり前です。でも今はありがたいことにネットオークションがあり、
古着ショップがあり…好きな人は探して歩くし、安いものでもいいものはたくさんあります。
なにしろ着物と本は「(古着屋、古本屋に)売るもんじゃない」というくらい、一度人の手に渡ったものは二束三文。
だから古着、古本は、新しくても安いのですが、そういうことも着物を着ない人は知りませんしね。
また着物は大切に扱えば長く着られるし、繰り回しもできるし、親のもの身内のものも着られます。
長い目で見ればとてもエコで経済的なものですが、変わりに今の時代はメンテにお金がかかります。
それとても、着る人はそのへんはやりくりするわけで、それは上等の洋服はクリーニングに出すとか、
直しもプロに頼むとかと同じなのですが、どうも着物を着る、というとゼータクだと思われる…。
自分のうちで洗えちゃったりするものだってあるんですけどね。
ことほどさように「着物着てる人」は、とかく偏見をもたれますし、また着ない人だけでなく、
着る人側にも、中には「私着られるわよ、あなた着物くらい着られないの?」みたいな方がたまにいます。
着るのに構えて着なきゃならないとか、着ている人を見るのに「ナニよ気取って」なんて思うとか、
どっちも寂しいことですよね。
日本は元々着物で暮らしてきました。西洋文化が入ってきて「西洋の服」だから「洋服」と呼んだわけで、
元々は和なんだから「和服」、それだけの違い、どっちもただの「着るもの」なのです。
数が減ってしまった原因は戦争などいろいろですが、着なくなったのは、私の親の年代と私たちの年代…
その時は気がつかないものなのですよね。すんません…。
だからこそ、幸いにもネットが文字通りのつながりとなって「着物を着たい」という人が少しずつ増えている今、
着る人も着ない人も、構えないでと思います。私でわかることは伝えたいと思っていますから、
もっと気楽に、もっと楽しく、縛られないで縛らないで、楽しく着て、楽しく見ていただきたいものです。
それどころか隣の奥さんは(10歳くらい若い奥さん)は着物きていても絶対そこには触れません。
おはようございま~す、とかいつもふつー。内心はどうおもっているかわかりませんがいちいち今日はどちらへ・・?とか言われるよりいいですけど。たまにはなんか言ってくれ、は贅沢ですね。
割烹着、引っ張りで買い物に行って
いましたね。
着物を着て用事をしていたのに、今は
出掛ける直前に着て、帰ったらさっさと
脱ぐという状況です。
汚れるとか擦り切れるとか以前の問題で、
それだけ頻繁に着ていないんですね。
ご多分に漏れず、「洗い張り」検索でおじゃまします。
『へ~』とか『え”~』とか『そうそう』とか言いながら古い記事も読ませていただきました。
私はほとんどの旅行に着物で出かけます。
ツアーで沖縄に行ったときも添乗員さんに
「私の旗よりお客様が(私のこと)目印になりますね」
と言われました。
実際「あ~ここにいたのね~」や「食事の時間は?」などなど。。。
お伊勢参りをすると必ず外国の方にカメラを向けられます。
私は撮られてるのは知らなくて、主人や友人にあとから言われます。
決して晴れ着風の華やかなものではなく、紬や木綿でも同様です。
私はあらたまった席以外はなるべく洋服と方と並んだ時に
違和感?がないように溶け込む色目の着物を着るようにします。
ココア色だったり、モスグリーンだったり、グレーだったりで
小物にかわいい色を効かせたりします。
所謂地味系ですがそれでもやはり目立ちます。
これからも楽しい記事よろしくお願いします。
毎日楽しみにしています。
今回は「ひっぱり」。グーグル併用で読んで、勉強させてもらっています。
着物を着て少し嫌だな~と思うのは、
着物を着る人ばかりで集まった時に、
なんだか品評会みたいな空気が
それとなく背後にうっすら感じることです。
素敵~とかいいながら、袖をつまんで、微妙にもむ人もいました。
生地の厚みを確認したり、手触り確認したりしてたんだと思います。
着物着るという共通項だけで集まるより、
一緒に過ごして心から楽しい人と
TPOをわきまえた着物でおでかけしたいな~と以来思っています。
だから、私の生活スタイルからすると
訪問着じゃなく、小紋、紬、ウールが増えました。
写真のお着物姿、長襦袢と帯と前ツボがリンクしててとってもカワイイです~
私なんか、以前すんでいたところで、
近所のナマイキ盛りの小学生の女の子に、
「どうしたのよ、着物なんか着ちゃって」って
言われましたよ。
あげく「似合わないのぉ」って。
七五三しか着物着とらんアンタにいわれたかないわい、と思いつつ、
いいのよ、ウチの旦那さんがよく似合うって言ってくれたから。
アタシもおとなげないわー。
そうなんです、当たり前のように、ゲタつっかけて
買い物に行ってましたわ。
裾からげて掃除機もかけてたし…。
私たちのなかでさえ、時代はかわったんですねぇ。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
着物ってほんとに、着てるというだけで目立ちますが、
楽しいことも多いですよね。
私も外国人のかたに、写真取られたことはなんかいかあるんですが、
後ろ向いてといわれたときには「うしろかい」と…。はははです。
洋服だって目的や場所に合わせて気を使うんですから、
和も洋も仲良く着られたら、一番ですよね。
ひっぱり、おでんち、羽織下なんて、今は消えつつありますからねぇ。
着物ばかりの集まりには出たことがありませんが、
品評会では寂しいですね。
慣れてくれば触らずとも、モノが何かはわかるものですが、
気になるのですかねぇ。
向うも気にせずにいてくれる場所で、楽しみたいですね。
写真の襦袢はうそつきで、嫁入りの時に自分で縫ったものです。
このゲタ、お気に入りの後丸ゲタだったんですけれど、
昔のもので裏にゴムがついていなくて、あっというまに
磨り減って、傷だらけになりました。
おでんちは袖無しの羽織で、羽織下はおでんちみたいだけど、衿のない羽織の下に着るものであってますか?
ニューヨークは、すっかり秋で、袷でも着られそうな気候ですが
その分、冬が長く厳しいので、こういう防寒対策になる情報、参考になります。
もう少し正確にいいますと、おでんちは、
ようするに綿入れの「ちゃんちゃんこ」です。
袖なし羽織は、男の方が主にお召しになります。
羽織下はあってますよ。羽織下はハギレでもちょこっと作れます。
そのとき、本当は背中に真綿を入れると暖かいのですが、
今はなかなかでしょう。
かわりに背中だけキルティングの布を使ったり、
内側に、古いセーターなどの身頃をきりとったものを
留めつけたりすると、とてもあたたかいですよ。