へんな画像ですみませーん。ちょっとイタズラをばしてみました。
下の「シクラメンぎょ」は、えー本当の名前は知りません。
じつはCD立て、というか「CDばさみ」?真ん中で半分に分かれてて
間にCDを立ててはさむ・・というものです。
ハナのあたまに乗っているのはなぜかちっちゃな「アライグマ」。
とすると、この魚、実物はシャチなみに大きいってこと??
どこに生息してるんでしょーねー。
さて、お話しは「ぎょ」の方ではなく、シクラメンの方。
ジーサマが持ってきてくれました。
毎年バーサマの誕生日に、ジーサマは「シクラメン」を贈ります。
以前は大きな鉢で、毎年色も替え、花びらのフチがレースみたいなのとか、
かわったのも贈ってたんですが、最近はバーサマの足腰が弱って
手入れがたいへん、ということで、ここ数年は「ミニ・シクラメン」。
今年は私にもきました。小さいので片手で持てるし、いいですね。
ところでシクラメンのあの有名な歌・・♪真綿色した シクラメンほど・・って
歌ってますが、「真綿」って・・それほどキレイな色じゃありませんけどね、
なんてぇ情緒のないことは、言っちゃいけませんね。
シクラメンの和名は「かがり火ばな」。なるほどねぇ、うまいこと言います。
シクラメンの小さいのは「原種」に近いものだそうです。
日本に最初に入ってきたときは「飼料」用だったそうで、
あの大きなサトイモみたいな根を、飼料にしたんだとか。
で、その名も「ぶたまんじゅう」・・・わわわわ・・・そんな・・・。
でもホント・・。で、飼料ではなく「園芸品」として入ってきたときに
「かがり火花」とつけたようです。「ブタ饅頭ばな」じゃ売れないですよねぇ。
シクラメンもそうですが、だいたいにおいて「原種」というのは、
とても小さかったり、ジミだったりするものですね。
バラなんて「一重」ですもん。チューリップなんかは原種もかわいい、と
売られていますが、似ても似つかない感じのもありますね。
私のすきな花は「おだまき」これは和・洋どちらも好きです。
てっせんも好き、クレマチスですね。今年初めて知ったのですが、
花びら6枚のものが「てっせん」で、八枚のものは「風車」と言うんだそうです。
で、両方あわせて「クレマチス」。もう30年くらい前、
当時住んでいた家の庭に、オーソドツクスな紫のてっせんがありました。
ある日、散歩の途中らしいおじいさんが、庭掃除をしていた母に
「ミゴトなクレマチスですなぁ」と声をかけました。
母はしっかり「いいえ、これはてっせんです」と答えてました。
てっせんというのは文字通り「鉄線」ですが、本当に茎は鉄のように硬いですね。
花というのは「原種」から交配を重ねて「新種」を作るわけですが、
作りやすい花とつくりにくい花とがあります。
バラなんかは作りやすい花、だからうあんなにいろいろな種類ができるんですね。
私の好きな江戸時代、園芸は盛んに行われました。
今でいうところのガーデニングですね。主に「鉢物」が広まりました。
それも美しいもの・・から「珍しいもの」にかわっていって、
もてはやされるのは色や形が珍しいもの。葉が斑入りだとか、花が縮れているとか
矮性で大きくそだたないとか・・。好事家やお金持ちは、
競って高額のものを買いあさったので、お上から「高額での取引まかりならん」
と、お達しを出したそうですが、あまり効き目はなかったようです。
盆栽つくりも盛んに行われ、植木市もしょっちゅう開かれていたようですね。
鉢植えなら長屋暮らしでも育てられるので、長屋の路地にも鉢植えは
ならんでいたそうです。また、「盆栽や花作り」は禄の少ない武士の
重要な「内職」でもありました。玄人はだし、という人もたくさんいたようです。
以前、「伊勢ナデシコ」という「ナデシコの珍品」の写真を見たことがあります。
「伊勢」というだけあって、松坂の方のある下級武士が交配を重ねて
作り出した「珍品中の珍品」。正直なところ「珍品」というだけあって
パッと見たとき「わぁきれい!」・・という言葉はちょっとでません。
やっぱり「わぁ・・・ヘン」かなぁ。ナデシコというのは、押しなべて、
花びらの先がぎざぎざで、上から見ると五角形・・という感じですね。
それが、「伊勢ナデシコ」は花びらがビロビロと長いのです。
その花びらがギザギザしていて、なんか・・細く裂いた布のきれっぱしが
ぶら下がっているみたいです。阿藤 海さん風に「なんだかな~・・」と
言いたくなるような・・。まぁ色はピンクできれいでしたけど。
ところがこのビロビロが珍しい・・と、藩主の眼にとまり、
藩主はこれを時の帝に献上した・・。帝はいたくおきに召して、
これを宮中で育て「お留め花」にしたと言います。
「お留め・・・」というのは、宮中とか将軍家とか、そういった
えらい人しか「○○しちゃだめ」というもの。
たとえば、魚釣りしちゃいけない池は「お留め池」幕府しか樹を切っちゃ
いけないヤマは「お留め山」、宮中しか使っちゃいけない色は「お留め色」。
というわけで、伊勢なでしこは門外不出となり、長く宮中とその関係者の家しか
咲いてませんでした。このお手柄で、かの下級武士が身分高く取り立てられた・・
かどうかまでは、書いてありませんでした。
さて、ひとつクイズです。地球上で、無い花の色は?
「黒」・・ピンポーン、でももうひとつあります。「白」。
白い花、あるじゃなーい、と思うのですが、実は花の色というのは、
花びらの中の色素が、細胞の中の細かい水の分子に光が反射して見えるんですね。
で、白い花というのは、実は色素がないところに光が入って細胞の水の分子に
反射する。それで白く見えるんです。だからあれは「白い」んじゃなくて
本当は「透明」なんですね。
ふーーーん??? 首傾げ状態です。
”シクラメンのかおり”の歌が出た時に娘は
「嘘だ、子供だって疲れる」と騒いでいました。
そしてシクラメンが”ぶたまんじゅう”という寂しい名前だった事は知っていましたが、”かがり火花”という名前もあったのですね。
ちょっとほっとしました。
吾亦紅とか苧環草が好きです。
大大大好きなのは和菫です。
考えるだけでにやけてしまうくらい好きです。
でれでれです。
それにしても毎回言うようですが、多方面に渡り博学ですね~。
和菫の紫、独特ですね。別の色もあるそうですが、
実物見たことありません。ピンクなんかも
あるのかな?「すみれ」の語源は大工さんの
「墨いれ」の形からだそうですが、
あの花のうしろのところがまっすぐに伸びていて、
ぷっくり膨らんでる・・あのカッコが似てる。
んー似てるっちゃ似てますけど・・。
ところで、骨折のあとは大丈夫ですか?
五箇谷さんのところで読みました。
ちょっと寒くなってきましたからね。
大事にしてください。
体調 絶不調です。
でも、色々読んでいると楽しいです!!!