アサリ話題の延長記事。
お細工もの…と思ったのですがアサリはお雛様にはちと小さい…
まぁ豆雛のつもりで作れば、それはそれでできるのですが、ほかになんか遊べるものはないかしら。
頭の片隅にあったのは、いつかの「お手玉」の行先、施設のお年寄り…です。
指先を使いつつ、アタマも使う…ようなものはできないかと。
それで思いつきました「貝合わせ」、実際の貝合わせは、ハマグリを使い、数も膨大、
そして、表は磨いたそのままで内側に「歌や絵」が書いてあります。
裏返してばらばらに並べ、柄を目安に相方を探す…これはアサリほど色柄はなくても、
貝殻の段の付き具合とかわずかな色柄で探すわけです。
蛤に限りませんが、二枚貝はひとつひとつ形が微妙に違うので、
違うものは絶対ピタリと合わない…自分の相方のみと合うというところから、
結婚した相手といつまでも添い遂げる…という意味で、嫁入りの道具などにも入れられたわけです。
さて、このアサリをどう「貝合わせ」にするか…。
最初は、表を生地でくるんで…と思ったのですが、生地でくるんでしまうと、少し太る、ので、
ほんとに相方でなくとも、らしく合っちゃったりもします。
そこで、表はみんなバラバラの色柄で包んでみたらどうかなと…。
そして中側にペアで同じ色の生地を貼る…。ミニ神経衰弱ですね。
中側も、フタをする感じで貼り付けてればいいかなと。
これで全部裏返しに置いて、どれがペアか探し当てるというわけです。
本当はトランプのように、表側はみな同じ生地の方が、よりわからなくていいかもなのですが、
「あの柄の左とこの柄の右が同じ」…なんて覚えるのも、また刺激になるのではないかと。
とりあず一組作ってみることにしました。
まずアサリのカラですが、蛤よりはデリケートなので、二つに分けるときも力任せにやると割れたりします。
はい、一個割ってしまいました。
上の写真で赤い丸で囲んだところ、ペンチやキッチンバサミなどで、丁寧にとります。
またカラのフチがギザギザしているものもありますので、あまりでこぼこがひどいようなら、ヤスリを掛けます。
あとで綿でくるむので、そんなにツルツルにしなくても大丈夫です。
こんな生地を出してきました。ちょっとあればできるので、ほんとのハギレです。
アサリは大きさ比較です。
アサリより一回り大きく切ります。ギリギリより少し大きめの方がいいです。
まずカラを綿でくるみます。この綿は手芸綿でなくてもOK。これは化粧用コットン、薄くて大丈夫です。
生地の回りを細かくぐし縫いして、縫い縮めます。
縫い絞って止めますが、そのままだとあちこち出っ張っているので、
なんどか糸を交差してかけ、表から見てぶよぶよしているところがないように。
順序があと先になりましたが、カラを包む前に厚紙(これは便箋の一番下の台紙を使っています)に、
カラのカタチを写し、さらにそれを目安に少し小さめの「楕円形」の台紙をカットしておきます。
当てるとこんな感じですが、きっちりしていなくても大丈夫。ただ、表から見たときにはみ出ないように。
台紙は、そのまま生地に載せて一回り大きくカットし、カラと同じようにぐし縫いで縫い縮めます。
平らなので簡単にできます。
この台紙の裏側のフチに手芸用ボンドをぐるりと塗り、本体の中側につけます。
しっかりつけるために、手芸用ピンチで止めてあります。
もう片側のカラは、子供の着物からとりました。
表はまったく違う柄ですが、中側は同じです。
柄は表が別で、中が二つずつ同じ…だったらなんでもいいわけですが、モノが小さいので、
中になる生地は、無地や小紋など、はっきり「同じだ」とわかるものを使います。
これをたくさん作って、テーブルに表側を出して散らし、二個ずつ表替えして、
中の色柄が同じかどうかを競う…というわけです。
いかがなもんでしょうかねぇ…。
トランプやカルタは薄くて平らなので、お年寄りや小さい子など、指先がうまく使えない場合に、
めくりにくいということがありますが、これだと厚みがあるのでつまみやすいです。
はがきくらいのハギレがたくさんあるので、あるだけのアサリで作ってみようと思います。
さて…いつできますかねぇぇぇぇ。
奇麗な古布でくるんで並べたらきれいでしょうねえ~
端布が活かされますね。
しかし、かなり数がいりそうなので作るのも結構大変かな???
一個一個はすぐできるんですけれど、
欠けのないものや、できるだけ大きさもそろえて…
となると、毎日アサリの味噌汁になりそうです。
他人事ながら 溜息が出るほど
本当に 細かい作業をされて・・・
私などは考えただけで 気が遠くなる作業です。
お疲れになりません様に。
細かいというほどでもありませんよ。
面倒でもないし…ただ「数」いるのでねぇ…。
テレビ見ながらちょびちょびやっていきます。